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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

入学式での不起立者に処分をするな

2013年04月11日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ● 入学式での「君が代」不起立処分を食い止めるために
   都教委に「処分するな」と声を上げてください


  根津公子です。
 今日はTさんが働くI特別支援学校も、Tさんと私が働いていたあきる野学園も入学式でした。
 TさんがいくつかのMLに今日、「君が代」斉唱時に不起立をしたことを流しました。
 ■春らしい晴天が続いていますが、皆様お元気でしょうか。
  本日(4月9日)、I特別支援学校で入学式があり、「君が代」斉唱時に私が不起立をしていたところを、副校長により「現認」されました。
  東京都教育委員会は、処分を出すべく、早ければ明日から手続きを進めるでしょう。
  皆様、ぜひとも、都教委に対し、不起立者を処分するな、との声をお届けください。
                               T■

 半月前の卒業式で、都教委はTさんには減給1月処分を発しました。
 昨年1月に出された最高裁判決は、「職務命令は…19条違反とはならない」としましたが、その一方で、原則「戒告を超える重い処分は違法」と判示し、都教委が行ってきたそれまでの累積加重処分を行き過ぎた処分として断罪したのでした。都教委はそれに従い、昨年の処分はすべてを戒告としました。
 ところが今年の卒業式処分では、都教委はその最高裁判決を反故にして、連続4回不起立処分とされた(=不起立はその前からしていた)Tさんに対し、最高裁判決が原則違法とした減給処分を発令したのです。
 「最高裁判決を踏まえて判断した。戒告では秩序の維持が困難」(朝日新聞)と都教委は言ったとのことです。
 経済的・身分的なひどい不利益を受けてもなお、間違った都教委の指示には従わないという教員の存在が、都教委にとっては脅威であり、そこを潰すために、最高裁判決が言う「学校の規律や秩序の保持」を曲解、援用して減給処分をしたのです。
 Tさんには戒告処分では脅しにならないから、重い処分を科して不起立をさせない。それをもって「都教委の秩序を維持」するとしたのです。
 そして、今日の不起立を校長が現認した、ということは、処分に向けてことを進めています。
 まだ44歳のTさんに対し、次はどんな処分をもってくるのか、とても気がかりです。
 都教委は、Tさんを潰そうと必死です。
 ですから、私たちはTさんに(重い)処分を出させないよう、力を出し合いましょう。
 どうぞ皆さま、
 Tさんに対する卒業式での減給1月処分に抗議をしたうえで、入学式での処分をするな! と都教委に声を上げてください。
 「君が代」不起立処分は、不起立した教員だけの問題ではありません。
 これを許してしまうと、東京の学校はさらに都教委のやりたい放題になり、被害は子どもたちに直接及びます
 そしてそれは全国に広がります。

 朝鮮学校への防犯ブザー貸与中止を決めた東京・町田市教委が、大勢の人の抗議によって、中止を撤回しました。
 権力を持つ者は、人々の声を気にするものです。
 Tさんへの処分についても大勢の人の声で、処分をやめさせましょう。
 「戒告を超える重い処分」を止めさせましょう。

 できれば、周りの方にも広めてください。

 ●都教委への抗議、要請は
  東京都教育庁(=東京都教育委員会)〒163-8001東京都新宿区西新宿2-8-1
  総務部教育情報課(都民の声を聞く担当) FAX 03-5388-1726
  人事部職員課服務係(処分を発令する担当):電話 03-5320-6792
  メールは、「東京都教育委員会ホームページ」に行き、「メニュー」→「各部課メールアドレス」から送ります。

 長くなりますが、以下は、あきる野学園の入学式式でのチラシまきの報告です。
 私は定年退職となったあきる野学園の校門前で、私が3年前に担当した生徒たちの入学をお祝いし、また、都教委の進める教育行政を保護者に知ってもらおうと、チラシを持って校門前に行きました。
 7時5分、校門前に行くと14分には校長と副校長が、「ビラを配布しないでください。敷地にも入らないでください」と言いにやってきた。この人たちにかかわってもなんの意味もないので、昨年の途中から私は無視を決めている。目を合わせない。言葉を交わさない。
 この二言を声に発すると、二人は戻って行った。
 福生警察の人は今日も来ていた。都教委は来たか否か、わからなかった。
 数えたわけではないが、3年目でもう半数の職員が入れ替わっているようだった。

 卒業式の日の式後は生徒や保護者に「おめでとう」を言うことで盛り上がり、式当日の都教委等の動きはつかんでいなかったが、今朝、何人かの元同僚が2つのことを伝えてくれた。
 ①式前日の18日の職員打ち合わせで、校長は「明日、根津はチラシを配るだろうけれど、そのチラシを受け取るな」と職員に向けて言った。
 それに対し、時間がない中なのに、抗議が出た。一人が抗議した、ということは当日聞いていたけれど、一人ではなかったようだ。抗議した人に対して、周りから「よく言ってくれた」という声がいくつも上がったという。
 式当日の19日の朝の打ち合わせで、校長は「あれは失言だった」と言った。
 18日の発言は校長の発言は独断でではなく、都教委から指示されてのことだろう。職場でそう見る人が何人もいた。私もそう思う。
 ②卒業式の間じゅう、都教委から派遣された人たちは、保健室のカーテンの裏でずっと、見張りをしていた。式終了後、都教委の人たちがぞろぞろ保健室から出てくるのを見た。
 保健室は1回の玄関横に位置し、玄関に回らなくとも、そのまま外に出られるつくりになっている。ここで私を監視、観察していて、ことあれば飛び出してくるつもりであったのだろうか。監視・観察だけであれば、2階の部屋の方が見渡せたであろうから。
 行き過ぎた都教委、校長の対応にかなりの職員が怒り、あきれ果てている。

 「週刊金曜日」3月22日号で私とTさんの写真を見たという、通りかかった女性が「根津さんですよね」と声をかけてくださった。
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