<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ML」の渡部です。
==================
【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
==================
東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
======================
弱い者いじめのデマゴギー政治家・橋下徹を倒そう!
==================
社民党の福島氏が4月1日の参院予算委員会で安倍政権の安全保障関連法案を「戦争法案」と述べたことに対し、自民党が「不適切だ」として、17日に発言取り消しと修正を求めました。
これに対し、福島氏は拒否し、社民党の吉田党首も20日、「言論に対する抑圧的な態度だ」と批判しました。
一方で、自民党と公明党は、基本的には、米軍の要請があれば、自衛隊をいつでもどこにでも派遣でき、武力行使もできる、という安保法制に24日にも正式合意しようとしています。
そして安倍首相は4月26日から5月3日までアメリカを訪問します。
安倍政権による「戦争準備」が急ピッチで進められつつあります。
そうした中で、沖縄県民の闘いは日米政権を追い詰めています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本日(4月21日)、都教委包囲首都圏ネットワーク主催の<「道徳の教科化」に反対する討論集会>が開かれました(20名弱の参加)。
集会では最初に、
①道徳の教科化において抑えられるべき情勢
②安倍教育再生と道徳の教科化の危険性
③道徳の本質・階級制とは何か?
という三つの報告がなされました。
①では、
・道徳の教科化は2006年の改悪教育基本法の実働化であること
・安倍政権の戦争国家化と連動した動きであること
・実際に子どもが「軍隊」ー自衛隊に動員されていること
が強調されました。
②では、
・道徳の教科化までの経過
・中教審答申(2014年10月21日)の内容と問題点
・学習指導要領の先行改定の内容
・今回の「改定案」の問題点
・東京都における先行実施(都立高校における教科「人間と社会」など)
・今後の取り組みと闘いの方向
が報告されました。
③では、
<「道徳の教科化」に反対し、対抗する思想の構築のために>というレジュメが報告されました。
その後、討論では次のような意見が出されました。
「道徳とは単に教員だけの問題ではない。社会全体の問題として捉えなければならない。
基準がでればそれはそのまま国民統合の基準になっていくだろう。」
(⇒ということは行き着く先は戦前の「国民精神総動員」*
*第一次近衛内閣が1937年(昭和12年)年9月から行った政策・活動の一つで、「国家のために自己を犠牲にして尽くす国民の精神(滅私奉公)を推進した」運動)
「バブル崩壊、グローバリゼーションの中で、格差が拡大している。そうなるとなかなか国民統合ができない。そこで『道徳』(とりわけ愛国心)が不平不満から目を背け、日本に縛り付けるものとして出てきているのでは。むしろ、いまこそ批判的精神が大事だろう。」
(⇒道徳教育の教科化を社会の格差拡大からも見る視点は重要だと思います。)
「文科省の文書には『愛国心は普遍的なものである』と書かれている。そうして『開かれた愛国心』などとも述べられている。しかし、ここでの愛国心はそのまま『国防』に繋がっている。」
(⇒安倍首相の言う「愛国心」は決して普遍的なものではありません。視野の狭い好戦的な人間を作るだけです。)
「1957年の『特設道徳』の伝達講習会への抗議行動は一般市民も含めて闘われた。それ以来これまで自分は闘ってきた。あれから50年以上経つが、まだ教科書もできていない。安倍首相は<日教組>などというヤジを飛ばしたが、彼らは本能的に反対する勢力に対しては危機感を抱いている。道徳の教科化では道徳が要(かなめ)となっているようだが、戦前は全ての教科が道徳(修身)で、他の教科は手段だった。小学校の算数にいたるまで道徳を評価した。今も同じようなことが起きている。」
(⇒ということは、学校の教育内容は観念的で歪んだもの、になるということですね。)
「『日の丸・君が代』強制は象徴的なことだった。儀式から強制し、教育の中身に持ち込もうとしている。しかし10年以上闘いは続いており、不起立はそのシンボルである。」
(⇒改めて「日の丸・君が代」強制反対闘争の意義を確認しました。)
最後に、今後の闘いについての意見交換となり、そこでは以下のような意見が出されました。
・現場での闘いが非常に困難な状況にある、
・とくに疑問を抱く若い教員が少ない、
・教組も力がなくなってきている、
・なかなかすぐには展望は開けない、
・それでも私たちが、『道徳の教科化絶対反対!!』の旗を上げよう
・また、骨抜きにするなど様々な取り組みをやっていこう
以上のように、「今後の闘い」については困難な状況が浮き彫りにされましたが、今回の討論集会では、「道徳の教科化」は決して学校教育だけの問題ではなく、つまるところ「国民の(道徳的精神的)統合」(≒戦前の「国民精神総動員」)の大きなテコであることが明らかになりました。
したがって、「道徳の教科化」を許すな!!という反対運動は、学校現場はもとより、「日の丸・君が代」強制反対闘争と同様、多くの市民・労働者たちと連帯して進めることが、極めて重要であると思いました。
*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
==================
【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
==================
東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
======================
弱い者いじめのデマゴギー政治家・橋下徹を倒そう!
==================
社民党の福島氏が4月1日の参院予算委員会で安倍政権の安全保障関連法案を「戦争法案」と述べたことに対し、自民党が「不適切だ」として、17日に発言取り消しと修正を求めました。
これに対し、福島氏は拒否し、社民党の吉田党首も20日、「言論に対する抑圧的な態度だ」と批判しました。
一方で、自民党と公明党は、基本的には、米軍の要請があれば、自衛隊をいつでもどこにでも派遣でき、武力行使もできる、という安保法制に24日にも正式合意しようとしています。
そして安倍首相は4月26日から5月3日までアメリカを訪問します。
安倍政権による「戦争準備」が急ピッチで進められつつあります。
そうした中で、沖縄県民の闘いは日米政権を追い詰めています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本日(4月21日)、都教委包囲首都圏ネットワーク主催の<「道徳の教科化」に反対する討論集会>が開かれました(20名弱の参加)。
集会では最初に、
①道徳の教科化において抑えられるべき情勢
②安倍教育再生と道徳の教科化の危険性
③道徳の本質・階級制とは何か?
という三つの報告がなされました。
①では、
・道徳の教科化は2006年の改悪教育基本法の実働化であること
・安倍政権の戦争国家化と連動した動きであること
・実際に子どもが「軍隊」ー自衛隊に動員されていること
が強調されました。
②では、
・道徳の教科化までの経過
・中教審答申(2014年10月21日)の内容と問題点
・学習指導要領の先行改定の内容
・今回の「改定案」の問題点
・東京都における先行実施(都立高校における教科「人間と社会」など)
・今後の取り組みと闘いの方向
が報告されました。
③では、
<「道徳の教科化」に反対し、対抗する思想の構築のために>というレジュメが報告されました。
その後、討論では次のような意見が出されました。
「道徳とは単に教員だけの問題ではない。社会全体の問題として捉えなければならない。
基準がでればそれはそのまま国民統合の基準になっていくだろう。」
(⇒ということは行き着く先は戦前の「国民精神総動員」*
*第一次近衛内閣が1937年(昭和12年)年9月から行った政策・活動の一つで、「国家のために自己を犠牲にして尽くす国民の精神(滅私奉公)を推進した」運動)
「バブル崩壊、グローバリゼーションの中で、格差が拡大している。そうなるとなかなか国民統合ができない。そこで『道徳』(とりわけ愛国心)が不平不満から目を背け、日本に縛り付けるものとして出てきているのでは。むしろ、いまこそ批判的精神が大事だろう。」
(⇒道徳教育の教科化を社会の格差拡大からも見る視点は重要だと思います。)
「文科省の文書には『愛国心は普遍的なものである』と書かれている。そうして『開かれた愛国心』などとも述べられている。しかし、ここでの愛国心はそのまま『国防』に繋がっている。」
(⇒安倍首相の言う「愛国心」は決して普遍的なものではありません。視野の狭い好戦的な人間を作るだけです。)
「1957年の『特設道徳』の伝達講習会への抗議行動は一般市民も含めて闘われた。それ以来これまで自分は闘ってきた。あれから50年以上経つが、まだ教科書もできていない。安倍首相は<日教組>などというヤジを飛ばしたが、彼らは本能的に反対する勢力に対しては危機感を抱いている。道徳の教科化では道徳が要(かなめ)となっているようだが、戦前は全ての教科が道徳(修身)で、他の教科は手段だった。小学校の算数にいたるまで道徳を評価した。今も同じようなことが起きている。」
(⇒ということは、学校の教育内容は観念的で歪んだもの、になるということですね。)
「『日の丸・君が代』強制は象徴的なことだった。儀式から強制し、教育の中身に持ち込もうとしている。しかし10年以上闘いは続いており、不起立はそのシンボルである。」
(⇒改めて「日の丸・君が代」強制反対闘争の意義を確認しました。)
最後に、今後の闘いについての意見交換となり、そこでは以下のような意見が出されました。
・現場での闘いが非常に困難な状況にある、
・とくに疑問を抱く若い教員が少ない、
・教組も力がなくなってきている、
・なかなかすぐには展望は開けない、
・それでも私たちが、『道徳の教科化絶対反対!!』の旗を上げよう
・また、骨抜きにするなど様々な取り組みをやっていこう
以上のように、「今後の闘い」については困難な状況が浮き彫りにされましたが、今回の討論集会では、「道徳の教科化」は決して学校教育だけの問題ではなく、つまるところ「国民の(道徳的精神的)統合」(≒戦前の「国民精神総動員」)の大きなテコであることが明らかになりました。
したがって、「道徳の教科化」を許すな!!という反対運動は、学校現場はもとより、「日の丸・君が代」強制反対闘争と同様、多くの市民・労働者たちと連帯して進めることが、極めて重要であると思いました。
*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます