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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

処分撤回を求めて(152)

2010年09月01日 | 日の丸・君が代関連ニュース
東京・全国の仲間の皆さんへ。(転送・転載歓迎。重複はご容赦下さい。一部報道関係者にも送信しています。)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。

 ◆ 8・30東京「君が代」裁判二次訴訟原告証人尋問(1回目)傍聴者の声

「報告集会」 《撮影:平田 泉》

 8月30日に行われた東京「君が代」裁判二次訴訟原告証人尋問(1回目)の傍聴者の声を配信します。今回の法廷はこれまで5回の口頭弁論を経て、裁判のクライマックスである証拠調べ(証人尋問)の1回目でした。今回の証人は全て現職の都立高校教員でした。「傍聴者の声」をお読みください。
 <良心的教員を苦しめる教育行政にストップを!>
 最高裁ピアノ判決に対する批判を軸にした尋問の柱立てが良かった。それに対する証人の答え方も的を得た説得力のあるものとなっていた。裁判官が文字通り「個人の良心」に基づいて判断してくれることを臨む。
 どの証人も生徒のことを大切にした教育実践をされていたからこそ、起立できなかったのだということがよく分かった。このような良心的な教員をこんなことで悩ます教育行政は早くストップさせたい。(S・市民・元神奈川県教員)
 <くやしい思い、ふるえる心>
 歴史に対してや、教育観や、信仰を持つものとして・・・など、それぞれの方の理由がありますが、要は、自分が自分として、人間として認められていないことがとても良く伝わってきました。都側は“心を殺せ”と迫ってくるのです。とかく少数だというイメージを持たせようとしてきますが、「マイノリティーを守るのが裁判だろう!痛みを想像せよ」と言いたいですね。初めは「国旗・国歌」。やがて全て命令。初めは公立、やがては私立、といやな流れを断ち切りましょう。(M・私立学校教員)
 <普通の先生に危険が・・・>
 反対する人は特殊な人たち、というイメージを壊し、普通の先生たちが苦しんでいるというのを分からせる方針に賛成します。周りに合わせるのが当然、和を乱すのはけしからん、という当局の意識こそ危険。(O・キリスト者)
 <原告の言葉に感銘 「やましき沈黙」>
 YOさんの本人尋問には大変感銘を受けました。澤藤弁護士の尋問は、一般の人が持つ疑問を解きほぐし、Yさんの落ち着いて品格のある証言とあいまって、とても勉強になりました。Yさんの物事をいい加減にしない人格のすばらしさが浮き彫りになりました。「やましき沈黙」という言葉は、心に深く残りました。
 一般論で原告の心底からの訴えを無視して、判断することが、いかに誤りであるのかを医療問題を例えにして言っているのは良く理解できました。
 YUさんの証言で、日本基督教団の成立の経緯を知り、びっくりしました。冨田牧師と韓国の牧師の問答も大変ショックでした。この時、神道や天皇への崇敬は儀礼であると冨田牧師が言ったことと現在の裁判所の判決にも同様の記述があることに、物事をあいまいにして周りに合わせる日本人の悲しい国民性を見ました。自分を戒めて、そういうことをしないように心していかねば、と思いました。(S・元都立高校教員)
 <都教委側弁護士にびっくり>
 被告(都教委)側弁護士の言葉が、あまりに日本語としてのレベルが低くびっくりしました。もっと有能な人を選ばないのは何故だろう、とよけいな心配をしてしまいました。(N・都立高校教員)
 <説得力のある証言 裁判長も苦い思い?>
 YOさんの尋問内容は、この間の諸判決の「社会的儀礼論」を厳しく批判したもので、非常に明快だと感じました。
 YUさんの地域や生徒の実態に即して学校の教育が多様であったのが、10・23通達により、画一化されたという証言も説得力があった。(IW・原告)
 <正論に反論できず 裁判官も自分の頭で考えよ>
 反対尋問など成り立たない程に、原告の訴えは正論だということが明々白々な裁判展開ですね。「日の君」のどの裁判でも証人尋問はそのことを明らかにしているのに、判決は審理を無視しているとしか言いようがない。第二次訴訟の裁判官よ、きちんと自分の頭で考えて、自分の言葉で判決を書いてください。(IS・原告)
*本日も炎暑。朝早くからの法廷で空席が出ることを心配していましたが、皆さんのご協力で何とか満席にできてホッとしています。朝10時から昼休みを挟んで全日の法廷でお疲れの人も多かったと思いますが、証人尋問は、相手側の主張を根底から覆すものとなったと思います。
 次回の二次訴訟の法廷は、10月4日(月)10時~16時頃、原告3名証人尋問、土屋英雄筑波大教授(憲法学)証人尋問、です。是非お出で下さい。(本日の法廷、午前傍聴席98名、原告席20名。午後から来た人約18名。ご協力に感謝!)。
 ◆各裁判の傍聴に来て下さい!

 ★☆再雇用拒否撤回2次訴訟☆★
 (07~09年嘱託採用拒否損害賠償請求、原告25名)
 9月30日(木)第4回口頭弁論
  15時開廷(抽選なし、先着順)
  東京地裁103号(大法廷、定員100名)

 ★☆東京「君が代」裁判3次訴訟☆★
 (07・08・09年処分取消請求、原告50名)
 10月1日(金)第2回口頭弁論
  9時40分傍聴抽選 10時開廷
  東京地裁103号(大法廷、定員100名)

 ★☆東京「君が代」裁判2次訴訟☆★
 (05・06年処分取消請求、原告66名)
 10月4日(月)原告証人尋問2回目
  9時30分集合(傍聴抽選なし。先着順) 10時開廷~17時(予定)
  (全日傍聴、午前のみ傍聴、午後のみ傍聴、いずれも可)
  東京地裁103号法廷(大法廷、定員100名)
  内容:原告(現・元都立高校教員)3~5名の証人尋問
  閉廷後、報告集会(場所未定)

 <注意>予防訴訟・高裁控訴審・最終弁論(結審は9月9日に予定されていましたが、「延期」になりました。現在期日調整中です。近日中に期日が決まり次第、連絡します。
 *東京地裁・高裁への行き方 地下鉄霞ヶ関A1出口徒歩1分


 下記HPでは行動予定、裁判資料、声明文などが入手できます。最高裁要請署名用紙・共同アピールもダウンロードできます。
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「日の丸・君が代」処分取消訴訟原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
被処分者の会HP↓(8月8日新規更新。下記アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
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