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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

解雇裁判控訴審2月23日判決

2010年02月16日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ◆ 解雇裁判控訴審判決日・ようやく決まる
   2月23日(火)
午前11時~(抽選10時30分結集)
金子 潔(控訴人)

 ■ 不可解な判決日の遅れ
 解雇裁判・控訴審は昨年7月14日に結審しました。不可解にも、結審の時に、判決日が指定されませんでした。一審の時も同じでした。この時も、判決日は結審からずっと引き延ばされ、その間に、最高裁ピアノ判決が出されて、全面敗訴となりました。
 今回は、同じ争い内容の再雇用採用拒否裁判が10月1日結審、判決日はその日に1月28日と言い渡されました。これと比較して、どうして判決日が決まらないのか、何故遅らされるのか、不安でしたが、12月19日になって、2月23日と裁判所から連絡がありました。何かあると思わずにはいられません。
 ■ 突然の裁判官交代
 案の定、12月22日、右陪席の坂井満裁判官が宮崎地裁所長に異動と発表されました。坂井満裁判官は、控訴審の判決文を作成すると思われていた裁判官で、進行協議を一貫して主宰してきた裁判官でした。
 昨年6月末には、宗宮裁判長が定年まで時間があるのに結審直前になって突如退職し、新たに「エリート裁判官」といわれる新潟地裁所長の奥田隆文裁判長に交代しました。
 左陪席は以前に交代済みでした。裁判を担当してきた裁判官が全員交代し、卒業生の証言など何も聞かなかった者たちが判決文を作成するという異常な状況の中で、判決を迎えることになりました。
 ■ 東京高裁、採用拒否裁判で原告全面敗訴の逆転判決
 昨年10月15日、東京高裁(原田裁判長)は一審で一部勝訴した南葛飾Sさんの逆転敗訴判決を出しました。そして今年1月28日、一審で都に2750万円の国家賠償を命じた採用拒否裁判で、東京高裁(稲田裁判長)は原告全面敗訴の逆転判決を出しました。
 判決内容の批判は別の稿に譲りますが、まるで東京高裁として意思統一を図った、かのような相次ぐ不当極まりない判決です。私たち解雇裁判も同じ内容の請求をしていますから、状況は大変厳しいものと思わざるを得ません。
 ■ 傍聴に結集を
 しかし私たちは、どんなことがあっても、「君が代」斉唱に従わなかったことを理由とする再雇用合格取消の違憲違法な処分に屈することはありません。
 司法が司法としての役割を放棄し、行政当局の代弁機関に堕すようなことがいつまでも許されるとは思っていません。
 東京高裁が、一審佐村判決を取り消し、私たちの訴えを認める判決を出すよう、闘い続けます。判決日に多くの方が傍聴に結集されることを強く訴えます。
 ■ 最高裁に上告
 先行する二つの裁判はいずれも最高裁に上告しました。高裁で勝っても負けても、闘いは最高裁に持ち込まれます。さらに大きな力を結集して、「東京君が代裁判」の展望を切り開く決意です。今後とも、藤田裁判とともに、ご支援お願いします。
『藤田先生を応援する会通信』(2010/2/8 第39号)

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