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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

再発防止研修抗議・支援行動

2014年10月10日 | 日の丸・君が代関連ニュース
10月17日(金)には今年3度目の再発防止研修が強行される。
<当日9時、教職員研修センター前に結集し、当該TSさん支援の声をあげよう>

 ◆ 「再発防止研修を中止せよ!転向を強要するな!」の声、響き渡る!
 9月10日、都教職員研修センター(水道橋)で入学式での不起立等を理由とする被処分者への「服務事故再発防止研修」が行われた。当日は被処分者の会の呼びかけに応え約70名が「研修抗議・当該支援」の行動に参加、早朝から研修センター前に、「再発防止研修反対!不当処分撤回!転向を強制するな!」の声が響き渡った。
 研修に先立ち、被処分者の会など3団体及び弁護団平松弁護士が再発防止研修の違憲・違法性を指摘し、直ちに研修を中止すべき旨の申し入れを行った。しかし、応対した研修センターの総務課長は「上司に伝える」旨を繰り返すばかりの誠意のない対応に終始した。
 そして実際の「研修」でも受講者に繰り返し都教委の認定した「事実や経過」の確認を求め、また、地方公務員法にもとづく「上司の職務命令」に従うことを強要し、さらに「国旗・国歌」の指導は教員の責務であり、教育課程を適正に実施せよと執拗に繰り返した。
 これらはいずれも、人事委員会審理、裁判で係争中であり、「確認」を強要すべき問題ではないのは勿論、2004年の東京地裁決定=「…公務員個人の内心の自由に踏み込み、著しい精神的苦痛を与える程度に至るもの…」からしても、まさに「違憲違法」、転向の強要に他ならない。受講者の怒りと苦しみは以下の感想からも十分にうかがえよう。
 <2014年、再発防止研修受講者の感想>
 S(3回目・戒告)<7月9日 研修受講>

 毎年、抗議の声をぶつけてきた都研修センターの隣の学校に勤務するようになってはや6年。このたびは久々にみなさんの支援の声に勇気づけられながら、中に入ってきました。
 最近の「研修」は以前と異なり、センターで2回。加えて月1回のペースで職場にもセンター職員らがやってきて、都教委の裁判での主張内容のエッセンスを繰り返し注入されます。その都度、全面的な違法まで認定しなかった最高裁を恨みました(今も恨んでる)。
 研修担当者はだいたい「職務だから仕方ない」的な態度ですので、私も最低限の事務的対応はしましたが、中には「非行教員に指導してやろう」というノリの人もいたので、そのタイプは無視しました。まあ、どちらも組織的「いじめ」の中でのささ波なのですが。
 I(3回目・減給6月)<9月10日 研修受講>
 誰が好き好んでこんな研修受けるものか! 「腰曲げた、腕掴んだ、指導部長に怒鳴った」等の理由を3回も繰り返され、「お前が悪い」「お前が悪い」と犯罪者扱い
 ただ質問原稿を読み上げ、どんな回答にも解答例を押付け終わり。筋が通らず、説得力も無い内容に異議申し立てても相手にせず、「質問・意見表明は研修妨害、再研修だ。」と脅す。「高度な倫理規範」? 「全体の奉仕者」? 「高い職業倫理」? 笑わせる。俺じゃなく都教委に聞かせろっ!
 「誰だって教え子を再び戦場に送りたくない」「国旗・国歌を尊重する心を育て、他国も尊重する国際社会に生きる人間を」までは良いとしても、「世界平和…、人類の幸福…、だから卒入学式では、子ども達の模範となるべく国旗・国歌を尊重する態度を示して指導する」という論理の飛躍に開いた口が塞がらない。
(事務局 I)

『被処分者の会通信 95号』(2014/9/24)

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