2008年8月20日
各位田畑先生の再雇用拒否の真相を究明する会
代表 大野昭之
代表 大野昭之
最高裁への上申書にご協力のお願い
日ごろのご活動に敬意を表します。
さて、東京都教育委員会の嘱託教諭採用差別事件(校長による不採用理由裡造事件)につき、下記の依頼を致します故、ご協力頂きたくよろしくお願い申し上げます。
元東京都豊島区立千川中学校教諭の田畑和子さんは、1996年3月定年退職の際、全員採用が通例の嘱託教諭に再雇用されませんてした。田畑さんは誠心誠意仕事に励んできたので、不採用の理由に思い当たることがなく、1998年3月、東京都(東京都教育委員会)を相手取り、損害賠償を求めて東京地裁へ訴えを起こしました(先行訴訟)。
すると審理の中で、千川中学校校長中神嘉治が事実無根の不採用理由(仕事を拒否等)をデッチアゲ、豊島区教育委員会へ情報提供するとともに自らも推薦書に虚偽(健康状況悪い等)を記入していたこと、そして、豊島区教育委員会はその情報の真偽を確かめず、田畑さんの不採用を東京都教育委員会へ内申していたことが判明しました。
しかし、この先行訴訟は、校長の情報が真実か否かの認定を避け、東京都教育委員会の裁量権を広く認めるという裁判所(地裁、高裁)の不当判決で敗訴し、最高裁からも棄却されました。
それ故、納得できない田畑さんは、2005年11月、虚偽情報を抄造した中神校長を相手取って二次訴訟を起こしたのです。
しかし東京地裁の判決は、<①校長の行為は公務員の職務だから個人にその責はない。②校長は記憶に反した証言をしたのではないから名誉殿損は成立しない>という不当なものでした。
校長の主張や証言には何一つ裏付けはなく、田畑さんには無実を証明する文書・同僚や教え子の陳述書が沢山あったにもかかわらず、東京地裁はまたもや田畑さんを敗訴させました。
それにもまして許せないのは東京高裁です。高裁は、第一回の法廷で、新証人の申請を却下し、「裁判官忌避」の発言にも「却下」を宣言し、結審を宣告するという暴挙を行いました。そして判決は「事案の内容」を誤った上、「偽証も公務ならOK」という正義に反するものでした。
田畑さんを嫌悪して陥れるのが「公務」でしょうか。生徒の人権を尊重し、民主教育を実践し、組合活動に熱心だった田畑さんを、虚偽情報を基に教育界から追放したのを司法はあくまでも「可」とするのでしょうか。この事件の本質に目を背け、証拠に基づかず田畑さんを敗訴させる理屈を並べた原判決は破棄されねばなりません。13年目に入る正義の闘いに、最高裁がよき判断を示すよう、皆様のご協力を切に求めます。
以上
◎「個人」の方は用紙の「ひとこと欄」に、最高裁へ訴えたいことを是非ご記入くださるようお願いします。
◎送付先…〒176-0006 東京都練馬区栄町39-14 田畑先生の再雇用拒否の真相を究明する会
(郵送またはFAXで) TEL・FAX 03(3991)3727
◎最高裁へ早く届ける必要がありますので、恐縮ですが急いで送ってください。
最高裁は正しい裁きを!!
東京高裁第十五民事部【裁判長・藤村啓、裁判官・佐藤陽一、大浜寿美】
一君らに裁判官の資格はない一
理由なく汝はだめと言われしを
だれ信ずるや
正Lさ裁きを
法律の解釈のみに目がくらみ
真実見えぬ
裁判官哀れ
高等裁ただ名ばかりか
きょうよりは
最低裁とわれら呼ばん
耳もなく口なきロボット裁判官
小学校へ帰り
学力つけよ
子どもらよ
ひたすら地位のために生き
ひとを思わぬ者になるなゆめ
子どもらの幸せ願い
歩み来て
不幸に泣きし生に誇りを
正しく生き
つらき思いが待とうとも
正しく生きしはまさに正しき
(「高裁判決の日に」 詩人・Tさんのうた)
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