《女性差別撤廃条約の選択議定書》
★ NGOが今国会での批准を要望
同一価値労働同一賃金など職場での男女平等実現を目指すワーキング・ウィメンズ・ネットワーク(WWN)が三日、女性差別撤廃条約(CEDAW)の選択議定書の早期批准などを求め、衆議院第一議員会館で意見交換会を開催。
国会からは福島みずほ男女共同参画担当大臣、西村智奈美外務大臣政務官、高井美穂文部科学大臣政務官のほか、神本みえ子、郡和子、藤田一枝、吉川沙織の各議員(すべて民主)が出席した。
福島大臣は「選択議定書が批准されれば裁判所の判断も進む。担当大臣なので特にCEDAWの選択議定書の批准に力を尽くしたい。女性差別をなくすんだという国家意思が必要」などと話した。
協力してやりましょう、と水を向けられた西村政務官は、「これまで時速20㎞のスピードでやってきたので、50㎞くらいに上げる。方向性は変わらないのでスピードについては見守っていてほしい。関係省庁がうんと言わないと外務省だけで走るわけにはいかない」と理解を求めた。
神本議員は「西村さんは時速20㎞を50㎞にすると言ったが、50㎞を200㎞にするには『西村頑張れ』ではダメ。みなさんにガソリンを入れていただきたい」などと協力を求めた。
一月二九日に発表された「子ども・子育てビジョン」には「同一価値労働同一賃金」の文言が入った。これについてWWNの越堂静子代表が「ありがたいと思っている」と言うと、厚労委員会所属の藤田議員は「厚労省のものすごい反発があってカギ括弧つきになり、『均等待遇』も『均等・均衡待遇』になった。でも文言が入ることが大切だと思った」と議論内容を披露。
政権交代しても「意見を変えるためにはまだ多くの壁がある」(藤田議員)ことに苦慮する様子がうかがえた。(宮本有紀・編集部)
『週刊金曜日』(2010.2.12 786号【金曜アンテナ】)
http://www.kinyobi.co.jp/backnum/antenna/antenna_kiji.php?no=989
★ NGOが今国会での批准を要望
同一価値労働同一賃金など職場での男女平等実現を目指すワーキング・ウィメンズ・ネットワーク(WWN)が三日、女性差別撤廃条約(CEDAW)の選択議定書の早期批准などを求め、衆議院第一議員会館で意見交換会を開催。
国会からは福島みずほ男女共同参画担当大臣、西村智奈美外務大臣政務官、高井美穂文部科学大臣政務官のほか、神本みえ子、郡和子、藤田一枝、吉川沙織の各議員(すべて民主)が出席した。
福島大臣は「選択議定書が批准されれば裁判所の判断も進む。担当大臣なので特にCEDAWの選択議定書の批准に力を尽くしたい。女性差別をなくすんだという国家意思が必要」などと話した。
協力してやりましょう、と水を向けられた西村政務官は、「これまで時速20㎞のスピードでやってきたので、50㎞くらいに上げる。方向性は変わらないのでスピードについては見守っていてほしい。関係省庁がうんと言わないと外務省だけで走るわけにはいかない」と理解を求めた。
神本議員は「西村さんは時速20㎞を50㎞にすると言ったが、50㎞を200㎞にするには『西村頑張れ』ではダメ。みなさんにガソリンを入れていただきたい」などと協力を求めた。
一月二九日に発表された「子ども・子育てビジョン」には「同一価値労働同一賃金」の文言が入った。これについてWWNの越堂静子代表が「ありがたいと思っている」と言うと、厚労委員会所属の藤田議員は「厚労省のものすごい反発があってカギ括弧つきになり、『均等待遇』も『均等・均衡待遇』になった。でも文言が入ることが大切だと思った」と議論内容を披露。
政権交代しても「意見を変えるためにはまだ多くの壁がある」(藤田議員)ことに苦慮する様子がうかがえた。(宮本有紀・編集部)
『週刊金曜日』(2010.2.12 786号【金曜アンテナ】)
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