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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

処分撤回を求めて(225)

2012年04月01日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ▲ 処分撤回を求めて(225)

東京・全国の仲間の皆さんへ。
(転送・転載歓迎。重複はご容赦を。一部報道関係者にも送信)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。
「処分撤回を求めて(225):卒業式処分抗議、再発防止研修を中止せよ!」を送信します。長くなりますが、最後までお読み下さい。

《撮影:平田 泉》

 ◆ 卒業式の「君が代」処分に抗議!処分者数延べ440名に
 昨日3月30日、都教委の卒業式での「君が代」処分に抗議する集会・記者会見が全水道会館で行われました。この集会は被処分者の会など都立学校四者(原告団)で構成する卒入学式対策本部が主催して行いました。約120名の人々が参加して集会会場を埋め尽くしました。
 集会・記者会見では、対策本部より卒業式を巡る状況の説明、該当者3名の発言などがありました。
 今回処分された人たちは、都教委の理不尽な「日の丸・君が代」強制を告発し、都教委の教育支配による学校現場の異常な状況をこのままにしておけないという思いで共通していました。

 ◆2回以上の不起立でも「戒告」―1・16最高裁判決を一定反映
 今回の処分は、卒業式シーズンの直前の1月16日の最高裁判決で減給処分1名、停職処分1名が取り消されたこと一定反映して、2回以上の不起立に対してこれまでの機械的な「累積・加重処分」による減給・停職処分を強行できず、「戒告」処分に止まりました。これは8年にわたる処分撤回を求める私たちの闘いの反映という側面もあります。
 同じ職務命令に3回違反したら「免職」という大阪府の暴圧的な「処分行政」が最高裁判決に反しており、いかに非常識かを物語っています。
 しかし、教職員に対する処分を背景にした「日の丸・君が代」強制という状況が変わったわけではありません。私たちは子どもたちのための教育を歪めている現状を変え、憲法に基づく自由で民主的な教育を取り戻すため闘い続けます。

 (都教委がホームページで処分者数・処分内容・学校名を公表しています。)
  ↓(以下クリックを)
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/pickup/p_gakko/hukumujiko/120329-2.pdf

 <卒業式の処分の内訳>
  1.都立武蔵村山高校 戒告(不起立2回目)
  2.都立あきる野学園特別支援学校 戒告(不起立2回目)
  3.都立矢口特別支援学校 戒告(不起立など4回目)
 計3名
 <学校種別>
  都立高校1名 都立特別支援学校2名
 <発令日> 3月29日 各学校に処分発令通知を都教委職員が持参

 ●他に都立高校で文書訓告1名
 →卒業式で担任として卒業生の呼名をしたら「担任業務を外す」という「職務命令」に違反した!!

 ◆以下、卒業式処分抗議声明(長いので一部略します)を貼り付けます。
 全文は下記被処分者の会HPで入手できます。

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卒業式における「日の丸・君が代」不当処分に抗議する声明(抜粋)

 3月28日、東京都教育委員会(都教委)は臨時会を開催し、卒業式での「君が代」斉唱時の不起立などを理由に3名の教職員の懲戒処分を決定し、3月29日、該当者に対する処分発令を強行した(高校1名、特別支援学校2名)。今回の処分は、2回目以上の不起立等に対して戒告となっており、累積加重処分を断罪した、さきの最高裁判決を一定反映したものといえる。それ自体は、8年間にわたる私たちの闘いの成果である。しかし都教委には、処分を振りかざして教職員に服従を強いるやり方を一向に改める気配がない。
 そればかりか、都教委は、例年7月に行なってきた服務事故再発防止研修を「処分発令後、速やかに実施」として、卒業式に関わる処分については入学式前の4月5日に繰り上げ、「国旗・国歌」にかかわる内容に変更した。これは、「内心に踏み込むことがあれば違憲」とした「再発防止研修執行停止申し立て」に対する決定にも反するものであり、断じて許されるものではない。
 私たちは、2003年「10・23通達」以来、昨春まで延べ437名に及ぶ前代未聞の大量処分(別紙参照) に続く昨日の不当な処分発令に満身の怒りを込めて抗議し、不当処分の撤回及び憲法違反の服務事故再発防止研修の中止を求めるものである。

 本年1月16日、東京「君が代」処分取消請求(第一次訴訟)において最高裁は、原告167名全員の処分を取り消した高裁判決を覆して戒告処分を容認する一方、減給処分は「社会観念上著しく妥当を欠き、懲戒権者の裁量権の範囲を超え、違法」として取り消しを命じた。都教委の機械的な「累積加重処分システム」が断罪されたのである。・・・宮川裁判官の反対意見の他、櫻井裁判官が補足意見で「すべての関係者によってそのため(紛争状態の解消)の具体的な方策と努力が真摯かつ速やかに尽くされていく必要がある」と述べたように、「10・23通達」をめぐる紛争そのものが異常な状態であり、解決が求められているのである。
 しかし、都教委はこれまでの教育行政を改めることなく、最高裁判決の趣旨を無視して「職務命令」を出すよう各校長を指導し、全ての都立学校の卒業式で例外なく各校長が「職務命令」を出し続けている。・・・

・・・私たちは、都教委の「暴走」をやめさせ、自由で民主的な教育を甦らせ、生徒が主人公の卒業式・入学式を取り戻すため、生徒・保護者・市民と手を携え、大阪の仲間とも連帯して、「日の丸・君が代」強制に反対し、不当処分撤回まで闘い抜くものである。何よりもこの国をたとえ少数であっても一人ひとりの人権を尊重し、「戦争をする国」にさせず、「教え子を再び戦場に送らない」ために!

 2012年3月30日
 「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団

 全文はこちらにリンク → http://wind.ap.teacup.com/people/6355.html
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 ◆ 再発防止研修抗議・該当者支援行動へ!
 「再発防止研修」の強行に抗議!「イジメ研修」をやめろ!

 都教委は、3月卒業式で不起で戒告処分を受けた教職員3名を対象に「服務事故再発防止研修」を強行しようとしています。
 従来「再発防止研修」の実施時期を4月に早め、内容・研修時間がこれまでより格段に厳しいものです。
 被処分者の会は、当日、抗議・支援行動を展開しますので多くの皆さんの参加を呼びかけます。

 ★☆再発防止研修抗議・該当者支援行動☆★
 ●報道関係者の取材歓迎!

 4月5日(木) 
 都教職員研修センター前
(JR・地下鉄水道橋、都立工芸高校隣)
  8時20分 行動開始
  8時35分 弁護団申し入れ
  8時50分 該当者(受講者)入場、激励行動
 12時30分頃(予定) 研修終了後、該当者激励行動
 *呼びかけ 被処分者の会

 HPの「お知らせ」「今後の予定」「処分者数一覧」等更新しました。
 最高裁判決全文、各種声明文、行動予定、資料等入手可能。
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「日の丸・君が代」処分取消訴訟原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
被処分者の会HP↓(3月31日新規更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス
可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
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