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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

人事委員会審理・裁判報告と傍聴のお願い

2005年12月20日 | 日の丸・君が代関連ニュース
人事委員会審理・裁判報告と傍聴のお願い

全国の仲間の皆さん!(転送歓迎、ホームページに転載可)

被処分者の会近藤です。

 昨日、予防訴訟第12回口頭弁論が行なわれ、12月16日の人事委員会審理でも証言した元校長が原告側証人として出廷し、都教委が校長に(個別)職務命令発出をを繰り返し「指導」したことを明らかにしました
 他にも人事委審理で多くの校長が、「職務命令を出さざるを得なかった」「職務命令を出さないという選択肢はなかった」と答えています。
 都教委は職務命令の発出は「校長の責任」と言っていますが、これまでの人事委員会審理・予防訴訟・解雇裁判を通して都教委の校長に対する「指導」が「命令」「強要」に等しいものであることが明らかになってきています。
 これは正に教育基本法第10条が定める「行政の不当な支配」であり、都教委の裁量権の逸脱です。
 今後は、10.23通達以前から校長が都教委の「指導・助言」に逆らえなくなっていいた事実を人事委員会審理で追求し、都教委の不条理な弁解に追い討ちをかけ、「行政による不当な支配」「裁量権の逸脱」を明らかにし、職務命令有効論を打ち砕いていきます。

 なお、昨日は東京都高等学校教職員組合(都高教)も記者会見をし、「『日の丸・君が代』黒書」を発表しました。教職員の96.4%が「君が代」斉唱強制に反対し、「生徒への指導の強制」に93.9%が反対しています。06年卒・入学式に向けて、12月8日、都議会で中村教育長が「生徒への斉唱強制の強化」を答弁する中で、職場でも熾烈な攻防が始まろうとしています。

 人事委員会審理・裁判で明らかになったことを武器に「職務命令による強制」「生徒への斉唱指導」を阻止するために被処分者の会は頑張ります。
 「教え子を再び戦場に送らないために!」


 以下、当面の日程をお知らせします。明日も嘱託不採用撤回裁判、人事委員会審理があります。是非、傍聴に来て下さい。

12月21日(水)第2回人事委審理・卒業式⑥グループ(岡田審査員)
       処分時の学校 井草(4名)、田柄、光丘(4名)、練馬工、大泉養護 計11名
       証人尋問:江崎安幸(大泉養護学校校長)、あと1名調整中
12月21日(木)嘱託不採用撤回裁判第3回口頭弁論 9時30分集合 10時 東京地裁722号法廷 
12月27日(火)第3回人事委審理・入学式①グループ(佐藤審査員)14時~17時
       処分時の学校 芝商、工芸、大崎、小山台、深沢(3名)、武蔵丘(3名)、農芸 計11名 
       証人尋問:齋藤光一(大崎高校校長)、千谷順一郎(農芸高校校長・調整中)
1月10日(火)第3回人事委審理・卒業式⑤グループ(内田審査員) 14時~17時
       処分時の学校 荻窪(3名)、豊多摩(2名)、農芸、飛鳥、大山(5名)、志村(2名) 計14名
       証人尋問:小林俊徳前農芸高校校長、木部貞義前豊多摩高校校長

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