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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

都立高校保護者のつぶやき 卒業式特集(1)

2010年03月20日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 同じ卒業式の報告が、杉並区選出門脇ふみよし都議(民主党)のHPにも紹介されています。
 門脇都議は、ブルーリボンを付けている都議ですが、厳粛な式を破る生徒のハプニングを"涙"で歓迎しています。校長も都教委の役人も制止しませんでした。
 生徒の自主性・創造性を生かした卒業式は、生徒からも保護者からも来賓からも歓迎されます。無味乾燥な「厳粛な儀式」は、生徒だけでなく保護者も来賓もガッカリさせるだけです。
「3月15日(月曜日)涙の杉高卒業式」(リンク)

 《都立高校保護者のつぶやき》
 ▼ 2010年 卒業式特集(1)


 末の息子の卒業式が金曜日でした。
 国歌斉唱時に、こんな主張をするのもこれが最後と着席しました。前から5列目ほどにいたのですが、目に見える範囲に着席した保護者は見当たりませんでした。
 無関心という現実ですね。

 しかし、卒業式は感動。
 在校生送辞と卒業生答辞が終わり(答辞は‘自由を諦めるな’と大変良い内容だったのですが割愛)突然ひとりの卒業生が勝手に壇上に。
 「3年間お世話になった先生方!
 感謝の気持ちを伝えるのにオレ等は‘先生方’というひとくくりで終わらせるわけにはいかないと思っています。
1 組○○先生!ありがとうございました~!・・・
 7組△△先生!ありがとうございました~!
 勝手に時間をいただきすみませんでした~。」

 あごにヒゲを数ミリ、眉は極細、中途半端な長髪の野球部員だった男子生徒は、泣きながら大絶叫のありがとうございましたを7クラスの担任の名前と共に伝え、頭を下げて降りてきました。
 その後の「旅立ちの歌」の間中その生徒の号泣が会場内に響き渡り、生徒に伝染し、保護者に伝染し、先生方に伝染しました。
 最後のクラス毎の退場の際、今度はクラスの代表が一言ずつ担任に感謝の言葉を叫び、担任がそれに答えてから退場。息子もその役となり、何か叫んでから担任の先生と抱き合ってました。
 全て先生方は知らない‘サプライズ’だったそうです。
 午後からの卒業を祝う会で、年配の先生も含め全ての担任の先生方がこれまでで一番嬉しく心に残る卒業式となったことに感謝するというような話しをされていました。
 勝手に壇上に上がった生徒に対しては、「連れ戻そうかと思ったがあまりに突然で、驚きました。良かったですね。」と心底ホッとした様子の校長先生。
 5年前を思い出しました。戸山高校卒業式
 東京都教育委員会に対して(日の丸君が代強制について)「これ以上先生たちをいじめないでください!」と壇上で大声で発言した卒業生代表、拍手を送った保護者、卒業を祝う会で先生方と保護者に激怒した校長…。
 末の子の高校卒業でPTA活動も終了し、子育てもある意味一段落したような心境です。
 戸山、富士、杉並、と3人の子どもたちの卒業式。どこも個性的で感動をもらうことができました。
 つまらない祝辞を読み上げる為だけに参列した都教委からの来賓は、何を感じて何を持ち帰ったことでしょうか。
まんまるわん子

『都立高校保護者のつぶやき』(2010-03-14)
http://blog.goo.ne.jp/toritsuhogosha/

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