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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

《累積加重処分取消裁判を支援する会ニュース(第120号)》

2012年10月11日 | 日の丸・君が代関連ニュース
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 「日の丸・君が代」累積加重処分取消裁判 控訴人・被控訴人 近藤順一
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 ■ 高裁第1回口頭弁論(10/9)報告 傍聴に感謝申し上げます
 ■ 以後、ガチンコ審理か!?
 高裁第10民事部(園尾裁判長)は、以下の内容で口頭弁論を行った。

 1,「控訴理由書」等の文書陳述:第1審原告・被告双方が原判決を不服として控訴した。都側からは証拠として、「事情聴取・記録」「服務事故再発防止研修・受講報告書」が提出された。
 2,証人申請:第1審原告側から「副校長二人」「本人」の証人申請があった。
 3,本人口頭陳述:主に、教育の自由に関わる憲法判断と事実審理について述べた。
 裁判長は、都側に対して「反論するか。」と問い、都側は「反論する。」と応じた。その後、休憩し裁判官は協議を経て再開した。継続審理を言い渡し双方に証人尋問の必要性等を提出するよう言い渡し、次回口頭弁論11/20(火)10:30~825号を確認した。
 都側は、“地裁判決の減給・停職の取消”の取消に執念を燃やしている。
 こちらが副校長などの証人尋問を要求しているのは、具体的にどのように教育への介入・支配が行われ教育の自由(学習の自由・教授の自由)が侵害されたのかを明らかにするためである。
 最高裁は、ペーパーの上で判断し「10・23通達」・職務命令の必要性、合理性から「敬意の表明」による思想良心の間接制約を是認した。
 ならば、実際に卒業式の現場で、都教委の意を受け強制する側である校長・副校長と強制される教職員との間で何が生起したのかを、裁判官に示さなければならない。次回にはぜひとも証人採用を勝ち取りたい。
 即日結審の恐れもありましたが、多くの方の傍聴により、継続審理となりました。今後ともよろしくお願いします。
 ~最近の情況を見て思うこと~
 その昔「自存自衛」「アジア解放」が叫ばれ、今日では「国益」「国際貢献」が自明の国民的目標とされています。アジア各地で蛮行をはたらいた帝国日本軍兵士も生まれた時から「鬼」だったわけではありません。偏狭な民族主義や排外主義に絡め取られないために自由な発想を鍛え上げる必要があると思います。それも教育の一つの意義かもしれません。
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今後の予定 報道
*河原井・根津処分取消訴訟 地裁口頭弁論 10/15 15:00 第527号
*「授業してたら処分」事件 地裁弁論 10/18 10:30 第527号
*米山処分取消・不採用取消裁判 高裁判決 10/18 13:30 第822号
*田畑裁判3次訴訟 地裁 10/24 11:30 530号
*東京小中「君が代」裁判 高裁判決 10/25 13:15 第424号
*東京「君が代」裁判2次訴訟 高裁判決10/31 14:00 101号
*河原井損害賠償差し戻し審 高裁判決 11/7 14:00 812号
*累積加重処分取消裁判 高裁第2回口頭弁論 11/20 10:30 825号
*土肥裁判 高裁 口頭弁論 12/6 14:30 第511号
*東京「君が代」裁判3次訴訟地裁口頭弁論 1/11 15:00 第527号
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  「近藤順一文庫」
  http://www.geocities.jp/santama_renrakukai/kondoh/index.html
  http://www.geocities.jp/santama_renrakukai/kondoh/volume16/index.html
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