パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

明けない夜はない(76)<「打ちてし止まん」の五輪強行反対行動(その24)

2021年09月10日 | 日の丸・君が代関連ニュース
<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
 パラリンピックが終わる2日前の9月3日(金)の日付で、8月5日に都教委包囲首都圏ネットワークで出した▲ 「前回の不誠実な回答に対する抗議とパラリンピックへの小中学生の動員中止の要請」に対する回答が届いた。
 回答はほとんどこれまでと変わらないものだったが、その中で「きわめて危険な『パラリンピック観戦」を中止してください」という要請に対する回答は次のようなものであった。
 <競技観戦は、子供たちにとって、世界最高峰の競技を直に感じることができる貴重な経験の機会であり、競技観戦を希望する学校にその機会を提供するものです。>
 これを読むと、いかにももっともらしいが、
 <競技観戦を希望する学校にその機会を提供するものです。>
 にはウソ・逃げ口上が述べてあると言わざるを得ない。

 なぜなら都教委は学習指導要領にもない「オリパラ教育」をこの間全校に年間35時間×6年間も強制し、「オリパラ観戦はその集大成」とまで述べ、「学校観戦」を全校に実質的に強制していたからである。
 それを<希望する学校にはその機会を提供するものです>などと、いかにも学校側が希望しているから提供すると述べている。これは黒を白というようなものだ。責任逃れも甚だしい。
 ところで、この問題について9月6日に▲ 八王子市議会で前田市議という方が、問いただした
 (以下根津さんの報告からです。全文は下に貼り付けます。)
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 「教育課程の編成権は学校にありますよね」と前田さんが確認すると「そうです」。
 学校連携観戦については「各学校の判断による」「各学校の希望を市教委は支援する」と、教育課程の編成権は学校にあるとの観点から答弁。
 前田さんは、市教委の言質をとったうえで、19年12月に学校連携観戦希望に関する、都教委から降ろされた調査で、校長たちが書いたことをいくつか読み上げました。「自由記述欄」に書いたものです。
 「市教委が全校全学年というから参加希望を出すが」と書いた校長をはじめ、回答を寄せたほとんどと言っていいほどの校長が、熱中症や公的交通機関利用による危険を心配しています。
 その記述を読み上げたうえで、前田さん、これでも各学校が学校連携観戦を希望していたというのか、実態は「各学校の判断」ではないではないかと迫りました。
 市教委は墓穴を掘り、学校連携観戦のまやかしが白日の下にさらけ出されました。
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 これが実態である。

 ところで、100以上の小中学校がある八王子で学校観戦に参加したのは3校で150人。(1校当たり50人)
 60以上の小中学校がある杉並区では45校で約2000人。(1校当たり44人)
 東京都全体では62自治体で学校観戦に参加したのは八王子・杉並・渋谷・新宿の4自治体だけ(6%)。
 それでも彼らは「やったやった」という。
 実質的には「オリパラ教育の集大成のオリパラ観戦」は多くの人々の反対に会い、大失敗に終わったのである。
 明日、9月9日(木)は都教委定例会が開かれるようだ。強行した教育長そして反対した教育委員らは何と言うのだろうか。
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  【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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  東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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 ▲ (根津さんからの報告です。( )で補足したところがあります。)
 (9月)6日(月)の(八王子)市議会一般質問で、(市議の)前田さんがオリパラ教育について取り上げてくれました。私は傍聴したので以下簡単に報告します。
 コロナ禍の中での学校連携観戦について八王子市教委は、ほとんどの自治体がキャンセルした中、「都教委の通知が来たら判断する」、要するに都教委の通知に従うという姿勢に終始し、パラについては3校150名弱の児童生徒が、市教委が借りたバスで往復し、観戦しました。
 この問題もさることながら、
 ①そもそも35時間×6年間の時数を使ったオリパラ教育が、国威発揚の目的をもって行われ、子どもたちの思想・良心の自由を侵害すること
 ②そのオリパラ教育をなぜ、誰(どこ)の判断で行ったのかについて質問・追及しました。
 ②の「なぜ」について学校教育部指導担当部長は、「都教委が行うから」「市教委としては、学校連携観戦を希望する学校の希望を保障するために動いた」と。
 「教育課程の編成権は学校にありますよね」と前田さんが確認すると「そうです」。学校連携観戦については「各学校の判断による」「各学校の希望を市教委は支援する」と、教育課程の編成権は学校にあるとの観点から答弁。
 この間、都教委に学校連携観戦をやめるよう申し入れて来た際に、都教委の担当者も、同じことを言ってきました。法令上、教育委員会は校長に「指導・助言・援助」はしてもいいが、「指示・命令」はしてはならないことになっています。学校の教育課程の編成権が校長(学校)にあることによるものです。
 前田さんは、市教委の言質をとったうえで、19年12月に学校連携観戦希望に関する、都教委から降ろされた調査で、校長たちが書いたことをいくつか読み上げました。「自由記述欄」に書いたものです。
 「市教委が全校全学年というから参加希望を出すが」と書いた校長をはじめ、回答を寄せたほとんどと言っていいほどの校長が、熱中症や公的交通機関利用による危険を心配しています。
 その記述を読み上げたうえで、前田さん、これでも各学校が学校連携観戦を希望していたというのか、実態は「各学校の判断」ではないではないかと迫りました。
 市教委は墓穴を掘り、学校連携観戦のまやかしが白日の下にさらけ出されました。前田さんの作戦勝ちでした。
 このとき、(自民党の右翼的な)鈴木玲央議員は2階席からヤジを飛ばし続けていました。この人がヤジを飛ばすのは、いい質問だったことの証明です。
 オリパラ教育自体が憲法19条違反であることについて、及び、都からの通知に対して教育委員による検討がなされてしかるべきという点については、時間の関係で指摘にとどまりました。
 都教委への忖度度首位を保持する八王子市教委に対して、その都度、私たち市民が声を挙げ、また、議員とタッグを組んでいくことが大事と思います。
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