パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

2008年「春の闘い」(2)

2008年02月15日 | 日の丸・君が代関連ニュース
<転送歓迎>・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」、・「新芽ML」の渡部です。

 本日(2月14日)は根津さんの件で一日行動でした。
 朝8時から都庁前ビラ撒き。約30名参加。
 公安が3名ほど威嚇するように立っていましたが、ビラまき参加者が抗議すると、その剣幕に押されて公安はタジタジでした。
 多くの仲間たちは公安を恐れなくなってきました。
 9時前後に、本日の教育委員会の傍聴抽選がありました。
 20名の枠のところに40名ほどが来ました。
 ほとんどが根津さんを支援する人たちでした。

 10時から教育委員会第三回定例会
 議案の中に3件の「懲戒処分等について」というのが入っていました。しかし、これは非公開ということで、傍聴に入った私達は外に出されました。
 7社くらいいた商業新聞の記者たちも出されました。
 ところで、この定例会に「都教委の基本方針に基づく平成20年度の主要施策について」という報告が出され、それは傍聴参加者に配布された資料の中にも入っていました。
 それを見ると、なんと<基本方針1>は、『人権尊重の精神』と『社会貢献精神の育成』とありました。
 そして、「女性、子供、高齢者、障害者、同和問題、アイヌの人々、外国人、HIV感染者、犯罪被害者やその家族、その他の人権問題などの課題について、学校教育や社会教育等を通じて、人権教育を効果的に進める。」と書いてあります。
 『人権尊重の精神』が一番欠けている都教委がこういう「偽装」方針を出しているのです。

 11時過ぎから、根津さんを先頭に、傍聴参加者たちは、30階の都教委総務部、27階の人事部の部屋の前でこの間の都教委の対応のいい加減さに対し、抗議を繰り返しました。
 都教委の職員は、根津さんが出した<公開質問状>に対して「回答しないことが回答だ」などと言う始末です。
 どこに「人権尊重の精神」などがあるというのでしょうか。
 そうしているうちに抗議参加者も膨れ上がっていき、50人ほどになり、この抗議は昼をはさみ、根津さんを先頭に17時頃まで延々と続けられました。
 都教委のいい加減な対応に対し、皆の怒りは収まりませんでした。
 しかし、非公開の定例会の結果がどうなったかは、そこに来ていた新聞社の記者も含め、誰にもわかりませんでした。
 17時頃になり、「本日の3つの処分案件には根津さんの件は入っていなかったようだ」という知らせが入りました。
 その後、抗議参加者たちは都庁横の歩道上に移り、意気高く「総括集会」を開きました。
 その集会にも新たに駆けつた方々がおり、本日は延べ100名以上の人が都庁に駆けつけたと思われます。

 全国の皆さん!
 本日都教委が根津さんに処分を出せなかったのは、この間のいろいろな動きがあったからと考えられます。
 神奈川での個人情報問題での勝利、
 北海道での人事委員会での勝利、
 大阪での個人情報問題での勝利、
 2月7日の嘱託不採用に対する東京地裁判決、
 2月9日の「朝日新聞」に載った<都教委は目を覚ませ>の社説、
 2月13日の「東京新聞」に載った<服のロゴでクビ?>の記事、
 そして、この間の度重なる都教委への抗議行動、

 さらに、全国各地から多数の抗議の声の集中、などなど。

 今や都教委は、確実に世論から浮き上がりつつあります。
 一方、私達の連帯の輪は着実に広がり、抗議の声は日々日々大きくなりつつあります。
 (総括集会で根津さんもそのことを話していました)
 次の都教委の会議は来週(2月21日(木))です。
 それに向けてさらに都教委に対し、抗議の声を集中しましょう。

 「強制・弾圧は闘いを生み、広げる」。
 そして、公安や都教委を恐れなくなったように、闘いの中で人々は鍛えられ、逞しくなって行くようです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以下は、「解雇させない会」からの呼びかけです。

 来週の2月21日(木)にも都教委定例会が予定されています。
 以下、来週の行動予定です。
 続けてご支援よろしくお願いします。

 ●2月20日(水) 16時半~ 要請・抗議行動
 ●2月21日(木) 8時~情宣・要請行動 9時半~都教委例会
               13時10分裁判 (地裁710号法廷)

解雇をさせない会HP http://homepage2.nifty.com/kaikosasenaikai/
  〃   ブログ http://kaikosasenaikai.cocolog-nifty.com/


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
とにかく、全国各地から以下のところへ抗議の声を寄せることが重要です。
 ● 石原都知事・中村教育長
 ● 都教委人事部服務係(処分担当):03-5320-6792 
 ● 都教委総務部教育情報課(苦情受付担当) 
   電話 03-5320-6733 FAX 03-5388-1726
 ● 南大沢学園養護学校
   電話042-675-6075


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://kenken.cscblog.jp/

コメント    この記事についてブログを書く
« 「奉仕」アンケート~その2 | トップ | 自由法曹団の声明 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日の丸・君が代関連ニュース」カテゴリの最新記事