パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

千代田区教委への抗議文

2005年09月19日 | 増田の部屋
酒井寛昭指導課長 殿

九段中の増田都子先生の件です。
「歴史偽造」という「私信」の言葉だけで、半年以上の研修ですか。
研修して、何を改善しようというのですか。

増田先生の「紙上討論」の優れた実践は、他の社会科教員に学んで欲しいほどのものです。
(私も社会科の教員で、「紙上討論」資料を見せていただき、大変触発されました。)

生徒の前で「不適切な文言」を訂正するだけで済むことではないですか。
よもや、古賀都議の言う如く「日本は侵略などしなかった」との「歴史認識」に達するまで、研修を続けると言うことではないでしょうね。
それでは、転向・思想改造・洗脳ですよ。
転向するまで研修を強いて、洗脳されなければクビですか。
あまりに酷い、理不尽、無茶苦茶ですよ。こんなことが許されるのでしょうか。

まして、「過去の侵略戦争」というのは、日本政府の公式見解なのですから。
(1995村山首相談話、2005小泉首相談話)
全く理由のない長期研修で、「イヤガラセ」としか言いようがないではないですか。

あなたは、千代田区の、日本の、教育をどうしたいのですか。
増田先生の授業で「国際社会に生きる民主的,平和的な国家・社会の形成者として必要な公民的資質の基礎を養」った生徒たちを、従順な家畜に変えてしまいたいのですか。

お上都教委が現憲法や教育基本法をないがしろにする暴走をしているとするなら、
生徒や教員の人権を守り、明るく生き生きと勉強できるようにするために、区の立場から意見を上げたり行動したりするのが、教育行政の勤めではありませんか。
それを、自己の保身か出世志向か知りませんが、お上の命令には一言一句逆らえないと、絵に描いたような上意下達で、一人の優秀な教師を追いつめ抹殺しようとしている。
教育に携わる者として、恥を知りなさい。

ただちに、追加「研修発令」を撤回して、増田先生にやりかけの「紙上討論」という素晴らしい授業実践を続行させるべきです。主体的に学び考えようとしている子どもたちのためにも。


教育への政治の介入を憂える一教員

酒井寛昭・千代田区教育委員会教育指導課長  電話5211-4286
若林尚夫・千代田区教育長
http://kyoiku.city.chiyoda.tokyo.jp
〒102-8688 千代田区九段南1-6-11
千代田区広聴FAX 3264-1287  
区政へのメール https://www.city.chiyoda.tokyo.jp/mail/form.htm
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