<板橋高校卒業式> 杜撰きわまりない高裁判決!
☆☆ 偽証を見抜けない高裁判事は辞職せよ! ☆☆
★ 第3回最高裁要請行動 9月8日(火)9時45分東門(国立劇場並び)集合 ★
■ 「最高裁に公正な判決を求める署名用紙」ダウンロード ↓ (PDFファイル)
http://www.sirobara.jp/090303fujita-syomei.pdf
「旭岳と摺鉢沼」 《撮影:佐久間市太郎(北海道白糠定、札幌南定、数学科教員)》
「藤田の日記」(風間直樹著『雇用融解』東洋経済新報社より10・11・12)
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2008/03/26(水) 雇用融解 10
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「第1章 異形の帝国「クリスタル」の〝実像〟
相次ぐ若年労働者の死
「これは神様がやった実験だったのだと思います。あの子でムリなら誰もが耐えられないと」
厳冬の岩手県一関市。上段のり子さん(53)はわが子の思い出を、ぽつりぽつりと語りはじめた。6時間を超える取材を終えたとき、街は一面深雪に覆われていた。
それはあまりに若すぎる死だった。のり子さんの次男、上段勇士さんは1999年3月に自ら命を絶った。享年23。
「アメリカに留学して電子工学を学びたい」
そう一念発起し、東京都立大学工学部を4年で中退。留学資金を稼ごうと業務請負会社「ネクスター」に就職してから、1年4ヵ月後のことだった。「ムダな時間を過ごした」と遺書を残して。
中学卒業時には健康優良児に選ばれ、ジャッキー・チェンに憧れて鍛えた肉体も、なくなる1ヵ月前には明らかに変調を来たしていた。体重は就職時の65キログラムから52キログラムまで激減。記憶力も減退し、「簡単な公式も思い浮かばなくなった」ほど状態は悪化していたという。」
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2008/03/27(木) 11
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「勇士さんの死後、悲嘆に暮れるのり子さんの元に、勇士さん宛の郵便物が転送されてきた。国民年金への加入勧告だった。在職中の死亡なのに、ネクスターは通常の契約終了と同様に「退職」で届けを出していた。
驚いたのり子さんが訂正願いを出して、ようやく「死亡喪失」に変更された。この会社が息子をどう扱っていたのか、わかった瞬間だった。
のり子さんは2000年、勇士さんの死は過労自殺だと、ネクスターと勤務先だったニコンを相手取り、東京地裁に損害賠償を求める訴えを起こした。
勇士さんの死後から1年後、2000年3月に、同じくネクスターの従業員であった鹿児島県出身のKさんが亡くなった。26歳の若さなのに、病名は心筋梗塞である。
「技術者になりたい。正社員になれるまで、3年間頑張ってみる」
Kさんは鹿児島県の情報系の高校を卒業後、一度は東京の靴店に就職した。だが技術者への道を諦めきれず、ネクスターの門をたたいた。契約社員だが3年で正社員になれる、技術が身につくという触込みに惹かれたためだ。
ところが勤務先企業の都合で1年ほどで契約が終了し、退職に追い込まれた。失業に加えて、住んでいた寮も追い出された。
それでも自力で条件の悪い仕事とアパートを探し出して食いつないだ。その数ヵ月後、以前切られた勤務先で人手が足りなくなったと連絡が入り、ネクスターに再就職、その在職中に亡くなった。
「あの日以来、私の前から完全に日付が消えてしまいました。もう死んでいるようなものです」
鹿児島に住むKさんの母(53)は、今も深い悲しみの中にいる。」
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2008/03/28(金) 12
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「亡くなる前日、「俺、もうダメかも」という精気のないKさんの声を、電話越しに聞いた。息子の死の連絡を受け、駆けつけた部屋には、大きな頭痛薬の箱が置かれ、栄養ドリンクのビンが散乱していた。
写真が趣味のKさんは東京に出てきてからも前職時代にはたくさんの作品を残していた。だがネクスター時代のものは1枚もなかった。
遺族に対してネクスターから勤務の実態等の説明はいっさいなく、ただ、社長名で香典10万円が届けられただけだった。
勇士さん、Kさんが勤めていたネクスターとは、どんな会社なのか。
ネクスターの属する業務請負業界を調べはじめると、すぐに気づくことがある。アクティス、テクシア、ダイテック、タイアップ・・・。業界の有力会社には同社と同じく横文字の名前がやけに多い。実は、これらはすべてひとつ。ネクスターは実に160社以上にも上る、「クリスタル」グループの1社にすぎないのだ。」
☆☆ 偽証を見抜けない高裁判事は辞職せよ! ☆☆
★ 第3回最高裁要請行動 9月8日(火)9時45分東門(国立劇場並び)集合 ★
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http://www.sirobara.jp/090303fujita-syomei.pdf
「旭岳と摺鉢沼」 《撮影:佐久間市太郎(北海道白糠定、札幌南定、数学科教員)》
「藤田の日記」(風間直樹著『雇用融解』東洋経済新報社より10・11・12)
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2008/03/26(水) 雇用融解 10
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「第1章 異形の帝国「クリスタル」の〝実像〟
相次ぐ若年労働者の死
「これは神様がやった実験だったのだと思います。あの子でムリなら誰もが耐えられないと」
厳冬の岩手県一関市。上段のり子さん(53)はわが子の思い出を、ぽつりぽつりと語りはじめた。6時間を超える取材を終えたとき、街は一面深雪に覆われていた。
それはあまりに若すぎる死だった。のり子さんの次男、上段勇士さんは1999年3月に自ら命を絶った。享年23。
「アメリカに留学して電子工学を学びたい」
そう一念発起し、東京都立大学工学部を4年で中退。留学資金を稼ごうと業務請負会社「ネクスター」に就職してから、1年4ヵ月後のことだった。「ムダな時間を過ごした」と遺書を残して。
中学卒業時には健康優良児に選ばれ、ジャッキー・チェンに憧れて鍛えた肉体も、なくなる1ヵ月前には明らかに変調を来たしていた。体重は就職時の65キログラムから52キログラムまで激減。記憶力も減退し、「簡単な公式も思い浮かばなくなった」ほど状態は悪化していたという。」
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2008/03/27(木) 11
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「勇士さんの死後、悲嘆に暮れるのり子さんの元に、勇士さん宛の郵便物が転送されてきた。国民年金への加入勧告だった。在職中の死亡なのに、ネクスターは通常の契約終了と同様に「退職」で届けを出していた。
驚いたのり子さんが訂正願いを出して、ようやく「死亡喪失」に変更された。この会社が息子をどう扱っていたのか、わかった瞬間だった。
のり子さんは2000年、勇士さんの死は過労自殺だと、ネクスターと勤務先だったニコンを相手取り、東京地裁に損害賠償を求める訴えを起こした。
勇士さんの死後から1年後、2000年3月に、同じくネクスターの従業員であった鹿児島県出身のKさんが亡くなった。26歳の若さなのに、病名は心筋梗塞である。
「技術者になりたい。正社員になれるまで、3年間頑張ってみる」
Kさんは鹿児島県の情報系の高校を卒業後、一度は東京の靴店に就職した。だが技術者への道を諦めきれず、ネクスターの門をたたいた。契約社員だが3年で正社員になれる、技術が身につくという触込みに惹かれたためだ。
ところが勤務先企業の都合で1年ほどで契約が終了し、退職に追い込まれた。失業に加えて、住んでいた寮も追い出された。
それでも自力で条件の悪い仕事とアパートを探し出して食いつないだ。その数ヵ月後、以前切られた勤務先で人手が足りなくなったと連絡が入り、ネクスターに再就職、その在職中に亡くなった。
「あの日以来、私の前から完全に日付が消えてしまいました。もう死んでいるようなものです」
鹿児島に住むKさんの母(53)は、今も深い悲しみの中にいる。」
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2008/03/28(金) 12
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「亡くなる前日、「俺、もうダメかも」という精気のないKさんの声を、電話越しに聞いた。息子の死の連絡を受け、駆けつけた部屋には、大きな頭痛薬の箱が置かれ、栄養ドリンクのビンが散乱していた。
写真が趣味のKさんは東京に出てきてからも前職時代にはたくさんの作品を残していた。だがネクスター時代のものは1枚もなかった。
遺族に対してネクスターから勤務の実態等の説明はいっさいなく、ただ、社長名で香典10万円が届けられただけだった。
勇士さん、Kさんが勤めていたネクスターとは、どんな会社なのか。
ネクスターの属する業務請負業界を調べはじめると、すぐに気づくことがある。アクティス、テクシア、ダイテック、タイアップ・・・。業界の有力会社には同社と同じく横文字の名前がやけに多い。実は、これらはすべてひとつ。ネクスターは実に160社以上にも上る、「クリスタル」グループの1社にすぎないのだ。」
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