◆ <「日の丸・君が代」は「愛国心」と「戦争」のシンボル>
<転送歓迎>(重複ご容赦)・「新芽ML」・「ひのきみ全国ネット」・「戦争をさせない杉並1000人委員会」・「杉並コモンズ」の渡部です。
本日(3月31日)東京で、「卒業式総括集会」(主催:四者卒入学式対策本部)が開かれ、私も参加した。
集会の内容については主催者の方から流されると思うので、ここでは私の感想を書きたい。
2003年、石原元都知事の下で「日の丸・君が代」強制の「10・23通達」が出されてから今年で20年になる。
その間多くの教職員が、「日の丸・君が代」の強制は、「思想良心の自由に反する」、「教え子を再び戦場に送ることになる」などの理由で卒・入学式などの「君が代」斉唱時、「不起立」で抗議の意を示した。
それに対し、東京都教育委員会は、会場に都職員を派遣してまで教職員を見張り、不起立教員を徹底的に洗い出し、処分と再発防止研修を繰り返した。
「不起立」を繰り返せば処分は累積され、最高6か月の停職処分までになった。
河原井さん、根津さんらは、6か月停職処分を3回も受けた。
懲戒処分の延べ人数は484人にも上った。
また、「不起立者」への再雇用取り消し・採用拒否もあった。
それに対する裁判闘争も数多く多く行われた。
本日の集会では、
・今年の卒業式をめぐる状況
・セアートの再勧告について
・自由権規約委員会勧告について
・東京「君が代」裁判五次訴訟の状況について
などが報告された。
その中で、最近の内外情勢についても話されたが、
・2003年当時に述べていた、「教え子を再び戦場に送ることになる」がまさに現実のものになってきた。
・裁判だけでは勝てないことがわかった。世の中に訴えて多くの人が「おかしい!!」といって、立ち上がらるようにしなければならない。そのために何でもやって行こう。
という発言は印象的だった。
今、日本の多くの若者は「日の丸・君が代」が戦争で果たした歴史も十分教えられず、「君が代」については意味も知らず歌いながら、日本は「民主主義の国」だと思い込んでいる。
これほど悲喜劇的なことはない。
東京の「君が代」裁判は、五次訴訟で終わる予定だ。
処分された教職員が卒業式でいなかったのは、五度目だという。
しかし、だからといってみんなが「日の丸・君が代」に賛成しているわけではない。
それは管理職が不起立しそうな教職員を式場に入れさせないようにしているからである。
そして、日本政府は再び「日の丸・君が代」を「愛国心」と「戦争」のシンボルにして「平和憲法」を公然と踏みにじって戦争準備を進めている。
これほどおかしなことはない。
デマゴギーは必ず現実にぶつかって破綻する。
だから、次の訴えはその通りだと思った。
<世の中に訴えて多くの人が「おかしい!!」といって、立ち上がるようにしなければならない。そのために何でもやって行こう。>
*************************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://hinokimitcb.web.fc2.com/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
http://hinokimi.web.fc2.com/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます