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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「日の丸・君が代」問題等全国ネットの形成へ<その6>(15)

2015年05月05日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 <転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ML」の渡部です。
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  【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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  東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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  弱い者いじめのデマゴギー政治家・橋下徹を倒そう!
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 本日(5月3日)、全国各地で憲法集会が開かれました。
 私も、横浜みなとみらい・臨港パークで開かれた▲ 「平和といのちと人権を!5・3憲法集会」に参加しました。
 集会参加者には市民や労組合員など3万人が集まり会場はギッシリでした。
 集会では雨宮処凛、大江健三郎、澤地久枝、樋口陽一、香山リカ、落合恵子の諸氏の他、沖縄の高里鈴代(基地・軍隊を許さない行動する女たちの会共同代表)氏の発言もありました。
 全ての発言が、安倍首相の露骨なまでの憲法蹂躙と対米従属の姿勢に対する怒りと危機感に満ちたものでした。
 その中でも雨宮氏は、「貧困と戦争」についてこの間起きていることを具体的に話しました。
 イラク戦争などにおいてはアメリカの貧困層の若者らが戦場に送られ、日本でも貧困層の若者らが自衛隊に送られつつあることが語られました。
 どころで、これは世界中の、とりわけ先進資本主義諸国の共通の現象になっています。
 20世紀以来の世界戦争は、世界市場の狭隘化の下で、人為的に市場を作るための世界的な破壊行為です。
 そのため各国政府は、「愛国心」を吹聴し、相対的に余剰になった労働者を戦場に送り出し、大規模に破壊行為を行い、またお互いに殺し合わせることになります。
 大江健三郎氏は、最近亡くなったギュンター・グラス氏の以下の言葉を紹介しました。
 「各地で戦争が起きている。われわれは以前と同じ間違いを犯す恐れがある。これを自覚しておかなければ、まるで夢遊病者のように世界大戦に突き進む可能性もある」
 これは、上述のようなことが今起きつつあることを、述べているのではないかと思います。
 これに反対する道は、各国内での反貧困・反戦・国際連帯の闘いであり、日本に関して言えば、単なる「一(致)点での共闘」ではなく、基本的には反米・反独占の(階級的)統一戦線であり、それは頭の中からではなく、日々の地道で広範な反貧困・反戦・国際連帯の闘いの中から生まれてくるものだと思います。
 そして、「日の丸・君が代」強制反対闘争は、今、イデオギー・教育闘争だけではなく、反戦の一翼を担うものにもなりつつあると思います。
 大学のみなさんも私たちと連帯して共に闘いましょう。

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 <「眠られぬ夜も明けそめる鉄の窓」ー弾圧と獄中生活ー>(3)
 看守もわたしのこの態度に同情したとみえて、房の前にきてわたしをよび、立話などをして時間を過させてくれたりしました。
 それに看守は、運動をしないとからだによくないといってくれて、わたしに便所の掃除と留置者に対する食事の配給を命令しました。
 留置場の健康のために、時間を決めて体操をさせたらどうかと看守にいってやったら、やらせてくれたり、ノミやシラミにせめられて閉口したので、わたしの房へ防虫剤をまくことを頼んだら、まいてくれたので助かったことがあった。
 食事の配給は、留置者にみそをついでやる役目でした。みそ汁配りはみながやりたがるのですが、それはなぜかといえば、みそ汁は少し静かにしておくと下の方にみがたまる。それでみんなには、上のみのないところを配って、自分にはみをたくさん入れて配る。わたしは、これはけしからんと思って、みそ汁をよくかきまわして、みんなにみが入るようにして配りました。
 それでみんなは非常によろこんだが、その一人に砂糖の闇取引をして留置されたものがいて、それがたいへんうれしかったようで、かれが釈放されて出て行くときにわたしにお礼をするといって、すいとんをつくって差し入れてくれたとききました。
 しかし、留置されたものから、留置されているものに差し入れすることは認められていませんでした。
 それから留置場ではつぎのようなことがありました。精神異常の女の人がなにか盗んだということで、留置場に入れられてきた。ところがその女の人がわめきたてる。
 ほかの者は、静かにとか、いうのだけれど、そのようなことをいっても聞きはしない。
 やかましくて寝られない、それでわたしは、世田谷区の特高の者に、あのような精神病の者を、独房に入れておくからわめくのだから、ほかの女といっしょにしなさい、かぼちゃ盗んだとかいも盗んだとかいってだいぶ入れられているのだから、そういう人といっしょにすると、かえって落ち着いていい、そのようにいいましたら特高は、だいじょうぶか、気ちがいを大ぜいの人といっしょにしていいかというわけです。
 だいじょうぶだ、そうやってみなさいとすすめて、警察もそうやったわけですが、ほかの女の人たちがいるところへ入れたら、やはりおとなしくなった。看守は、先生はさすが心理学者だけある、といっていました。
 わたしは、精神病だとわかっていて、なぜ警察につれてくるのか、なぜ精神病院へさきにつれていって鑑定させないのか、とそのときいってやりました。
 何か犯罪のようなことがあると、警察の責任なのでつれてくるというのですが、まず病院につれていくのが、いちばんいいのであって、独房に入れたりするのはまったくまちがいだ、といったら、それはそのとおりだといっていました。(つづく)
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