パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

藤田の日記

2009年08月17日 | 藤田の部屋
 <板橋高校卒業式> 杜撰きわまりない高裁判決!
 ☆☆ 偽証を見抜けない高裁判事は辞職せよ! ☆☆

 ★ 第3回最高裁要請行動 9月8日(火)9時45分東門(国立劇場並び)集合 ★

 ■ 「最高裁に公正な判決を求める署名用紙」ダウンロード ↓ (PDFファイル)
http://www.sirobara.jp/090303fujita-syomei.pdf


「旭岳」 《撮影:佐久間市太郎(北海道白糠定、札幌南定、数学科教員)》

 『藤田の日記』(「雇用融解」4・5)
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2008/03/13(木)     『雇用融解』より 4
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 「低賃金、不安定、しかも正社員が嫌がる過酷な業務を委ねられる請負労働者たち。ジェコーが請負労働者を本格的に活用し始めたのが、02年に行った正社員100人の大量リストラの後だった。1995年に898人を数えたジェコーの従業員(パート含む)が、03年には593人まで激減。それを代替したのが、彼女たち130人ほどの請負労働者の存在だ。
 安田さんはこの6年の間、4~5人のラインでジェコーの社員と一緒に仕事をしており、彼女への指揮命令はジェコーの社員であるリーダーが行ってきたという。これは請負労働者に対して本来はその権利がないメーカーが指揮命令を行う「偽装請負」に当たる。実態は派遣なのに請負を装うこの行為は、れっきとした労働者派遣法違反だ。
 安田さんは、やはりこれまで請負先の事情で宇都宮、千葉、群馬、茨城と工場を転々とさせられ働いてきた同僚の細野昌代さん(仮名、36)とともに、勤務実態は請負ではなく派遣であり、1年の派遣期間制限を優に超えているため、派遣法が定める「直接雇用申込み義務」を果たすようにジェコーに求めている。・・・」
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2008/03/14(金)     5
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 「・・・そうなると彼女たちのように、現在30歳前後の「就職氷河期世代」で新卒時の就職に失敗した若者の多くは、このまま一生、今の状態から浮上できないことになりかねない。
 「われわれ請負会社は〝麻薬〟ですから。安いコストで活用できるうえ、いつでも〝解雇〟できる。そんな便利な労働者の存在を知ってしまったメーカーがわれわれと縁を切れるわけがない」
 ある請負会社幹部はそう断言する。・・・
 残念ながらまだまだ多くの企業ではその公式発言とは裏腹に、請負労働者など非正規社員たちを「人」ではなく、「安い労働力」としてしか見ていないということだ。 それは正社員たちにとっても他人事ではない。多くの仕事を非正規社員に置き換えられることにより、残された正社員には一層のプレッシャーがかかり、これから詳しく見るように過労死に至ってもおかしくない水準で働き続けざるをえない状況へと追い込まれている。正規、非正規を問わず、そうした労働現場では違法行為や悲劇の山が築き上げられている。・・・」
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