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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「日の丸・君が代」問題等全国ネットの形成へ<その5>(20)

2014年12月07日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 <転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ML」の渡部です。
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  弱い者いじめのデマゴギー政治家・橋下徹を倒そう!
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 昨日(12月4日)の新聞に、「自民、300議席超す勢い」(朝日)などのタイトルが躍り、本日(12月5日)の新聞には、▲ 「「自民300」予測の衝撃」(朝日)などのタイトルが出ています。
 さも、自民が優勢で、他党は足元にも及ばないかのようです。

 しかし、①これに対し、「自民」自身が驚いています。
 ②敵前逃亡し、犬の遠吠えをしている橋下率いる「維新」は落ち込み、維新から別れた「次世代」も見る影もなくなり、石原は選挙後の引退を早々と表明しました。
 ③中間政党である「みんな」「生活」も分裂、渡辺や小沢の影は薄くなり、「民主」も伸び悩みです。
 ④それに対し、「共産」が伸びています。(このことはマスコミはあまり取り上げませんが)
 これらのことをどう見るかです。

 2012年12月の衆院選で、私は次のようなことを書きました。
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 12月6日に発表された新聞社などの予想を大きく上回り、自民党(294)の圧勝、民主党(57)の惨敗となりました。
 また、第三党に維新(54)が入りました。
 一方、「革新」といわれる共産(9⇒8)、社民(5⇒2)はそれぞれ議席を減らしています。
 まさに日本社会は、(国際的にも指摘されていますが)、右傾化が段階を画して進行し、<貧困とファシズムと戦争>の冬の時代の到来です。
 こうした結果になった背景には、
  ①この間の民主党政権に対する失望
  ②尖閣問題などで火が付いたナショナリズム
  ③不況による日本社会の行きづまり
  ④自民党の「目前の景気策」(人為的な市場づくり⇒借金増大)
 などが上げられると思います。

 こうした中で、投票率は59.32%(前回2009年69.28%)と戦後最低になったことも大きな特徴です。
 これは、小党乱立と総保守化のなかで、争点が明確にならなかったためとも思われますが、「政治不信」の広がりでもあると思います。
 そして、「政治不信」の広がりが右翼的な石原前都知事を代表とする維新を第三党にする土壌になったと思われます。
 (この党は今後国会で、安倍自民党と競い合って日本社会をさらに右翼的な方向に向けていく役割を果たすでしょう。)
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あれから2年、「自民」の優勢は動かないようですが、「維新」にはもはやあの時の勢いはありません。
 それに反して「共産」は伸びてきています。

 また、昨年7月に行われた参院選に際しては次のように書きました。
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 結果は、参院選の前哨戦となった都議選(6月23日)に現れた傾向を再現するようなものでした。
 つまり、①自民党の圧勝、②共産党の躍進、③民主党の惨敗、④投票率の下落、⑤その他(・・)、などです。
 ・・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・・・・
 ここではまず第一に、「③民主党の惨敗」から見てみたいと思います。
 その大きな原因は、民主党政権が公約違反を繰り返したからでしょう。
 ・・・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・・・・
 つまり、「普天間」「消費税」「TPP」「尖閣」などの基本的な問題で、自民党と同じ立場に立つことになったのです。
 これでは民主党に対する信頼は当然なくなります。
 したがって、「①自民党の圧勝」は、この裏返しのようなものです。
 結局、多くの人々は民主党に愛想をつかし、大規模な金融緩和で人為的な市場を作り出すアベノミックス(それは貧富の差の拡大と新たな恐慌に行き着くが)に目くらましされて、自民党に投票したと思われます。
 ・・・・・・・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・・・
 これに対し「②共産党の躍進」は、多くの人々は現実の生活の苦しさから、公約が労働者・人民の立場に近い共産党に期待をよせ、共産党の躍進となったと思います。
 ・・・・・・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・・・・・・
 結局、①、②は都議選同様、この間の日本社会の階級対立の強まりを表していると言えます。
 ・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ここでも、2012年の衆院選と似たような傾向が現れました。
 つまり、階級矛盾の激化による中間政党の没落です。
 そして「維新」も「従軍慰安婦問題」などで落ち込みました。

 あれから、1年5ヶ月。
 今回の選挙もこれまでの流れの延長上にあるようです。
 中間政党の分裂・没落はさらに進行し、「維新」を引っ張った石原・橋下は今や「引退」や「敵前逃亡・遠吠え」という有様です。
 そして「共産」が伸びてきています。
 さらに面白いことには、最初に紹介しましたが、「自民300」の予測に「自民」自身が驚いていることです。
 これにより、彼らには自信がないことがわかります。

 それでも、もし今回自民党が大勝すれば、安倍の言う「戦後レジームからの脱却」という戦前回帰現象が起きてくるでしょう。
 しかし、歴史は一時的な後退はあっても結局のところ前進していきます。
 それはファシズム天皇制が完成したところで破綻し、戦後の民主化が起きたことからも明らかです。
 衆院選投票日まで10日を切りました。
 しかし、ここに来て、
  ・「急激な円安」
  ・「仲井真知事による退任4日前の工法変更承認(辺野古新基地)」

 というようなことが起きています。
 前者では、「アベノミックス」の矛盾が表面化するでしょう、
 後者は常識では考えられない沖縄県民に対する裏切りです。
 沖縄の人々の怒りがさらに強まるでしょう。
 そして、それが全国的にも影響を及ぼすでしょう。

 いずれにしても、階級矛盾激化の中で、人民大衆は自らの生活を守り発展させるために、歴史の歯車を前進させるでしょう。
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 都教委包囲首都圏ネットワークの「2・8総決起集会」について以下のようなことが決まっています。
 <集会名>
 「日の丸・君が代」強制反対!教育の国家支配を許すな!2.8総決起集会
 <集会の位置付け>
   A「日の丸・君が代」強制に反対する。
   B自衛隊と学校教育との連携を糾弾する。
   C国家主義的な思想教育としての「道徳の教科化」に反対する。
 <講師>   斎藤貴男さん
 <日時>2015年2月8日(日) 午後1時30分より
 <場所> 南阿佐ケ谷の杉並産業商工会館講堂


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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
 http://homepage3.nifty.com/hinokimi/

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