再発防止研修取り消し請求訴訟・傍聴者の声

「被処分者の会」星野です
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　「服務事故再発防止研修処分取消等請求裁判」第１３回口頭弁論　傍聴者の声
　【2006・10・25】

*　「研修発令・研修受講」を受けての精神的苦痛
「最後に弁護士さんが、『９．２１判決』に対する、石原知事や古賀都議の司法判決への悪罵をしっかり指摘し、そういう立場での再発防止研修であることを裁判官に念押しした申し立ては、よく言ってくれたという思いで聞いていた。裁判官の心に響いてほしい。
　報告集会での加藤弁護士さん達の『９・２１判決』、それに続いた北海道教祖の『人事委員会審理』での勝訴の意義の重要性の指摘は大切だった。支援の意義を改めて完成した。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｋ（元都高教副委員長）

*「傍聴の日にいただく『傍聴ハンドブック』はコンパクトな中に、ポイントをまとめた内容で大いに助かります。今回も『今日は法廷で何をやるの？』と『この裁判の経過と内容』は、第１回～第１２回口頭弁論を簡潔に記述していただきありがたく思います。多忙かつ原告当事者である心労を思うと頭が下がります」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｓ（元都立高校教員）

*「今迄ずっと気になっていながら、支援できず申し訳なく思っています。時間をこんなに短く制限されるとは意外でした。裁判の場だからもっと詳しくやり取りできるものと思っていた。『書面』を読むのと、直接話しを聞くのでは理解の仕方が違うはずだから、もっと充分時間をとってほしい。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｏ（教科書東京ネット）

*＜ヒゲメモ＞
　今裁判の問題点の確認をしておきます。「服務事故再発防止」は、２００１年度より制度化され、本来「セクハラ・飲酒運転・体罰」などの問題行動の処分者に対しての研修である。
　①処分に対して不服審査服請求で係争中にもかかわらず、処分が正当との前提に立っての「研修」の強行。
　②「国歌斉唱不起立」は個人の思想信条にかかわるもので、「反省」を迫る「研修」は、憲法１９条「思想良心の自由」、２０条「信教の自由」の侵害。
　③「命令研修」で、受講しないと「職務命令違反」とされ再処分。日時指定し、変更・調整を許さず、教員の教育活動を停止させ、生徒の「教育を受ける権利」侵害等。
　本日の法廷は３名の弁護士から、本件訴訟の主張の整理、「研修発令」・「研修受講」を受けての損害論、追加提出書証について、２５分間の短時間でした。
　「９・２１難波判決」を多くの人に広げ知っていただく事も、今大切です。
　次回は結審を迎えます。３月１５日（木）１１時、広い１０３号法廷です。傍聴をよろしく。
　（傍聴者４４人満席　原告・代理人１２人　心から感謝します。　被処分者の会　星野）