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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

処分撤回を求めて(416)

2016年08月08日 | 日の丸・君が代関連ニュース
東京・全国の仲間の皆さんへ。
(転送・転載・拡散歓迎。重複はご容赦を。一部報道関係者にも送信)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。

 ◆ 小池都政下の教育行政
   /岸田さん事件 都教委上告断念、勝訴確定


 ■ 小池都政下の教育行政を警戒・監視しよう!
   大日本帝国憲法復活の請願に賛成した人物が特別秘書に

 残念ではあるが、改憲・核武装肯定の超タカ派の小池百合子氏が都知事になった。2015年4月より教育委員会制度が改定され、自治体の長として都知事は東京都総合教育会議を招集・開催し「東京都教育施策大綱(仮称)」を策定することとなる。小池都知事がどのような「施策」を打ち出すか、大いに関心を持ち、警戒・監視を強めたい。
 小池百合子氏は、反日教組・教育正常化組織の「全国教育問題協議会」の「教育研究大会」(2013年5月)の「基調講演」で「胸に手を当てて国歌を歌え」「立つの立たないのと裁判をしている国はない」など国民の多様な価値観を否定し、
 欧米の「民主主義国」では学校で国歌斉唱を強制していないので裁判などないことも知らない無知をさらけ出し、「日の丸・君が代」強制を当然視する発言をしていることが明らかになっている(「処分撤回を求めて(414)」で既報)。
 小池都知事は過去、「戦後の自虐的教育」と戦後民主教育を敵視する発言を繰り返してきた。このような人だからこそ侵略戦争賛美の教科書作りのための組織「新しい歴史教科書をつくる会」が都知事選で小池氏を支持したのだ。
 また小池都知事は、特別秘書に元都議の野田数(かずさ)氏を任命した。野田氏は橋下徹大阪市長(当時)と連携し「東京維新の会」を結成し「日本維新の会」から衆院選に出馬し落選(2012年12月)した人物である。野田氏は都議時代の12年9月、大日本帝国憲法の復活を求める請願の紹介議員となり、これに賛成した。こんな極右・反民主主義者を特別秘書に任命する小池都知事の姿勢は極めて危険である。
 舛添前都知事の「辞任」によって東京都総合教育会議は「延期」になっているが、新知事就任により近いうちに開催されることになろう。注目、監視しよう!
 ◆ 岸田さん処分事件 都教委が上告を断念、勝訴確定!
 「処分撤回を求めて(412)」で既報の通り、岸田静枝さん(元小学校教員、音楽専科)の都人事委員会修正裁決・減給処分取消訴訟の東京高裁判決(7月19日)は、岸田さんが勝訴し、都教委が最高裁に上告するか注目されていました。都教委は上告期限の8月2日を過ぎても上告せず、東京高裁判決が確定し、岸田さんの勝訴が決まりました。、
 都教委は、岸田さんの過去4回の処分歴(2004年5月戒告処分・不起立、2004年12月減給1月・再発防止研修未受講、2005年3月・減給6月・不起立、2005年12月戒告処分・再発防止研修でのゼッケン着用)を「(減給処分の)相当性を基礎付ける」として一審判決を不服として控訴しましたが、東京高裁は過去の処分歴を理由とした減給処分を「違法」として取り消し、累積加重処分及び都教委に追随して最高裁判決が違法とした減給処分を出した都人事委員会裁決を断罪しました。
 都教委が上告して争うことを断念したことは、自ら違法な処分をしたことを認めたことになります。
 都教委が先ずやるべきことは、違法な処分をしたことを当事者・都民に謝罪し、再発防止策を講じることです。しかし、都教委は一貫して謝罪・再発防止策を拒否しています。
 小池新都政下の教育委員会のまともな対応を求めます。

 ◆ 67件・57名の処分取消が確定 都民の税金の無駄遣いを糾弾しよう!
 東京の「君が代」訴訟での処分取消の総数は、何と67件・57名になります。これこそ都民の税金の無駄遣いです。処分取消に伴い給与などの実損回復分、遡って支給される遅延損害金、弁護士費用、などを含めると膨大な金額になります。
●10・23通達関連裁判で確定した処分取消の総数
 ・最高裁での処分取消数      33件・28名
 ・東京地裁・高裁での処分取消確定
  「授業してたのに処分」事件    1件・ 1名(東京地裁)
  東京「君が代」裁判三次訴訟  31件・26名(東京地裁・高裁)
  河原井さん根津さん07年事件   1件・ 1名(東京高裁 河原井さん停職処分取消)
  岸田さん事件             1件・ 1名
               合計 67件・57名
 予断を許さない一進一退の攻防が続いています。被処分者の会は、13年に及ぶ裁判闘争の到達点を踏まえ、戒告を含む全ての処分の取り消しと損害賠償を認めさせるため、東京「君が代」裁判第四次訴訟、人事委員会審理などの後続訴訟を粘り強く闘い抜きます。
 ◆憲法違反の、被処分者イジメの再発防止研修に抗議しよう!

 ★ 再発防止研修抗議・該当者支援行動(TSさん)
 8月29日(月)
  9時20分 集合・行動開始
  9時35分 弁護団申し入れ
  9時50分 該当者(受講者)入場、激励行動
  10時~11時 研修時間(研修センター407会議室)
  11時頃(予定)研修終了後、該当者激励行動
 *呼びかけ:被処分者の会

 ●相手側の挑発にのらず整然と行動するようご協力をお願いします。

 ◆ 粘り強く闘われている「日の丸・君が代」強制反対の裁判の傍聴をお願いします。
   ―お気軽にどうぞ―

 ★ 東京「再雇用拒否」第三次訴訟・控訴審第2回口頭弁論
   (東京高裁第5民事部。2011年再雇用拒否の損害賠償請求、原告3名)
  9月26日(月)
   13時傍聴希望者集合(傍聴抽選なし・先着順)
   13時30分開廷
   東京高裁511号 報告集会:場所未定。追って連絡。

 ★ 東京「君が代」裁判第四次訴訟・第1回証人尋問
   (東京地裁民事11部。2010~13年処分取消請求、原告14名)
 10月14日(金)
  9時30分傍聴希望者集合(傍聴抽選なし・先着順)
  9時55分開廷~16時30分(入れ替えあり)
  東京地裁103号法廷 内容:原告証人尋問
  報告集会:場所未定。追って連絡。

 ★ 東京「君が代」裁判第四次訴訟・第2回証人尋問
   (東京地裁民事11部。2010~13年処分取消請求、原告14名)
 11月11日(金)
  9時30分傍聴希望者集合(傍聴抽選なし・先着順)
  9時55分開廷~16時30分(入れ替えあり)
  東京地裁103号法廷 内容:原告証人尋問
  報告集会:場所未定。追って連絡。



三次訴訟最高裁決定、原告団・弁護団声明掲載
「お知らせ」、通達関連裁判進行状況等随時更新。
各種判決文、声明文、行動予定、資料等入手可能。
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「君が代」裁判原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
事務所:〒160-0008 新宿区三栄町6 小椋ビル401号
被処分者の会HP↓(7月28日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
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