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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

☆ 瓢箪通信「死刑についての雑感」

2024年12月19日 | 暴走する都教委と闘う仲間たち

 ひょうたん島研究会・TT(高木@千葉高退教)です。
 すべての友人の皆さんへ。
 以下の雑文を書いたので紹介します。

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☆ 死刑についての雑感
T.T.0661(ひょうたん島研究会)
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 今日12/17(火)の朝日「オピニオン面」の「耕論」欄が、「冤罪と死刑制度」という特集を組んでいる。「面白かった」というか、「ショックを受けた」というかーーなので、若干のコメントを付けて紹介する。

 この「耕論」欄、あるテーマについて、3人の「識者」の見解を紹介するーーというのが、通常のスタイルである。今日の「死刑」ついていえば、「反対派」が1人、「維持派」が1人、「茶化す」のが1人。

 今回の「反対派」は「冤罪を晴らすために活動する民間団体」事務局長の笹倉香奈(かな)さんで、言ってることはまともだと、少なくともぼくは思う。
 「茶化している」のは「兼業作家」の森巣博さんで、紹介されている冒頭の次の発言に、ぼくは全面的に同意する。

「私は死刑という刑罰に強く反対します。死刑は、国民の名で行われる国家による殺人だからです。」

 ここまでは、そんなに常識的でないぼくも常識的に判断できることなので、そんなに困ることはない。
 問題は最後の一人、「死刑維持派」の高橋正人(まさと)さんという方の、種々の発言である。
 朝日の紹介では「犯罪被害者支援弁護士フォーラム」事務局長とか、共著に「死刑賛成弁護士」とあるので、赤提灯でクダを巻いてるオッチャンと同列視はできないので、批判させてもらう。

┌───────────────────────────────┐
│ 袴田さんの再審無罪が確定しました。冤罪が起こるたびに、執行されると│
│取り返しがつかないことになるから死刑制度を廃止すべきだという議論が起│
│きるのですが、論理のすり替えではないでしょうか。               │
│ 毎年多くの人が自動車事故で亡くなっていますが、自動車の廃止を訴える│
│人はいません。世論調査を見ても国民の多くは、死刑制度を支持しています。│
冤罪を防ぐための努力をすることこそが大切です。                │
└───────────────────────────────┘

 ぼく、基本的に「自由主義者」なので、それぞれの個人がどういう考えを持とうが自由だと思ってますーーが、それでも、それぞれの考えには、それなりの「思想性」も必要だと思っています。
 「天に唾する」という言葉もあります。
 上で紹介した「論理のすり替えではないでしょうか」という言葉、そのまま、高橋さんにお返ししたいと思います。
 言葉がキツクなっていたら、ゴメンナサイ。

(24/12/17夜)

 


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