パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

大泉ブラウス裁判終結報告集会

2007年09月26日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ◆ 11月17日集会へ結集を!

 みなさん!大泉ブラウス裁判闘争の終結報告集会を11月17日に行ないます。ぜひ結集して下さい。
 10.23通達がでる前の2002年入学式で,手描きの絵ブラウスを着たことを見とがめられ,渡辺さんは戒告処分を受けました。私たちは,それを聞き驚き,処分撤回闘争に取り組んできました。
 私たちは,①渡辺さんの処分問題と同時に,②学校における国家主義,③地域におけるファシズムの3つを闘いの目的にしようと話し合い,会の名称も渡辺厚子支援の会とはせず、〈「良心・表現の自由を!」声をあげる市民の会〉として会を立ち上げ活動を続けてきました。
 渡辺さんは,ブラウス処分後,10.23通達によって,不起立処分が重なり,今や「停職1か月」となり,今春,北養護学校校門闘争を闘い抜きました。
 強まる国家主義との闘いの最前線に立たされている渡辺さんの闘いを幅広く支援していかなければならないと思っています。ブラウス裁判最高裁棄却という暴挙を蹴飛ばし,さらに進むため集会を持ちます。ぜひたくさんの方の参加をお願いいたします。
 ★ 11月17日(土)1:30~4:00 東京芸術劇堵,大会講室(池袋西口徒歩1分)
   講演・加藤晋介弁護士 話・渡辺厚子 ビデオ・07年4月北養護校門闘争/資料代500円

 ◎ 大泉ブラウス裁判闘争支援へのお礼


 2002年11月に処分をされて5年間,処分撤回のための様々な闘いにたくさんの様々な支援をいただきありがとうございました。

 送っていただいた上申署名を出す暇もなく棄却となりましたが,みなさまの有形無形の応援とりわけ傍聴や集会参加,署名やカンパをいただいてきたこと,みなさまの支えによって最高裁上告まで闘いきることができたことを心からお礼申しあげます。

 まだこの先,不起立による処分(減給1ヶ月,6ヶ月,停職1ヶ月)の撤回の闘いは続きますし,大泉ブラウス処分撤回の闘いもここで終わるつもりはありません。どうか引き続きこの闘いを見守り,育ててくださいますようお願い致します。

 大泉ブラウス裁判は,03年10.23通達に先駆けての事件であり,89牢99年頃に集中的に闘われた「日の丸・君が代」強制反対,処分撤回の闘いと,10.23通達以降の闘いを結ぶ位置にいると自覚してきました。また,運動的には地域の市民労働者と教育労働者をつなぐ運動でありたいと模索してきており,市民運動の性格を色濃くもってきたと思います。
 私の「日の丸・君が代」強制反対の闘いの根幹的主張は,①天皇を頂点とする戦争遂行の被害者であることを認識する,と同時に,アジア侵略戦争の加害者であることを認識し,加害の責任をはっきりとる,②人間の生きる核心である思想良心を国家はもちろん誰にも譲り渡さない,③教育労働者の権力性,専門特権者意識を自覚する,ということです。
 こうした考えの下,侵略戦争の責任をとらずにごまかしてきた戦後の天皇制民主主義の道ではない別の歩を歩みたい。再び教育現場から国家の戦争への加担はさせるまい,するまい,という思いが「日の丸・君が代」への不服従となったものです。

 歩んできた不服従の闘いの中では,組織(組合など)と自分の関係,非暴力実力行動の価値相違と団結への態度の問題或いは裁判闘争(司法権力の秩序維持性への闘い,判例のもつ現実的影響弁護士と原告の関係)などにぶちあたりました。地域に広げる難しさも痛感しました。
 法廷闘争に集約され過ぎているのではないか,司法権力そのものへ切りこむ闘いが弱いのではないか,労働者への攻撃としてとらえ反撃する視点が足りないのではないか,現在多くの人が抵抗なく「日の丸・君が代」を受け入れている現実をかえていく視点,即ち,加害責任をとってこなかった歴史性をもっと強く打ち出すべきではないのか,など,ごく身近な方たちからも貴重な意見,視点をいただきました。
 これら解決しない問題も含めて,闘いを私の言葉で整理したいと思います。大泉ブラウス処分撤回闘争の意味を共に考え,今後の闘いの糧にできたらと願っていますので,11月17日,節目の集会に是非ご参加ください。これまでのご支援に心から感謝します。今後も共に歩んでください。ありがとうございました。(渡辺)


 ◎ 北養護学校校門闘争に参加して

 渡辺さんは、10・23通達が出される前から、ブラウスを着て身をもって戦いつづけてきています。校門闘争においても、職場や保護者の共感を得ることは、難しいと予想されても、都教委の暴力性を明らかにし皆に訴えようと身をもって座り込みアピールすることは、他の教職員や通学してくる児童・保護者、通行する市民に対しても鋭い提起だったと思います。
 私は、「日の丸・君が代」強制に反対!板橋のつどい実行委員会に参加し、住民として、中学生の保護者として区内の学校でビラまきをしてきましたが、好意的にビラを受け取る教職員の人はいますが、出会って繋がることはとても難しい状況だと感じていました。
 渡辺さんのように、集会とかではなく町なかで、学校の現場で学校の外に向けて身をもって市民と共に戦っている教職員がいることはとても大きな意味のあることだと思います。
 私はまず養護学校では皆バスで、地域社会の中を歩くこともなく家のところがら校内に直行し通学している姿にびっくりしました。
 バスから合図してくれる子もいました。何が起こっているのか受け止めた子もいるかもしれません。「これ今裁判してるの?」と聞く通行人もいました。関心を寄せている人がいることも確かです。
 ビラをまきながら、こうした行動で学校と地域が労働者や住民と繋がっていくこになり、負けない根をつくることになるのだと感じました。
 平野桂子


『ほっととーく 57』より
「良心・表現の自由を!」声をあげる市民の会
〒176-0012 練馬区豊玉北5-17-7-303 サポートねりまねりま全労協気付
郵便振替:00140-6-517545 加入者名:声をあげる市民の会

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