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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「9・25裁判所前アクション」へ(7)

2009年09月21日 | こども危機
<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」 ・「千葉高教組」・「新芽ML」。の渡部です。
 和田中の違法「夜スペ」裁判の続報
です。
 9月17日の口頭弁論では3人の原告が意見陳述を行いました。
 いずれも具体的な事実を上げて、「夜スペ」の主催団体となった<地域本部>には「公益性」、「公共性」はなく、その会計も極めていいかげんなものだった、ということを明らかにしたものでした。
 以下はそのうちの一人の意見陳述からの抜粋です。
 とくに大阪の方、参考にして下さい。

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 2009年7月11日(土)、和田中学校で地域運営協議会が開かれ、原告らは傍聴した。
・・・・・・・・・さらに保護者であるYさんが会計監査を務めるのはおかしいのではないか、地域本部規約ではどのように定めているのかと質問した。
 それに対して、教育委員会事務方のKさんが「任意団体の規約なので、教育委員会としてどうということはない」と答えた。【甲第40号証】
 つまり教育委員会自らが地域本部は任意団体であることを認めたのである。
 これほど明らかな証拠はない。

 プレジデント2008年12.29号に「公立中の教壇に塾教師!『夜スペ』男の挑戦 サピックス河合尚男49歳」という記事が載っている(三宅玲子)。
 その中に、「週4日、進学塾の講師が教壇に立つ。日本初の試みだ。解決すべき課題は山積していたのだが、すべて校長の藤原が調整してしまった。たとえば、学校は直接、塾に教室を貸し出すことはできない。このため卒業生の保護者や地域のボランティアを中心にした運営組織「地域本部」を立ち上げ、地域本部が教室を借り受けて「夜スペ」を運営することにした。また、「入塾試験」を行うために、「今、学校の授業がどこまで進んでいるか」を教師と塾講師が話し合う機会もつくった」【甲第41号証】
 この記事はプレジデントという雑誌に掲載されたもので、内容は当事者に取材して書かれたものであることに間違いはない。
 つまり地域本部はサピックスに教室を貸すために藤原が勝手に作った藤原の御用団体であり、任意団体にすぎず、区の審査を経て作られた公益団体ではないということが、本人たちの言によって明らかにされている。
 解決すべき問題はすべて藤原が調整してしまったという記述からも、地域本部を主催団体としたのは、サピックスに教室を貸すための手段にすぎず、地域本部が主催団体であるという実態は全くない。
 この記事にはもう一つ興味深い記述がある。
 「費用は45分1コマにつき500円に決まった。月48コマのコースでは月謝は2万4000円。単純にサピックスで同じ時間の授業を受けると月謝は4倍。『講師の授業料だけ。事実上は赤字』(高橋代表)という価格になった」という部分である。
 しかし、平成19年度の地域本部決算報告書を見るとサピックスに支払ったのは教材費の121、102円のみで、サポーター人件費として548,300円が支払われている。
 当初、サピックスは月謝2万4000円はすべてサピックスの収入になると考え、それが「講師の授業料だけ」であると述べていた。
 教材費しか払われなかったことについてどう思ったのであろうか?
 そして保護者から集めた夜スペ会費計780,000円のうち7割をサポーター人件費として使うことは誰が認めたのであろうか?
 会費の使い方はどこで話し合われたのか?

 夜スペに参加する生徒は19年度が20名程度だったが、20年度、21年度と増え続け、現在72名(7月現在)である。
 生徒の増加によって、夜スペの収入は膨らみ、20年度の決算では8,784,000円、21年度の予算は17,280,000円となっている。
 サピックスに支払う金額は、20年度決算で5,797,555円、21年度予算では13,530,000円となっている。
 生徒が増えた分、サピックスが儲かるのは当然であるが、サピックスが派遣している講師は当初から3名であり、生徒が増えても講師は増えていない。
 それなのに支払う金額は今年度予算で2倍となっている。
 これはどういうことなのだろうか?
 サピックスに支払う金額はだれがどこで何を根拠に、どのように決めているのか?
 支払う金額もいい加減でよくまあ契約したものだとあきれるばかりである。

 きちんとした正式な契約書がなく、いい加減な「覚書」しかないことはすでに明らかになっているが、なぜそのようないい加減なやりとりが通用しているのか、ここで新たに疑問を呈しておく。
 当初、「覚書」すらなく、藤原との口約束のみであったことも裁判官に思い出していただきたい

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 『おかしすぎるぞ!裁判所 9・25裁判所前アクション』
 <日程>9月25日(金) 11:30~15:00(雨天決行)
 <場所>東京霞ヶ関・裁判所前
 <主催>おかしすぎるぞ!裁判所アクション実行委員会
 <連絡先> 東京都板橋区向原 2-22-17-403
          ℡ 03-3530-8588        
    (川柳を募集しています。当日シール投票します。)
      応募先 ファックス 03-3530-8578
          http://saiaction.exblog.jp/
          saibansho-action@excite.co.jp

<賛同受け付け>
 賛同される個人・団体(いずれも一口1000円)は、
 郵便振替に<裁判所アクション賛同>と明記して
 下記の口座に賛同金をお振込み下さい。
  <口座番号> 00130-2-397479 
  <口座名>  ビデオプレス
  振り替え用紙には、「お名前」、「ご住所」、「所属」、「公表の可・不可」をご記入下さい。

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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
 http://homepage3.nifty.com/hinokimi/

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