アベを倒そう！（281）＜大阪からの報告＞

＜転送歓迎＞（重複ご容赦）・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ＭＬ」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
　▲ 大阪の松田さんから以下のような報告が来ていますので、紹介します。この中では、
　　①音楽教科書に「君が代」がどのように書かれているか、
　　②最近のビラまき活動の報告
　が述べられています。（①、②は私がつけました）

　①にある「君が代」の解釈
　・日本の繁栄と平和が末永く続くことを祈った歌です」
　・「日本がいつまでも平和で栄えるようにとの願いが込められています」
　などは、松田さんも述べているように、戦後日本における最大のデマゴギーの一つであると思います。
　②では、生徒たちとのやり取りや学校の対応が面白いです。

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　①
　松田です。
　採択対象の道徳の教科書を見に行った時、いっしょに、現在使用されている音楽の教科書を見てきました。
　今後、教科書の「君が代」記述を問題にすることで、「君が代」強制を打ち破る取り組みを広げられないかと思っていますので、少し報告します。
　教育芸術社と教育出版の２社だけでしたが、「君が代」の説明は以下のようでした。
　（添付は、楽譜を抜き編集したもの：割愛させてもらいます・渡部）

　※教育芸術社の中学校音楽教科書の記述

『国歌「君が代」は、さざれ石（細かな石）が集まって巌（大きな岩）となり、
それが、苔で覆われてしまうほどのとても長い年月にたとえて、
日本の繁栄と平和が末永く続くことを祈った歌です。』

　※教育出版の中学校音楽教科書の記述

『歌詞の大意
細石が集まりやがて大きな岩となり
その上を苔が一面に覆うほどの永きにわたり
日本の平和と繁栄が末永く続くことを願う

「君が代」は、日本の国歌です。
日本がいつまでも平和で栄えるようにとの願いが込められています。
誇りをもって歌いましょう。

世界の人々も自分の國や地域の平和や発展を願い、誇りを持っています。
互いにそのような気持ちを尊重し合うことが大切です。』
（写真に「さざれ石」）

　この２つの教科書のどちらの説明も嘘です。
　この説明を一方的に押し付けらている児童・生徒（保護者・市民）は、次の説明を、先生（学校・教育委員会・文科省・教科書会社）に求めることができると思います。
　「日本の繁栄と平和が末永く続くことを祈った歌です」（教育芸術社）…
　なぜ、日本の繁栄と平和が末永く続くことを祈った歌と言えるのですか。
　いつから、日本の繁栄と平和が末永く続くことを祈った歌になったのですか。

　「日本がいつまでも平和で栄えるようにとの願いが込められています」（教育出版）…
　いつ、だれが、日本がいつまでも平和で栄えるようにとの願いが込めたのですか。
　政府が隠しているのは、「君が代」を「日本」とする根拠です。
　「君」は天皇であるが、天皇の憲法上の位置づけが象徴に変わり、「代」には「国」の意味もあるので、「君が代」は、「象徴天皇の国」＝「日本」と考えられると、１９９９年の国旗国歌法制定時に、政府が示したということにすぎません。
　２つの教科書の説明は嘘で、もし、この表現を入れるとすれば、せいぜい「日本の繁栄と平和が末永く続きますようにという願いを込めて歌おうと日本政府は呼びかけています」という表現になります。
　そして、何より、国歌的扱いをするようになった明治時代以降、古歌であった「君が代」に、「天皇陛下の（お治めになる）御代」との意味付けをして、教育勅語奉読柱とするすべての学校の３大節（昭和になると４大節、紀元節、天長節、一月一日、明治節）の学校儀式で歌わせて、天皇のために命を捧げる教育の重要な柱としたことを説明すべきです。
　私たちは、『「君が代」って何？』というビラ（添付）を中学生に配布する活動をしています。
　大阪市の学校は、「３回の不起立でクビ」という国旗国歌条例・職員基本条例の下、教員のピアノ生伴奏での大きな声での「君が代」斉唱が徹底されています。
　「君が代」をよく思っていない子どもたちはつらい立場に置かれます。
　本来、「思想・良心の自由」の問題である「君が代」斉唱をすべての子どもたちに強制する手法が、歴史の隠蔽、歪曲です。
　歌詞の理解をきっかけに、「君が代」の歴史をみんなの前に明らかにすることで、強制の現実に風穴を開けられないかと思っています。
　※参考「資料：卒業式・入学式の国旗・国歌について」
https://democracyforteachers.files.wordpress.com/2015/08/handout01.pdf
　②
　以下、▲ 最近のビラまき活動の報告（Ｄ－ＴａＣ内部メールから）です。
　Ｍです。
　６月２７日（火）１０：３０からのＳ中学ビラ配布報告です。
　参加はＮ・Ｙ・Ｍの３人です。校長申し入れは後述とし、結果から申しますと３００枚完配でした。
　お疲れ様でした。
　終わった後もパラパラと生徒が出てきていたので、次回以降のビラの準備に、テストなどによる一斉下校や生徒の数にも考慮が必要だと思いました。
　３分の１ほど配り終えたところでＹさんが次の用事に向かわれました。
　Ｎさんがものすごい勢いで配って下さり、私はその後方で声掛けに重点を置きました。
　「『君が代』の君は天皇だよ」と伝えると「ええっ！！」と驚いていた子が３人ほどいました。
　過剰に驚いていたということは、そうとは知らずに歌わされていたという事です。

　３人組の女生徒の１人は「じゃあ、これからは歌わずに黙って立っとく。」と冗談っぽく言っていましたが、「そういう権利も認められているよ」と伝えた。
　また少し話せた男子生徒には「じゃ、なんで卒業式で天皇陛下の歌を歌うのかな？」と質問したところ「昔の天皇には偉い人が多かったから」との答えが返ってきました。
　「でも大戦中や戦前は軍国主義の象徴として天皇も『君が代』も利用されたよ、（天皇は積極的に協力）私たちはそのこと知らせる運動をしてるんだよ」と伝えた。
　次回「校長申し入れ」につづく。

　Ｔです。
　６／２９木、Ｆ中の報告。
　ＴとＫさんの二人。
　学校訪問は、校長は不在とのことで、教頭が門まででてきて、門の外で立ち話。
　一見、すごく若そうでとてもにこやかに応対。
　今までの学校はほぼどこも、硬い表情だったり一応聞いておくという対応が多かったが、私が行った中では一番くらいによく聞いて、理解できますという言葉も。
　それに驚いた返答に、君が代の歌をいやだと思う生徒もいるかもしれないので、いやな生徒はそう伝えてほしいと事前に告知している。
　（詳しいやり方まではつっこんで　聞かなかったが。）
　それが今でもされているなら、すごい希少な学校だ。
　この教頭は、現場から教頭になったそうで、
　Ｆ中は十年近く？以上？いると言われてた。

　生徒は３：３０～４：００すぎまでと、５：００～６：００すぎの２回配りました。
　クラスは５・６・７クラスとかなり大きい学校でした。
　少し声かけた子も「君」は誰か知らない　という返事でした。
　いいです。と受け取らない子もけっこういて、８割弱の受け取りかな？
　２人でジャスト２００枚でした。
　部活帰りの子は、少なく６時過ぎてもまだまだ部活続いているようで、６時過ぎに切り上げました。先生も生徒も遅くまで大変や。
　７月１３日のＤ－ＴａＣ３年目ステップ集会を成功させ、ビラまき活動に参加してもらえる人をふやしていきたいと思います。
https://democracyforteachers.wordpress.com/category/d-tac%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E5%91%BC%E3%81%B3%E3%81%8B%E3%81%91/
　７月２３日全国交流集会とともに、
　「７．３０ＺＥＮＫＯ in 東京」教育分科会でも、
　Ｄ－ＴａＣビラまき行動の報告をしたいと思います。
http://www.zenko-peace.com/2017zenko
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　『オリンピック教育批判ビラ（第五弾）』ができ上がりました。
　今週からビラまきが始まります。
　安倍が秋に改憲案を出すということでしたので、急遽夏休み前にということで今回のビラを作りました。
　ですから都議選についての評論などは載せることができませんでした。
　都議選とその後の動きを踏まえたビラは夏休み後に出したいと思います。

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☆ 全国から集う！全国で闘う！ ☆
～　洗脳「教育」はゴメンだ！　～
『第７回「日の丸・君が代」問題等全国学習交流集会』

　＜日時＞　２０１７年７月２３日（日）
　　　　　　１０：００から１６：３０　その後、デモ行進
　＜場所＞　日比谷図書文化館地下ホール（日比谷野音となり）
　　（２４日（月）は午前中文科省交渉を計画中）
　≪記念講演≫高嶋伸欣さん（琉球大学名誉教授）
　東京・大阪をはじめ全国からの報告もあります。

　＜主催＞上記集会名の実行委員会
　＜資料代＞　５００円
　＜連絡先＞０９０－７０１５－３３４４（永井）

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　　【僕、国歌歌わないもん】（石原慎太郎）
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　　東京五輪に　【国旗も国歌も必要ない】（ビートたけし）
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　　対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう！
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「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
　http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
　http://hinokimi.web.fc2.com/