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◎ 学校に自由と人権を!共同アピール賛同者&コメント(14)

2010年09月01日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ◎ 学校に自由と人権を!共同アピール賛同者&コメント(14)

 8月10日の記者会見で発表された、賛同者506名とそのコメントです(7月末第1次集約分)。 五十音順(氏名/肩書き/コメント)。
351 野田正彰  関西学院大学教授

352 野中郁江  明治大学教授

  教育に競争をもちこむことに反対です。学校は、人格の尊重と共感・共同を学ぶ場であるべきです。君が代や日の丸を拒否する自由は良心の自由であり、保障されるべきです。
353 野々垣務  民主教育研究所
  教育実践・研究は、創造性が自由に発現できる母胎がなければ、子どもも教師も成長できません。
354 橋本左内  日本宗教者平和協議会理事長
  《昭和九年に生み出され/小学校へ行く年に/「国民学校一年生」/心のはずんだランドセル/日の丸・君が代・ヘイタイススメ/天皇陛下のためならば/何で命が借しかろう」》。
  これが私たち1934年生まれの者の入学年次の現実でした。高校三年の時にクリスチャンになり、内村鑑三不敬事件を知りました。明治の神権天皇制の下では有り得ることですが、民主・人権・平和の憲法の下では有ってはならないことです。行政だけでなく裁判所まで間違っていますから正しましょう。
355 橋本 進  ジャーナリスト
  私はかねてから都教委=特高警察論を唱えています。思想・信条・良心の自由を侵害するそのやり口が、悪名高い特高を思わせるからです。
  監視→懲罰・脅迫・拷問(研修という名の質問を許さぬ一方的強制)→手記の強要→転向の強要
  およそ教育の名に恥じる所業です。最高裁が、教育の尊厳と思想・信条・良心の自由に関し、国際的にもレベルの高い、尊敬される見識を示してほしいと思います。
356 橋本紀子  女子栄養大学教授
  教育の自由、学校、教師の教育の自主性を損なう事態が続いている事を憂慮します。それでも、ジェンダー平等、性教育バッシングに抗した闘いを進めています。
357 端山好和  東京農大名誉教授
  日の丸・君が代を国旗・国歌と制定する時、決して国民に強制するものではない、と約束して制定した。国の政治家が平然と「ウソ」をつくようでは一国の政治は成り立たない。尚今の政治は20世紀前半の歴史を繰返している。このまま進むと又暗い時代がくる。
  基本的には憲法違反であること、歴史的にはじわじわと締めつけて最終的には教育を国家統制のもとに完全におくこと、最低でも制定時の国民への約束違反であること。どこからみても犯罪行為である。断固反対すべきです。
358 羽澄一幸  臨済宗妙心寺派僧侶

359 長谷川裕子  立教大学兼任講師

360 濱野道雄  日本バプテスト連名宣教研究所所長

  現実に数多くの児童、教師、そしてアジアの人々が戦争の歴史への無反省を想起せざるを得ない「日の丸」の強制は、思想及び良心の自由を保障する憲法19条の違反です。また普通に歌詞を読めば国家神道の天皇神への忠誠を誓う「君が代」の強制は、信教の自由を保障する憲法20条の違反です。実際に日の丸、君が代のもと、多大な弾圧被害を受け、また戦争協力までしてしまったという歴史を持つキリスト教会の人間として、共同アピールに賛同します。
361 浜林正夫  一橋大学名誉教授
  いまの教育行政は教師も子どももますます萎縮させるものです。これでは日本の未来がほんとうに危ないと心配しています。
362 浜本大蔵  大学非常勤講師
  内心の自由と表現・行動の自由は一体不可分のものだと思います。これを分離せよというのは、人格の崩壊以外のなにものでもありません。
363 林 正道  真宗大谷派安養寺住職
  あらゆる宗教・宗派が、かつての侵略戦争に全面的に協力・加担してきました。その痛恨の想いから、思想・信条・信仰の自由を守りぬき、「日の丸・君が代」の強制は、断じて許すことはできません。手をたずさえて.日本と世界の平和、平等なる世をつくりあげたいと願っています。
364 林 伸豪  弁護士

365 林 光   作曲家

366 林 博史  関東学院大学教授

367 原 武史  明治学院大学教授

  私は学校現場での「日の丸・君が代」強制に断固反対するとともに、自分の勤める大学の入学式や卒業式での讃美歌強制にも反対の立場をとっています。いかなる歌であれ、学校の儀式での斉唱強制は無理な一体感を作り出し、個人の自由を圧殺します。私はクリスチャンではありません。
368 原 誠   言語学研究者
  太平洋戦争時、国民学校生の私は日の丸・君が代にすっかり欺されました。平和憲法制定時に、国旗も国歌も変えるぺきでした。
369 原 通範  和歌山大学教授
  今、大学にも様々な形で教育と研究を規制しようとする力が押し寄せてきています。研究費、授業期間と試験期間を別途実施通達、これでこれまで大学独自の裁量で計画実施できていた、たとえばへき地・複式教育実習なども新たに別の機会での実施を余儀なくされる、あるいは夏休みに人るのが8月10日以降、そして夏休み中も免許更新講習が入るなど、もう研究をじっくりなんて全くしている余力がなくなっています。
370 原ロ宇平  元都立高校教頭
  私は1996年に定年退職し、以後東京の公立学校教育には関係していません。私はかつての勤務校の閉校式等を除けば直接体験はしていません。
  私自身は公立学校で日の丸をかかげ、君が代をうたうこと自体には反対ではありません。しかし「国歌斉唱」時に起立することを強制することには反対であり、あくまで本人の自由意思によるべきであり、まして来賓にまでそれを強制し、副校長が調べているのが現状です。

 ※「学校に自由と人権を!共同アピール」本文は、こちら(↓)
http://wind.ap.teacup.com/people/4186.html
 ※引き続き賛同を受け付けております。「趣旨説明」(↓)をご参照の上、
http://www7b.biglobe.ne.jp/~yobousoshou/files/sandounoonegai.doc
 「学校に自由と人権を!共同アピール」事務局(丸山洋明)までご連絡を。
 (送付先・問合わせ先)Eメール kyoudouappeal@gmail.com
            ファクス 03-6423-8420

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