パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

《1119包囲ネット都教委要請の団体要請書①》

2020年11月23日 | 暴走する都教委
 東京都教育委員会
 藤田裕司教育長 様
◎ 都教委に対する抗議・要請・質問書
2020年11月19日
都教委包囲首都圏ネットワーク

 この間コロナ下で様々なことが起きています。安倍前政権は2月末に「全国一斉休校」を、超法規的に突然打ち出しました。東京都教委員会は、何らの抗議もせずにそれに従い、学校現場は大変混乱しました。
 3月の都立高校等の卒業式で、「三密を避ける」「大声で歌わない」などと言われている中、都教委は体育館での式と「君が代」斉唱を強制しました。生徒たちの健康・命よりも「君が代」斉唱を優先したのです。考えられないことです。
 また、この間ILO・ユネスコの「セアート」が「君が代」不起立は市民的権利の範囲内であるという勧告を出しているにも関わらず、「10・23通達」に固執し、今もって処分を繰り返し、再処分や再任用拒否まで行っています。
主権在民の国で、天皇主権の「君が代」を強制し、処分までするということは明確な憲法違反行為です。
 さらに、都教委は、自民党と政府による中曽根元首相合同葬儀への弔意要請の通知を発出しました。彼は行革・民営化で多くの人々の仕事を奪い生活を破壊しました。また特定の政党と政府の合同葬儀そのものが政治的中立性を著しく欠くものです。
 ところで、コロナ下で多くの生徒・教職員・保護者らは大変な毎日を送っています。それでも政府は、この時とばかりにIT企業や教育産業と一緒になり、莫大な予算を投下して、ICT・ギガスクール構想を推し進めようとしています。
 また、コロナ下でも東京五輪を強行しようとしています。
 これらは大企業・エリート優遇、弱者切り捨てに他なりません。

 この間、学校前の公道でのビラまきに対し、都教委の指導により管理職が不当な妨害(「ビラまきをするな」とか、警察を呼ぶとか、「生徒に渡すな」とか、生徒のビラを取り上げるとか、ゴミ箱を置くとか)を行ってきました。
 最近では、ビラまき高校生を管理職が逮捕することまで起きています(高校生は釈放・不起訴)。合法的なビラまきに対する妨害は違法行為に他ならず、生徒の知る権利を妨害するものです。
 以上を踏まえ、私たちは以下のように、〈抗議〉〈要請〉〈質問〉をします。

 <抗議>
1、生徒の健康・命より「君が代」斉唱を重視した都教委に強く抗議する。
2、中曽根元首相合同葬儀への弔意要請の通知発出に強く抗議する。
 <要請>
1、「10・23通達」の廃止。それに関する諸処分・再任用拒否・任用打ち切りの撤回。
2、ICT・ギガスクール構想やスマートスクールを撤回し、学校数・教員定数を増やし、30人学級を早急に実施すること。
3、コロナ下でその重要性が見直された学校給食は無償化とすること。

4、返還無し奨学金を設けること、都立大の授業料は無償化とすること。

5、東京五輪は即刻中止すること。

6、学校前でのビラまきに対する違法な妨害をやめるよう指導すること。
 <質問>
1、公道上のビラまきは表現の自由として認められています。都教委はこのことに関して学校現場にどのような指導を行っていますか。
 以上
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