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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

東京都学校ユニオン恒例、7月末都教委糾弾ビラまき

2019年07月31日 | 増田の部屋
 ◆ 都教委、五輪憲章の根本原則から、勝手に
   「人間の尊厳の保持に重きを置く」を削除!?


皆様 こんにちは。増田です。
 これは、BCCでお知らせしています。重複・超長文、ご容赦を!昨日早朝、東京都学校ユニオン恒例、月末都教委糾弾ビラまきを下記内容で行いました。
 「日本人としての自覚と誇り」に満ち溢れているらしい都教委の連中は、報告書に「明治の学制発布以来、日本の学校は民主的で平等の名の下にあった」などと初歩的誤りを犯しながら、どんなに訂正を求められても「これは歴史認識を示したものではない」などと「過ちて改めざる」厚顔無恥を晒しています。
 そして五輪憲章の核心の「人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会」を単に「平和な社会」と勝手に変えて、これは「伝統と文化の尊重」「愛国心教育」と親和性がある
 ⇒オリパラ教育として「生徒たちに『日本人としての自覚と誇り』を育てよ」!? と学校に強制するのです…
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<都教委よ、五輪憲章の根本原則「人間の尊厳(human dignity)の保持に重きを置く平和」から、
勝手に「人間の尊厳の保持に重きを置く」を削除するな!>

 ★ 都教委は、五輪憲章の根本原則(目標)も読まずにオリパラ教育を強要?
   それとも確信犯的に削除?


 都教委は、都内の全学校に「オリンピック・パラリンピック教育をやれ、少なくとも週1時間・年間35時間※やれ!」と強要し、その教育内容まで「これで、やれ!」と押し付けています
 (※情報開示して各学校のオリパラ教育にかけた時間を見ると88時間と報告した事例も)。
 具体的内容は都教委オリ・パラ教育HPhttps://www.o.p.edu.metro.tokyo.jp/)で「東京都では、オリンピック・パラリンピック競技大会の究極の目標『平和でより良い世界の構築に貢献する』、教育基本法及び学校教育法における教育の目標の一つ『伝統と文化を尊重し、それらを育んできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う』」、(この)2つの目標に高い親和性があると捉え…『ボランティアマインド』『障害者理解』『スポーツ志向』『日本人としての自覚と誇り』『豊かな国際感覚』の5つの資質を育むとともに、共生・共助社会の実現を目指しています」といいます。(傍線・( )内は当組合が付加)
 以前、当組合委員長が「『日本人としての自覚と誇り』について、都教委が定義した文書」を情報開示請求しましたが、「無い」という回答でした。「豊かな国際感覚」についても同じでしょう。
 そもそも「国際感覚」とは何か? 都教委が定義もできないものを、生徒たちの身につけさせろと強要された都立高158校の報告書を情報開示請求して読みましたが、いずれも苦心惨憺の作文ばかり…。
 一例を挙げると、「茶道による礼作法体験を外部講師を招いて実施、おもてなしの心とマナーについて、グローバルマナー特別講座を開催。日本の伝統的文化を学ぶことで、日本人としての自覚を持ち、誇りをもって共生社会を築く力をはぐくむことができた」? 各校とも似たりよったり…。
 こんな「オリパラ教育の中での伝統文化の尊重学習」による空疎な成果に、「日本人としての自覚と誇り」を持つことができるのでしょうか?
 なぜ、こんなにも空疎になるのか?
 それは、都教委が勝手に五輪憲章の根本原則を削除して、無理矢理に安倍第一次政権が改悪した教基法の「伝統と文化の尊重」に結びつけるからです。
 オリンピック憲章の根本原則は、都教委作成『オリンピック・パラリンピック読本』扉(小中高とも…高は英文)に載っています。
   「オリンピック・パラリンピック競技大会の究極の目標」は「人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会」であり、
   国別対抗ではなく「個人・団体」の競技であり
   「人種、肌の色、性別、…政治的またはその他の意見、国あるいは社会のルーツ、…いかなる種類の差別も受けることなく」です!
   「伝統と文化の尊重」とか「○○人としての自覚」などありません。

 ☆ 都教委よ、自らが作成した『オリパラ読本』扉の五輪憲章根本原則(目標)を、よく読むべし!
 「人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会」を築くための教育をこそ「自覚」せよ!
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