立川の星野です。
「体罰問題思考」その7
◆ 体育科教師要請大学理事長・学長からの「体罰根絶声明」を待望する
私自身、10年間の定時制勤務後、28年間3つの全日制高校に勤務しました。
全日制体育科には、必ず「体罰」を振るう同僚教師との対峙が始まりです。しかし、ジックリ「生徒は殴らなくても、話せばわかる。」との私の説得に納得してくれ(?)、学校内からの体罰は一掃(?)されました。
同時に、ラグビー部顧問の体験では、練習・公式試合、合同練習でも、「体罰」を振るうラグビー部顧問との対峙がありました。その都度「暴力指導はやめよう。絶対にラグビー好きにはならない。」納得しない顧問には、「私の子どもが、あなたに体罰を受けたならば、必ず裁判を起こし追及します。」と迫った事もありました。「体罰」が主な原因で顧問を外された人も数名知っています。
体罰問題が繰り返される背景の一つに、体育系大学教員養成課程の中で「人権学習」の徹底した不足があるかと思います。スポーツ技術の上手く・できるコーチングは優れても、生徒・部員一人ひとりに「スポーツを文化として喜びを与える」と同時に「かけがえのない人格を育てる」視点の学習欠如です。
「体罰は暴力であり犯罪である。」事を大学教員養成課程のカリキュラムの中で、徹底すべきではないでしょうか。今回、一般社団法人日本体育学会理事会を始め、いくつかの体育・スポーツ団体から「体罰問題声明」が出されています。
体育科教師・運動部活動顧問を養成する、体育科教師養成大学理事長・学長からの「体罰根絶声明」を強く待望します。
まずは「体罰・暴力を自らの体育系大学競技団体から一掃!」を。
※望月浩一郎弁護士ブログから
http://mczkk.jugem.jp/
日本スポーツ法学会主催のスポーツにおける暴力・体罰問題の3企画の紹介です。
<<< その1>>>
2013年2月19日(火) アスリートの尊厳を守るためのシンポジウム(USTREAMでライブ配信:http://www.ustream.tv/channel/jsla130219)
全日本柔道連盟女子代表監督の代表選手たちへの暴行事件を契機に、スポーツにおける暴力を一掃することを目的としたシンポジウムが企画されています。⇒詳細はこちらへ
問題提起:「スポーツ基本法の概要とこれからの課題」:伊東卓氏(日本弁護士連合会弁護士業務改革委員会スポーツ・エンタテイメント法促進プロジェクトチーム幹事・弁護士)
<パネラー>
馳浩氏(衆議院議員・超党派スポーツ議員連盟 事務局長)
鈴木寛氏(参議院議員・超党派スポーツ議員連盟 幹事長)
杉浦久弘氏(文部科学省スポーツ・青少年局競技スポーツ課長)
河野一郎氏(独立行政法人日本スポーツ振興センター理事長)
為末大氏(一般社団法人アスリートソサエティ代表理事)
セルジオ越後氏(サッカー解説者)
望月浩一郎氏(日本スポーツ法学会理事・弁護士)
<<< その2>>>
2月23日(土) 部活動の体罰問題ホットライン(仮称)
部活動の体罰問題ホットライン(仮称)
2013(平成25)年2月23日(土)午前10時~午後4時
【相談窓口】 東 京:050-3133-5911
名古屋:052-955-2930
大 阪:06-6205-3575
「スポーツと暴力」は根の深い問題であるとの認識に立ち、仕組みづくりと同時並行で、現に体罰の被害を被っている生徒の相談を受け、救済を図るために、当学会所属の弁護士を中心に、実態を把握するとともに、問題解決にあたるための電話相談会を実施します。
<<< その3>>>
3月9日(土) シンポジウム「体罰を根絶するために-高校の運動部活動においてなぜ体罰は生じるのか」
高校におけるスポーツ指導、とりわけ運動部活動の指導場面に発生し続けている体罰問題について、その原因、機序、対策等を明らかにして、スポーツ基本法に基づくガバナンス啓発や青少年の健全育成等に寄与することを目的とするシンポジウムです。
【開催日時】 2013(平成25)年3月9日(土)15:00~17:00
【開催場所】 早稲田大学 第9号館5階 第一会議室
【シンポジスト】
関根郁夫氏(公益財団法人全国高等学校体育連盟副会長)
西岡宏堂氏(公益財団法人日本高等学校野球連盟審議委員長)
大熊慶洋氏(共同通信社大阪社会部次長)
【司会進行】鈴木知幸(日本スポーツ法学会監事・順天堂大学客員教授)
⇒詳細はこちらへ
3企画の準備を担当している一人としては、暴力と体罰は「行き過ぎた指導」ではなく、「誤った指導」であり、正しい指導を確立するための契機になってくれれればという願いです。
体育系大学で、暴力抜きに指導している大学教員はどれだけいるのでしょうか?
教員・指導者を養成する段階での間違いを正さなければ暴力・体罰の根絶はできないと思っています。暴力・体罰の根を絶つためには、暴力・体罰を指摘するだけでなく、その原因を突き止め、原因を開示していくことが必要だと考えています。
暴力・体罰が指導だと思っている教員・指導者の出身大学を開示していくことで、暴力・体罰がなくならない要因の一つが解明されるのではないでしょうか?
体育系大学の教員の方々のお考えをぜひ伺いたいと思っています。
「体罰問題思考」その7
◆ 体育科教師要請大学理事長・学長からの「体罰根絶声明」を待望する
私自身、10年間の定時制勤務後、28年間3つの全日制高校に勤務しました。
全日制体育科には、必ず「体罰」を振るう同僚教師との対峙が始まりです。しかし、ジックリ「生徒は殴らなくても、話せばわかる。」との私の説得に納得してくれ(?)、学校内からの体罰は一掃(?)されました。
同時に、ラグビー部顧問の体験では、練習・公式試合、合同練習でも、「体罰」を振るうラグビー部顧問との対峙がありました。その都度「暴力指導はやめよう。絶対にラグビー好きにはならない。」納得しない顧問には、「私の子どもが、あなたに体罰を受けたならば、必ず裁判を起こし追及します。」と迫った事もありました。「体罰」が主な原因で顧問を外された人も数名知っています。
体罰問題が繰り返される背景の一つに、体育系大学教員養成課程の中で「人権学習」の徹底した不足があるかと思います。スポーツ技術の上手く・できるコーチングは優れても、生徒・部員一人ひとりに「スポーツを文化として喜びを与える」と同時に「かけがえのない人格を育てる」視点の学習欠如です。
「体罰は暴力であり犯罪である。」事を大学教員養成課程のカリキュラムの中で、徹底すべきではないでしょうか。今回、一般社団法人日本体育学会理事会を始め、いくつかの体育・スポーツ団体から「体罰問題声明」が出されています。
体育科教師・運動部活動顧問を養成する、体育科教師養成大学理事長・学長からの「体罰根絶声明」を強く待望します。
まずは「体罰・暴力を自らの体育系大学競技団体から一掃!」を。
※望月浩一郎弁護士ブログから
http://mczkk.jugem.jp/
日本スポーツ法学会主催のスポーツにおける暴力・体罰問題の3企画の紹介です。
<<< その1>>>
2013年2月19日(火) アスリートの尊厳を守るためのシンポジウム(USTREAMでライブ配信:http://www.ustream.tv/channel/jsla130219)
全日本柔道連盟女子代表監督の代表選手たちへの暴行事件を契機に、スポーツにおける暴力を一掃することを目的としたシンポジウムが企画されています。⇒詳細はこちらへ
問題提起:「スポーツ基本法の概要とこれからの課題」:伊東卓氏(日本弁護士連合会弁護士業務改革委員会スポーツ・エンタテイメント法促進プロジェクトチーム幹事・弁護士)
<パネラー>
馳浩氏(衆議院議員・超党派スポーツ議員連盟 事務局長)
鈴木寛氏(参議院議員・超党派スポーツ議員連盟 幹事長)
杉浦久弘氏(文部科学省スポーツ・青少年局競技スポーツ課長)
河野一郎氏(独立行政法人日本スポーツ振興センター理事長)
為末大氏(一般社団法人アスリートソサエティ代表理事)
セルジオ越後氏(サッカー解説者)
望月浩一郎氏(日本スポーツ法学会理事・弁護士)
<<< その2>>>
2月23日(土) 部活動の体罰問題ホットライン(仮称)
部活動の体罰問題ホットライン(仮称)
2013(平成25)年2月23日(土)午前10時~午後4時
【相談窓口】 東 京:050-3133-5911
名古屋:052-955-2930
大 阪:06-6205-3575
「スポーツと暴力」は根の深い問題であるとの認識に立ち、仕組みづくりと同時並行で、現に体罰の被害を被っている生徒の相談を受け、救済を図るために、当学会所属の弁護士を中心に、実態を把握するとともに、問題解決にあたるための電話相談会を実施します。
<<< その3>>>
3月9日(土) シンポジウム「体罰を根絶するために-高校の運動部活動においてなぜ体罰は生じるのか」
高校におけるスポーツ指導、とりわけ運動部活動の指導場面に発生し続けている体罰問題について、その原因、機序、対策等を明らかにして、スポーツ基本法に基づくガバナンス啓発や青少年の健全育成等に寄与することを目的とするシンポジウムです。
【開催日時】 2013(平成25)年3月9日(土)15:00~17:00
【開催場所】 早稲田大学 第9号館5階 第一会議室
【シンポジスト】
関根郁夫氏(公益財団法人全国高等学校体育連盟副会長)
西岡宏堂氏(公益財団法人日本高等学校野球連盟審議委員長)
大熊慶洋氏(共同通信社大阪社会部次長)
【司会進行】鈴木知幸(日本スポーツ法学会監事・順天堂大学客員教授)
⇒詳細はこちらへ
3企画の準備を担当している一人としては、暴力と体罰は「行き過ぎた指導」ではなく、「誤った指導」であり、正しい指導を確立するための契機になってくれれればという願いです。
体育系大学で、暴力抜きに指導している大学教員はどれだけいるのでしょうか?
教員・指導者を養成する段階での間違いを正さなければ暴力・体罰の根絶はできないと思っています。暴力・体罰の根を絶つためには、暴力・体罰を指摘するだけでなく、その原因を突き止め、原因を開示していくことが必要だと考えています。
暴力・体罰が指導だと思っている教員・指導者の出身大学を開示していくことで、暴力・体罰がなくならない要因の一つが解明されるのではないでしょうか?
体育系大学の教員の方々のお考えをぜひ伺いたいと思っています。
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