東京・全国の仲間の皆さんへ。
(転送・転載・拡散歓迎。重複はご容赦を。一部報道関係者にも送信)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。
◆ 東京「君が代」裁判四次訴訟第2回弁論報告
「地裁前被処分者の会」 《撮影:gamou》
9月5日、東京「君が代」裁判第四次訴訟第2回口頭弁論(東京地裁民事11部佐々木宗啓裁判長 2010~13年処分取消請求 原告14名)が行われました。法廷には、定員42名(先着順)に対して傍聴希望者57名が来てくれました(他にバー内原告8名、弁護団8名 計73名)。入廷できなかった15名の人は誠に残念でしたが、これに懲りず次回第3回弁論<11月21日(金)16時~、527号法廷(定員42名)>の傍聴支援をお願いいたします。
法廷での原告Aさん、弁護団平松弁護士の意見陳述は感動的で迫力がありました。ほんの一部だけ紹介します。
◆ “Silence means consent.”(沈黙しているのは賛成の表明に等しい)
―原告Aさんの意見陳述より
・東京「君が代」裁判二次訴訟で最高裁により減給処分を取り消されたが、都教委に再処分(戒告処分)を受けたことに怒りを覚える。
・10・23通達により、内心の自由の説明も禁止され、「起立しない生徒がいたら司会が起立を促す」(卒入学式進行台本)となっている。
・2年から3年へはクラス担任が持ち上がるが、校長に「卒業式で(国歌斉唱時に)起立しなければ担任を外す」と言われたが、内心の葛藤の末、「“Silence means consent.”沈黙しているのは賛成の表明に等しい、・・・起立斉唱することは、生徒への強制に荷担すること」だと考え、起立しなかった結果、担任を外され本当に悔しく寂しい思いをした。
・職員会議での採決禁止などにより、都教委の指示、校長の判断で物事が決められようになり、生徒を置き去りにして教育内容が決められる現状がある。
・都教委は、教員の口を封じ、学校の教育力を奪って、一体どんな人間を育てようというのか。
・「10・23通達が学校現場を荒廃させている状況をご理解ください。・・・教員が安心して教育に取り組める学校を取り戻してください。」
◆ 裁判所は欺瞞に満ちた被告都教委の主張に欺かれてはならない
―平松弁護士の意見陳述より
・裁判所は、被告都教委の「都立学校の教職員が、儀式的行事の進行を妨害してきたので10・23通達発出が必要であった」という「事実経過をねじ曲げる欺瞞に満ちた主張」に欺かれてはならない。
・10・23通達は都教委の方針を「質的」かつ「劇的」に転換した。それまでの「課題」のある学校について個別に対応する方針から、各学校の事情を無視して、一律に全教職員に職務命令を出させ、命令違反者を懲戒処分の対象とする体制に転換した。
・一連の最高裁判決は、「式典の円滑な進行」妨げられた事例を示すことなく、通達・職務命令による起立斉唱の義務付けを許容している。
・宮川光治最高裁裁判官は、反対意見で「式典は・・・支障なく進行していた。こうした事態を本件通達は一変させた。・・・本件通達は式典の円滑な進行を諮るという価値中立的な意図で発せられたものではない」と判示してる。
・裁判所は、最高裁判決の多数意見の結論のみに漫然と従ってはならない。都教委が描き出す欺瞞に満ちたストーリーに欺かれず、通達・職務命令を巡る諸事情を的確に把握し、客観的事実経過に基づく事実認定を求める。
◆9月10日のIYさんに対する再発防止研修抗議・支援行動へ!
該当者を孤立させず、その思いを共有するため、早朝からの行動ですが、多くの皆さんの参加を呼びかけます。
★再発防止研修(2回目)抗議行動と当日の時程★
9月10日(水)IYさん(都立F高校)
場所 都教職員研修センター前
(JR水道橋東口、都営水道橋、都立工芸高校隣)
時間 9時集合・行動開始
9時10分弁護団申し入れ
9時20分該当者(受講者)入場、激励行動
11時30分頃(予定)研修終了後、該当者激励行動
*呼びかけ:被処分者の会
●当日は相手側の挑発にのらず整然と行動するようご協力をお願いします。
●◎学校に自由と人権を!10・25集会に参加しよう!◎●
★ 学校に自由と人権を!10・25集会
今こそ 子どもたちを戦場に送るな!
―「日の丸・君が代」強制反対!10・23通達撤回!―
●集会の日時・場所:
2014年10月25日(土)
18時15分開場 18時30分開会
連合会館大会議室
(旧総評会館 JRお茶の水5分、地下鉄新御茶ノ水1分、都営小川町2分、地下鉄丸ノ内線淡路町3分)
●資料代 500円
●集会の主な内容
講演 「子どもとおとな 平和でつながろう」
池田 香代子さん(ドイツ文学翻訳者、「世界がもし100人の村だったら」著者)
紙芝居「王様を縛る法」と発言
伊藤朝日太郎弁護士(明日の自由を守る若手弁護士の会)
特別報告Ⅰ「『君が代』訴訟の現段階と今後の展望」
澤藤統一郎弁護士(東京「君が代」裁判弁護団副団長)
特別報告Ⅱ「国連勧告・ジュネーブ報告」
渡辺厚子さん(東京・教育の自由裁判をすすめる会・国際人権プロジェクトチーム)
●主催 10・25集会実行委員会(10・23通達関連裁判全都原告団・14団体)
―賛同人・賛同団体になってください―
賛同金 個人:1口500円 団体:1口1000円 何口でも結構です。
振込先 郵便振替 【口座番号】00120-5-599413
【加入者名】「日の君」10月集会実行委員会
HPの「お知らせ」、通達関連裁判進行状況、など更新。
「学校に自由と人権を!10・25集会」チラシ掲載。
各種判決文、声明文、行動予定、資料等入手可能。
************
「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「君が代」裁判原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
事務所:〒160-0008 新宿区三栄町6 小椋ビル401号
被処分者の会HP↓(8月19日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
************
(転送・転載・拡散歓迎。重複はご容赦を。一部報道関係者にも送信)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。
◆ 東京「君が代」裁判四次訴訟第2回弁論報告
「地裁前被処分者の会」 《撮影:gamou》
9月5日、東京「君が代」裁判第四次訴訟第2回口頭弁論(東京地裁民事11部佐々木宗啓裁判長 2010~13年処分取消請求 原告14名)が行われました。法廷には、定員42名(先着順)に対して傍聴希望者57名が来てくれました(他にバー内原告8名、弁護団8名 計73名)。入廷できなかった15名の人は誠に残念でしたが、これに懲りず次回第3回弁論<11月21日(金)16時~、527号法廷(定員42名)>の傍聴支援をお願いいたします。
法廷での原告Aさん、弁護団平松弁護士の意見陳述は感動的で迫力がありました。ほんの一部だけ紹介します。
◆ “Silence means consent.”(沈黙しているのは賛成の表明に等しい)
―原告Aさんの意見陳述より
・東京「君が代」裁判二次訴訟で最高裁により減給処分を取り消されたが、都教委に再処分(戒告処分)を受けたことに怒りを覚える。
・10・23通達により、内心の自由の説明も禁止され、「起立しない生徒がいたら司会が起立を促す」(卒入学式進行台本)となっている。
・2年から3年へはクラス担任が持ち上がるが、校長に「卒業式で(国歌斉唱時に)起立しなければ担任を外す」と言われたが、内心の葛藤の末、「“Silence means consent.”沈黙しているのは賛成の表明に等しい、・・・起立斉唱することは、生徒への強制に荷担すること」だと考え、起立しなかった結果、担任を外され本当に悔しく寂しい思いをした。
・職員会議での採決禁止などにより、都教委の指示、校長の判断で物事が決められようになり、生徒を置き去りにして教育内容が決められる現状がある。
・都教委は、教員の口を封じ、学校の教育力を奪って、一体どんな人間を育てようというのか。
・「10・23通達が学校現場を荒廃させている状況をご理解ください。・・・教員が安心して教育に取り組める学校を取り戻してください。」
◆ 裁判所は欺瞞に満ちた被告都教委の主張に欺かれてはならない
―平松弁護士の意見陳述より
・裁判所は、被告都教委の「都立学校の教職員が、儀式的行事の進行を妨害してきたので10・23通達発出が必要であった」という「事実経過をねじ曲げる欺瞞に満ちた主張」に欺かれてはならない。
・10・23通達は都教委の方針を「質的」かつ「劇的」に転換した。それまでの「課題」のある学校について個別に対応する方針から、各学校の事情を無視して、一律に全教職員に職務命令を出させ、命令違反者を懲戒処分の対象とする体制に転換した。
・一連の最高裁判決は、「式典の円滑な進行」妨げられた事例を示すことなく、通達・職務命令による起立斉唱の義務付けを許容している。
・宮川光治最高裁裁判官は、反対意見で「式典は・・・支障なく進行していた。こうした事態を本件通達は一変させた。・・・本件通達は式典の円滑な進行を諮るという価値中立的な意図で発せられたものではない」と判示してる。
・裁判所は、最高裁判決の多数意見の結論のみに漫然と従ってはならない。都教委が描き出す欺瞞に満ちたストーリーに欺かれず、通達・職務命令を巡る諸事情を的確に把握し、客観的事実経過に基づく事実認定を求める。
◆9月10日のIYさんに対する再発防止研修抗議・支援行動へ!
該当者を孤立させず、その思いを共有するため、早朝からの行動ですが、多くの皆さんの参加を呼びかけます。
★再発防止研修(2回目)抗議行動と当日の時程★
9月10日(水)IYさん(都立F高校)
場所 都教職員研修センター前
(JR水道橋東口、都営水道橋、都立工芸高校隣)
時間 9時集合・行動開始
9時10分弁護団申し入れ
9時20分該当者(受講者)入場、激励行動
11時30分頃(予定)研修終了後、該当者激励行動
*呼びかけ:被処分者の会
●当日は相手側の挑発にのらず整然と行動するようご協力をお願いします。
●◎学校に自由と人権を!10・25集会に参加しよう!◎●
★ 学校に自由と人権を!10・25集会
今こそ 子どもたちを戦場に送るな!
―「日の丸・君が代」強制反対!10・23通達撤回!―
●集会の日時・場所:
2014年10月25日(土)
18時15分開場 18時30分開会
連合会館大会議室
(旧総評会館 JRお茶の水5分、地下鉄新御茶ノ水1分、都営小川町2分、地下鉄丸ノ内線淡路町3分)
●資料代 500円
●集会の主な内容
講演 「子どもとおとな 平和でつながろう」
池田 香代子さん(ドイツ文学翻訳者、「世界がもし100人の村だったら」著者)
紙芝居「王様を縛る法」と発言
伊藤朝日太郎弁護士(明日の自由を守る若手弁護士の会)
特別報告Ⅰ「『君が代』訴訟の現段階と今後の展望」
澤藤統一郎弁護士(東京「君が代」裁判弁護団副団長)
特別報告Ⅱ「国連勧告・ジュネーブ報告」
渡辺厚子さん(東京・教育の自由裁判をすすめる会・国際人権プロジェクトチーム)
●主催 10・25集会実行委員会(10・23通達関連裁判全都原告団・14団体)
―賛同人・賛同団体になってください―
賛同金 個人:1口500円 団体:1口1000円 何口でも結構です。
振込先 郵便振替 【口座番号】00120-5-599413
【加入者名】「日の君」10月集会実行委員会
HPの「お知らせ」、通達関連裁判進行状況、など更新。
「学校に自由と人権を!10・25集会」チラシ掲載。
各種判決文、声明文、行動予定、資料等入手可能。
************
「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「君が代」裁判原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
事務所:〒160-0008 新宿区三栄町6 小椋ビル401号
被処分者の会HP↓(8月19日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
************
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます