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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

田畑裁判の最高裁要請文

2015年02月16日 | 暴走する都教委
 皆様。1995年度の都教委から再雇用拒否を受け、以来闘っている元教員の田畑和子です。10?29高裁不当判決により現在上告中です。13日に最高裁へ要請を行いましたので要請書を貼り付けました。読んでくだされば嬉しいです。
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2015年2月13日
 平成27年(オ)第201号 平成27年(受)第261号
 最高裁判所第一小法廷 御中
上告人 田畑 和子
◎ 要 請 書

 貴裁判所におかれましては、日々、人権を守り正義を実現するため、尽力されていることと拝察申しあげます。この度、私の提起しました事件を上告致しました。つきましては、下記の要請を行いますので、お聞き届けくださいますようお願い致します。
 私は、1935年生まれで、今年で80歳になります。東京都豊島区立千川中学校教諭として定年を迎え、再雇用されて嘱託の教員として再出発する筈でした。ところが、東京都教育委員会は、全員採用が前提の再雇用を拒否したのです。
 豊島区教育委員会の成田指導室長は「田畑先生は、教師として不適格というのではない」と言いましたが、理由を明らかにせず、私は裁判を起こしました。どうしても理由が知りたかったのです。
 審理の中で、千川中学校校長中神嘉治が、沢山の不合格理由を捏造して成田指導室長に提供、成田室長がそれを基に私の不採用を都教委へ報告したことが判明しました。虚偽を暴く証拠をほぼ完璧に提出できましたが、裁判所は都教委に広汎な裁量権があるとして、都教委を勝たせました。
 次に、校長の捏造をハッキリさせるため、校長を訴えましたが、東京高裁の「校長は公権力の行使をしたのだから、たとえ陳述書の虚偽記載・偽証があっても校長の責を問うことはできない」という判示で、またもや敗訴しました。
 現在の三次訴訟は、中神校長が二次訴訟で提出した、一片の真実の記載もない長大な陳述書から特に捏造度のひどく証拠のあるものを2件選び「名誉毀損」で、また、二次訴訟で判明した中神校長から成田指導室長宛の報告文書(私の思想を勝手な思い込みで報告)により「思想差別」で、中神校長・都教委を被告として訴えました。
 勝てる見込みのあるものを選りすぐったにも関わらず、全面敗訴でした。私は非常に落胆しています。裁判所を信じなければ、三回も裁判を起こしはしません。一次訴訟・二次訴訟とも肩すかしのような判決で、まともに取り扱っていただけませんでした。でも、私は、いつかまともな裁判官に巡り会えると信じて自分を奮い立たせてきました。
 私は、在職中、教師の仕事に没頭し、研究・実践を重ねました。私に着せられた汚名「不良教師」という言葉を取り払い、誇りを持ってこの世を去りたいと思っています。都教委と中神校長の保身と差別の餌食で終わりたくありません。
 傘寿を迎えようとする年齢になりましたが、命の限りこの問題の解決に努めるつもりでおります。
 最高裁の、道理に基づいたご判断を期待しております。
以上


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