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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

アベを倒そう!(484)<卒業式ビラまき(13)大阪>

2019年03月21日 | 日の丸・君が代関連ニュース
<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
 ▲ 卒業式ビラまき続報です。
 今回は大阪からです。

 ビラまきに参加された方の学校現場に対する率直な感想もああります。
 都立高校は明後日(3月22日)で卒業式終了ですので、その後に報告します。

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 (YHさんから)
 大阪・高槻市では14日が中学校の卒業式、18日が小学校の卒業式でした。
 14日は阿武野中学校で約220枚、高槻1中で約100枚、
 18日は私が勤務していた南平台小学校で約90枚、高槻小学校で180枚、
 添付の「山田さんを支える市民の会」名のビラをまきました。
 何の妨害もなく、保護者の受け取りもいい方でした。
 南平台小では、毎年、近くに保育所に勤務している先輩の元同僚(男性)が、しばらく保育所を抜け出して話に来てくれていて、今年もいろいろ話しました。
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 (YKさんから)
 18日は枚方市G小学校で8時~9時半に2人で約200枚配布しました。
 ここ5年間の受け取りはよいのは変わりなかったのですが、9時半式開始のはずが、9時25分に「君が代」から開始。
 その間にあわてて来た保護者の入るべき校門は閉じられ、インターホンで体育館の係の先生に連絡して開けてもらっていました。
 昨年まではそのようなやり方はしていませんでしたが、今年は9時15分に集合しなかった保護者が悪いということなのか?
 B中学での生徒管理的「指導」(ビラ回収等)とあわせて、枚方市の学校のあり方が変えられていきつつあることの表れなのか、今後検討したいと思います。
 H中学でビラまきを手伝ってくれたSさんから感想のコメントをいただきました。
 現場にいると、私自身マヒしていたところもあるかもしれませんが、改めて、大阪の学校の問題が、「君が代」強制とリンクしながら、より深刻な状況に陥っていると感じました。
 下記がSさんの感想です。
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 3月14日にはじめて中学校の卒業式のビラまきに行きました。
 私がそこで疑問に思ったことが何点かありました。
 まず、生徒は全員手ぶらで学校に来るように言われていること、卒業生は学校に来て教室に入り、体育館での卒業式が終わったらもう教室には戻らないことになっているということでした。
 次に、これはやりすぎではないのか、と思ったことです。
 校門には5~6人の生徒指導担当の教員が立っていて、生徒の服装、髪形のチェックをしていました。
 そのチェックに引っかかった生徒(「指導」された)が2人いました。

 ①女の子 長い髪を束ねてお団子にしていました。
  「なんやその団子、ほどいて」と「指導」、
  「ムースで固めたからとれない」と女の子、
  「相談室へ行こうか」と教員が校内へ「連行」しました。
  一緒に居たSさん、
  「今頃お湯かけて取らされているわ」、ということらしいです。

 ②男の子 いかにも自分でしてしいましたと言う感じで、
  ふぞろいに刈り上げた髪形をして来ました。
  すると4~5人の教員が取り囲んで「指導」がはじまりました。
  「その頭どうした?」から始まって、
  「これは今までにないパターンやな」
  「自分でやったんか」など口ぐちに詰め寄るという
  「指導」が5分以上続きました。

 次々とやってくる他の生徒たちへの見せしめなのか、どう判断していいのかを誰もが決められずにただなじることで子どもを困らせているのか。
 私には、子どもにとって学校内での圧倒的な支配者である教員が子どもを複数で取り囲んで「指導」というか難癖をつけて詰問しているとしか見えません。
 一人の生徒・子どもに対して教員がよってたかって生徒をいじめているとしか見えませんでした。
 Tさんによると、彼は学校にしばらく来れてなくてこの日久しぶりに来た生徒だったそうです。
 そのことを門に立っている教員たちは誰ひとり知らなかったのか、なぜ「卒業おめでとう、来られてよかったなあ」と言えないのか。
 教員から聞こえてくる言葉は、まだ門からはるか遠くにいる生徒に「おおい、車がきてるぞ、気をつけろ」、名札が隠れている生徒に「名札を出せ」、、、。
 怖い顔をしてひとり1人をチェックしているだけです。
 学校が決めた規則に少しでも違っている生徒を見つけ出して排除することが門前にいる教員たちの「仕事」でした。
 そして、彼らの今日の「仕事の成果」は2人の「違反事件」だったようです。
 一緒にいた人の話では、非常に「指導」の行き届いた中学校のようです。
 寒々とした卒業式の光景でした。
 保護者も少しも嬉しそうな華やいだ印象を受けませんでした。
 数年前までの私だったらそれほど気にしなかったかもしれませんが、2つのことは明らかに子どもへの人権侵害で、女生徒に対する行為は体罰ともいえるのではないかと思いました。
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 YKさんからの報告で、
 <現場にいると、私自身マヒしていたところもあるかもしれませんが、改めて、大阪の学校の問題が、「君が代」強制とリンクしながら、より深刻な状況に陥っていると感じました。>
 とありますが、
 「9時半式開始のはずが、9時25分に「君が代」から開始。その間にあわてて来た保護者の入るべき校門は閉じられ」とか、
 Sさんからの生徒指導に対する感想などを通じて感じられるのは、
 この間の「君が代」裁判の判決にも共通していますが、
 今の日本社会では、憲法に保障されいる「基本的人権」の代わりに、「規律と秩序」が異様に強調されてきていることです。
 これは度をこすとファシズムになっていきます。
 日本はまさにそうした時代になりつつあるのかもしれません。
 私たちは、おかしなことに対しては、「規律と秩序」という同調圧力に抗して、断固として声を上げて行かなければならないと思います。
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