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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

冤罪

2007年01月29日 | 人権
警察も、検察も、弁護士までも… 裁判官のコメントがないのはナゼ?

 ◆ 服役終えた男性『無実』 富山県警

 富山県警は十九日、同県内で二〇〇二年に発生した強姦(ごうかん)と強姦未遂の二事件の容疑者として逮捕し、懲役三年の実刑判決が確定した男性(39)が無実だったと発表した。同日、新たに強姦と強姦未遂の疑いで、関与を自供した松江市西川津町、無職大津英一容疑者(51)=別の強姦罪などで公判中=を逮捕した。県警は「同容疑者と男性は無関係」としている。

 この男性は約八カ月拘置された後、二年一カ月にわたって服役。〇五年一月に仮出所した。現在は所在不明で、富山地検は再審請求する方針。

 県警は、現場に残っていた足跡が男性のものと一致しないことを認識しながら逮捕。電話の通話記録からアリバイが成立する可能性があることも見落としていたという。
 県警などによると、二事件は〇二年一月と三月に発生した。似顔絵や聞き込み捜査などから当時運転手だった男性が浮上し、氷見署が四月に任意聴取。男性は二日間にわたって「身に覚えがない」などと容疑を否認したが、三日目になって認めたため逮捕し、五月に再逮捕した。公判でも起訴事実を一貫して認め、十一月に富山地裁高岡支部で実刑判決を受け、十二月に確定した。

 富山地検は「総合的に検討して起訴に踏み切ったが、県警が作製した似顔絵が男性に酷似していた」などと説明している。

 男性を担当した山口敏彦弁護士は「(男性は)私にも『自分がやった』と言い、公判でも疑わしいところはなかった」としている。

 大津容疑者は昨年八月、強制わいせつ容疑で鳥取県警に逮捕され、十月に別の強姦致傷と強姦未遂事件で氷見署に再逮捕された。十一月中旬、同署の取り調べ中に〇二年の両事件について自供。同署が裏付け捜査をした結果、足跡が一致したことなどから「真犯人」と判断した。

 会見した小林勉県警刑事部長は「裏付け捜査が不十分だった。男性に謝罪が必要だが、所在がつかめない。親族には十七日に謝罪した」と話した。富山地検の佐野仁志次席検事も会見し「捜査が不十分だったと認識しており、申し訳なく思っている」と述べた。

『東京新聞』(2007/1/20)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070120/mng_____sya_____012.shtml

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