《東京高裁「君が代」第1次訴訟控訴審 結審》
★ 憲法学者の浦部法穂教授が証言・原告2人が意見陳述
東京都教育委員会の「日の丸・君が代」への起立・斉唱強制に従わなかったことを理由に処分された169人が、都を相手に処分取り消しなどを求めた控訴審の最終弁論が15日、東京高裁(大橋寛明裁判長)で行われました。
憲法学者の浦部法穂・神戸大学名誉教授が証言に立ち、原告・弁護団が意見陳述して結審しました。
(写真は、報告会での弁護団・原告・支援者ら 発言は平松真二郎弁護士)
浦部さんは、法律による一定の義務であっても①本来個々人の判断にゆだねられるべきこと、②人間性の核心部分については「憲法19条にもとづいて義務に従わないことが認められるべきだ」とのべました。
都教委による「日の丸・君が代」の強制は「民主主義国家の在り方が否定されるという問題だと認識すべきだ」と証言しました。
原告の蒲生正久さんは(60)は、2005年に在職した定時制高校で管理職が、君が代斉唱時に着席した生徒の肩をゆすって起立を促し、後日その生徒に「なぜ立たなかったのか」と事情聴取が行われたことを告発。翌年は、教員への処分を心配して、生徒全員が起立したとのべ、「都教委の目的は生徒たちに『君が代』を斉唱させることにある。学校に強制を許してはいけません」と陳述しました。
物理の教員(53)は、「君が代」斉唱時に立てないという理由で担任を外され続け、「教師としての生きがいを奪われている。」校長に決定権があるとして「日の丸・君が代」の強制が強行されたことで、職員会議などで意見を言ってもムダという雰囲気が支配し、「教師としての責任感、誇り、良心が失われてきている」と訴えました。
浦部法穂神戸大学名誉教授の証人尋問(下記<リンク>)が約1時間半行われた後、原告の2人、弁護団の弁護士5人が意見陳述して結審しました。
判決期日は指定されていません。
『今 言論・表現の自由があぶない!』(2010/10/16)
http://blogs.yahoo.co.jp/jrfs20040729/17343171.html
★ 憲法学者の浦部法穂教授が証言・原告2人が意見陳述
東京都教育委員会の「日の丸・君が代」への起立・斉唱強制に従わなかったことを理由に処分された169人が、都を相手に処分取り消しなどを求めた控訴審の最終弁論が15日、東京高裁(大橋寛明裁判長)で行われました。
憲法学者の浦部法穂・神戸大学名誉教授が証言に立ち、原告・弁護団が意見陳述して結審しました。
(写真は、報告会での弁護団・原告・支援者ら 発言は平松真二郎弁護士)
浦部さんは、法律による一定の義務であっても①本来個々人の判断にゆだねられるべきこと、②人間性の核心部分については「憲法19条にもとづいて義務に従わないことが認められるべきだ」とのべました。
都教委による「日の丸・君が代」の強制は「民主主義国家の在り方が否定されるという問題だと認識すべきだ」と証言しました。
原告の蒲生正久さんは(60)は、2005年に在職した定時制高校で管理職が、君が代斉唱時に着席した生徒の肩をゆすって起立を促し、後日その生徒に「なぜ立たなかったのか」と事情聴取が行われたことを告発。翌年は、教員への処分を心配して、生徒全員が起立したとのべ、「都教委の目的は生徒たちに『君が代』を斉唱させることにある。学校に強制を許してはいけません」と陳述しました。
物理の教員(53)は、「君が代」斉唱時に立てないという理由で担任を外され続け、「教師としての生きがいを奪われている。」校長に決定権があるとして「日の丸・君が代」の強制が強行されたことで、職員会議などで意見を言ってもムダという雰囲気が支配し、「教師としての責任感、誇り、良心が失われてきている」と訴えました。
浦部法穂神戸大学名誉教授の証人尋問(下記<リンク>)が約1時間半行われた後、原告の2人、弁護団の弁護士5人が意見陳述して結審しました。
判決期日は指定されていません。
『今 言論・表現の自由があぶない!』(2010/10/16)
http://blogs.yahoo.co.jp/jrfs20040729/17343171.html
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