◆ 10.22天皇即位式反対デモへ!
祝わないぞ! (立川テント村通信)
【日時】2019年10月22日(火・休)13:15開場 15:00デモ出発予定
【集合】ニュー新橋ビル 地下ニューホール(JR新橋駅日比谷改札徒歩30秒)
【主催】終わりにしよう天皇制!「代替わり」反対ネットワーク(おわてんねっと)
千葉を襲った台風は、長期間にわたって大規模な停電を引き起こした。しかし日本国家は停電対策そっちのけで大イベントの準備にばく進している。言うまでもない、10月22日に挙行される新天皇の即位式だ。
即位式は、皇居で行われる「即位礼正殿の儀」と、皇居から赤坂御所までの街頭パレードで構成される。当日は、今年限定の「祝日」となる。
即位式には、内外の客が招待され、接待費用だけで50億円が計上されている。11月に行われる大嘗祭とあわせての開催費用は実に166億円。
これは前回(平成即位関連)よりも3割増しの予算となつている。天皇を派手に飾ることに関しては金に糸目はつけないということか。
千葉の停電復旧のために政府が緊急支出した予算は12億3千万円である。この国の仕組みがよく分かる数字である。
◆ 天皇即位式でなにが行われるのか
即位式の内容を見ていう。10月22日、午後1時に皇居の「松の間」で始まる。
安倍総理を先頭にした内外2500人の参加者の前に天皇・皇后(ナルヒト・雅子)が姿を現わす。天皇は「高御座」(タカミクラ)と呼ばれる地上1・3メートルの高さの中国風の玉座につく。かたわらの机の上には「神器」である剣と璽が置かれる。天皇はこの高御座の上から即位を宣言する。
「臣民代表」である安倍は、その宣言をうけて「寿詞」(ヨゴト=天皇に向けた祝辞のこと)を捧げる。そして安倍の音頭で「天皇陛下万歳」が三唱される。ここまでの皇居の儀式は、いわば天皇と「大臣」たちの主従確認の儀式であり、国際的な天皇のお披露目儀式である。
そしてその後に一般の「臣民」たちへの「お目見え」、つまり街頭パレードが行われる。
パレードは3時半に皇居を出発。4・6kmの道を30分かけて赤坂御所へ向かう。天皇・皇后が乗り込むのはトヨタに8千万円で作らせた特注のオーブンカー。
そしてもうひとつ忘れてはならないのが、11月14日に行われる「大嘗祭」(ダイジヨウサイ)である。
これは、新天皇がその「先祖」であるとする神アマテラスと共に、酒と新米を食べる儀式である。一夜限りの儀式のための宮殿の建設が皇居で行われている(すぐに壊す)。この大嘗祭にかかる費用は27億円。
即位式が現世における天皇の承認儀式であるとすれば、大嘗祭は天皇を神話とつなげるための儀式である。
◆ 東京戒厳令を打ち破れ!10・22デモへ
政府は10月22日の即位式にむけて最大限の警戒態勢を敷こうとしている。まさに「東京戒厳令」の陣容である。
10月20日~25日まで、都心の通行量を制限するための検問などを実施。22日は山手線の内側の半分くらいが車両通行禁止に。
皇居から半46キロの上空は、ドローンや許可のない民間ヘリの飛行を禁止。すでに民間のイベントなどの中止も要請されている。
「終わりにしよう天皇制!代替わり反対ネットワーク」は、この東京戒厳令を打ち破る抗議デモを呼びかける。
22日、1時半より新橋にて集会、その後パレードの時間にあわせてデモを行う。街頭を「奉祝」一色にするわけにはいかない!
◆ 自衛隊の対イラン派兵反対
イランに対する米国の圧力が激しさを増している。
9月14日にはサウジの石油施設が破壊され、イランは関与を否定したが、米国とサウジは「イランの仕業」と決めつけた。6月のタンカー攻撃事件につづく難クセである。
サウジは、隣国のイエメン内戦で空爆を頻繁に行うほどの軍事介入を何年も続けている。サウジ皇太子が批判派のジャーナリストを謀殺した事件のように、国内的にも王族独裁の恐怖政治が続いている。いわば「内外に敵は多い」状態なのである。
9月の石油施設破壊も、「戦時」の文脈で捉えなければいけない。一方的にサウジが被害者だということはあり得ない。
トランプは日本政府に、ホルムズ海峡での対イラン軍事行動への自衛隊の参加を要請している。これは参戦要請である。絶対に断らなければいけない。
10月からの臨時国会で、なんらかの特別法が出てくる可能性もある。中東への自衛隊の派兵を阻止しよう!
『立川テント村通信 500号』(2019年10月1日)
祝わないぞ! (立川テント村通信)
【日時】2019年10月22日(火・休)13:15開場 15:00デモ出発予定
【集合】ニュー新橋ビル 地下ニューホール(JR新橋駅日比谷改札徒歩30秒)
【主催】終わりにしよう天皇制!「代替わり」反対ネットワーク(おわてんねっと)
千葉を襲った台風は、長期間にわたって大規模な停電を引き起こした。しかし日本国家は停電対策そっちのけで大イベントの準備にばく進している。言うまでもない、10月22日に挙行される新天皇の即位式だ。
即位式は、皇居で行われる「即位礼正殿の儀」と、皇居から赤坂御所までの街頭パレードで構成される。当日は、今年限定の「祝日」となる。
即位式には、内外の客が招待され、接待費用だけで50億円が計上されている。11月に行われる大嘗祭とあわせての開催費用は実に166億円。
これは前回(平成即位関連)よりも3割増しの予算となつている。天皇を派手に飾ることに関しては金に糸目はつけないということか。
千葉の停電復旧のために政府が緊急支出した予算は12億3千万円である。この国の仕組みがよく分かる数字である。
◆ 天皇即位式でなにが行われるのか
即位式の内容を見ていう。10月22日、午後1時に皇居の「松の間」で始まる。
安倍総理を先頭にした内外2500人の参加者の前に天皇・皇后(ナルヒト・雅子)が姿を現わす。天皇は「高御座」(タカミクラ)と呼ばれる地上1・3メートルの高さの中国風の玉座につく。かたわらの机の上には「神器」である剣と璽が置かれる。天皇はこの高御座の上から即位を宣言する。
「臣民代表」である安倍は、その宣言をうけて「寿詞」(ヨゴト=天皇に向けた祝辞のこと)を捧げる。そして安倍の音頭で「天皇陛下万歳」が三唱される。ここまでの皇居の儀式は、いわば天皇と「大臣」たちの主従確認の儀式であり、国際的な天皇のお披露目儀式である。
そしてその後に一般の「臣民」たちへの「お目見え」、つまり街頭パレードが行われる。
パレードは3時半に皇居を出発。4・6kmの道を30分かけて赤坂御所へ向かう。天皇・皇后が乗り込むのはトヨタに8千万円で作らせた特注のオーブンカー。
そしてもうひとつ忘れてはならないのが、11月14日に行われる「大嘗祭」(ダイジヨウサイ)である。
これは、新天皇がその「先祖」であるとする神アマテラスと共に、酒と新米を食べる儀式である。一夜限りの儀式のための宮殿の建設が皇居で行われている(すぐに壊す)。この大嘗祭にかかる費用は27億円。
即位式が現世における天皇の承認儀式であるとすれば、大嘗祭は天皇を神話とつなげるための儀式である。
◆ 東京戒厳令を打ち破れ!10・22デモへ
政府は10月22日の即位式にむけて最大限の警戒態勢を敷こうとしている。まさに「東京戒厳令」の陣容である。
10月20日~25日まで、都心の通行量を制限するための検問などを実施。22日は山手線の内側の半分くらいが車両通行禁止に。
皇居から半46キロの上空は、ドローンや許可のない民間ヘリの飛行を禁止。すでに民間のイベントなどの中止も要請されている。
「終わりにしよう天皇制!代替わり反対ネットワーク」は、この東京戒厳令を打ち破る抗議デモを呼びかける。
22日、1時半より新橋にて集会、その後パレードの時間にあわせてデモを行う。街頭を「奉祝」一色にするわけにはいかない!
◆ 自衛隊の対イラン派兵反対
イランに対する米国の圧力が激しさを増している。
9月14日にはサウジの石油施設が破壊され、イランは関与を否定したが、米国とサウジは「イランの仕業」と決めつけた。6月のタンカー攻撃事件につづく難クセである。
サウジは、隣国のイエメン内戦で空爆を頻繁に行うほどの軍事介入を何年も続けている。サウジ皇太子が批判派のジャーナリストを謀殺した事件のように、国内的にも王族独裁の恐怖政治が続いている。いわば「内外に敵は多い」状態なのである。
9月の石油施設破壊も、「戦時」の文脈で捉えなければいけない。一方的にサウジが被害者だということはあり得ない。
トランプは日本政府に、ホルムズ海峡での対イラン軍事行動への自衛隊の参加を要請している。これは参戦要請である。絶対に断らなければいけない。
10月からの臨時国会で、なんらかの特別法が出てくる可能性もある。中東への自衛隊の派兵を阻止しよう!
『立川テント村通信 500号』(2019年10月1日)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます