減給・停職の被処分者に対する 「専門研修」の抗議・支援行動のお願い

全国の仲間の皆さん！（転送歓迎）

被処分者の会近藤です。
長くなりますが最後までお読み下さい。そしてご支援をよろしくお願い申し上げます。

本日、９月１日、東京では殆んどの公立学校で始業式が行なわれました。残暑厳しき中、「夏休み」もなく暑い闘いの日々を過ごしてきた皆さんはきっとお疲れのことと思います。

７．２１「再発防止研修・基本研修」に抗議する闘いで始まった今年の夏でした。また日教組大会、都高教大会、東京「日の丸・君が代」強制反対裁判をすすめる会結成集会、「９条の会」有明講演会、敗戦６０年目のヒロシマ・ナガサキ、「ゼッケン」問題、３者・弁護団合宿等、暑い闘いの夏でした。弁護団・同事務局Ｉさんの昼夜を分かたない奮闘で、２９日、「再発防止研修・専門研修」執行停止申立を東京地裁に提訴しました。

訴状の再検討・準備で担当のＹ弁護士は２日間徹夜したそうですし、弁護団事務局Ｉさんはこの仕事に毎日遅くまでかかり切りになり、被処分者の会事務局の手伝いもあり、提訴の予定が遅れましたが、何とか２９日に提訴できました。申立人は専門研修対象者１５名の内、１４名です。

この「専門研修」は、「日の丸・君が代」強制に反対して「不起立」等で処分された減給・停職の被処分者に、処分に重ねて「基本研修」に続き「専門研修」を命令で受講させ、３重の精神的苦痛を強いるものです。「専門研修」では被処分者１名を都教委・校長５名で取り囲み暴力的圧迫の中で講義し、反省＝転向を強制するものです。

９月２日までには、地裁の決定が出る見通しとのことです。

担当部、原告、被告一覧表は次の通りです。

　民事１１部（三代川裁判長）・・・原告・都立高校１１名、被告・都教委
　民事１９部（中西裁判長）・・・原告・Ｋさん、被告・練馬区教委
　民事３６部（難波裁判長）・・・原告・Ｍさん、被告・日野市教委
　民事１１部（三代川裁判長）・・・原告・Ｎさん、被告・立川市教委

前回の「基本研修」執行停止申立では、民事１９部・中西裁判長（その時は根津さん）が良い決定を出しています。今回はどうなるでしょうか。関心を持って見守りましょう。

新学期早々闘いが待っています。裁判等日程（添付ファイル）をご覧下さい。当面、以下の支援行動へ皆さんの参加を呼びかけます。「一人の痛みはみんなの痛み」です。

○　専門研修（申立却下の場合）　都教職員研修センター（目黒）　支援・抗議行動
　集合　８時３０分　センター前　　講義　９時～１１時４０分
　　　９月７日（水）　対象者　義務制３名　
　　　　　　９日（金）　対象者　高校１名、都立養護学校３名
　　　　　１３日（火）　対象者　高校５名
　　　　　１４日（水）　対象者　高校３名（近藤他２名）　
＃　弁護団申し入れもあります。支援・抗議行動に是非来て下さい。現職の教員だけでは対応し切れません。市民を始め定時制の人、授業のない人、被解雇者など多数の応援をよろしくお願いします。都高教は８時目黒駅で情宣行動、現地申し入れを行います。