パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

研修成果報告1

2006年02月12日 | 増田の部屋
<転送歓迎>
こんばんは。犯罪都教委&3悪都議と、断固、闘う増田です!
 東京都教職員研修センター(都教委)が、私に対する強制「研修」の「まとめレポートを書け」と言ってきました。その課題たるや、まさに、この「研修」が「扶桑社『歴史偽造教科書』大好き都教委を、よくもよくも批判して、生徒達に教えてくれたね。罰を与えてやるぞ」!? というものでしかないことをモロに現したものです。「本当に、いいのかい? こんなにも露骨に、この『研修なるもの』が、『懲罰』の『イヤガラセ』のためのものであり、パワーハラスメント以外の何者でもない、ということを明白にして?」という感じです。以下、私の研修成果!? を報告をします。


┌──────────────────────────────────┐
│1 あなたは授業中に、特定の出版社の教科書を『歴史偽造の教科書である』、特│
│定の議員の名前をあげ『歴史偽造主義者である』というあなたの主張を書いた資料│
│を生徒に配布した。このことについて、今後もこのような認識のもと授業中に同様│
│の資料を配布して授業を行なっていくつもりか。 あなたの考えを1200字~200│
│0字程度で具体的に述べよ。                              │
└──────────────────────────────────┘
 あ、その前に、センター=都教委は、私に対して「『命じられた』研修の報告書を、許可なくインターネットの『イマジン』などの掲示板に載せたね」などと、私がさも「悪いこと」をしたかのように恫喝してきましたので、ちょっと、それに関して、一言もの申しておきましょう。

 実は、都教委は、『増田個人情報漏洩』糾弾裁判において「研修報告書は原則として公開することを前提にしているものである」と主張しているのです。それで、どうして、私・増田が『研修報告書』を公開することが悪いんでしょうかしらね? やっぱり、増田に対する『研修』だけは、『公開』されてはマズイんでしょうかしらね? 付言しますと、この『個人情報漏洩』糾弾裁判における都教委準備書面は、全編「俺たちが右翼三都議に増田個人情報を提供するのは自由裁量だ、俺たちは法令なんぞには拘束されない」!? とするものでした。ホントにコワイ無法者達!?
 そこで、『イマジン』への増田投稿を注視している都教委諸君に告ぐ! 「恫喝すれば屈服する人間ばかりだと思わないがよい!」

 さて、センター=都教委が出してきた『課題1』への回答です。ちょっと長くなりますけど、読んでいただけたら嬉しいです。


<回答>
 本課題作成者には「特定の出版社の教科書を『歴史偽造の教科書である』、特定の議員の名前をあげ『歴史偽造主義者である』というあなたの主張を書いた資料」などと、書いているが、これは、私が、まるで「たいへん悪い主張」を生徒たちに授業で教えた事実があるかに前提しているもののようである。
 このような前提を立てられるのは、「わが国の歴史」および「わが国政府の歴史認識」に対する救いがたい無知の存在に原因があるように考察される。

 まず第一。1952年を以ってわが国はサンフランシスコ講和条約に基づき独立を回復したものであるが、本課題作成者には、この第11条において「東京裁判を受諾する」とあるのを知らないのではないだろうか。東京裁判は「1928年1月1日から45年9月2日まで」の、すなわち、わが国のアジア・太平洋戦争を『侵略戦争』と認定し、東条等をA級戦犯として処刑したものである。すなわち、わが日本政府の「公」の立場は「1928年1月1日から45年9月2日までの」戦争を「侵略戦争」としているのである。

 第二。本課題作成者には去年8月15日の小泉首相談話として「わが国は遠くない過去の一時期、国策を誤り、植民地支配と侵略によって、アジア近隣諸国に計り知れない惨禍と苦痛を強いた」と発表されたことにも無知なのではないだろうか。つまり、本課題作成者には、わが国政府が「1928年1月1日から45年9月2日まで」の戦争を「侵略戦争」と認めていることに対する無知があって、はじめて前記のような誤った「前提」を基に、本課題を作成したものと思われる。

 もし、わが国政府が「1928年1月1日から45年9月2日までの」戦争を国の内外に「侵略戦争」と認めていることを知っていたならば、本課題作成者がいうところの「あなたの主張」、すなわち、私・増田の「主張」なるものは、「わが国の公の歴史認識」に基いている「主張」であること、この日本国政府の歴史認識に基づけば、あの戦争を「侵略戦争なんかしたことがない」「自衛の戦争」であるという「主張」は「歴史偽造」の「主張」であると、容易に認識できるものである。もちろん、「処分」などは論外で、本研修のような「イヤガラセ」の「懲罰」研修など狂気のさたであることが認識できるはずである。付言すれば「民主主義国家」「自由主義国家」と称する国において、常時、背面監視の見張り番がいて「背面監視員日誌」をつけているような「研修」など、常人には想像だにおよびつかないと思われる。

 さて、「扶桑社」歴史教科書は、わが国政府が国の内外に明言している、あの「侵略」戦争を「自衛の戦争」などと、「虚偽事実」を作り上げて書き込んでいる教科書である。にもかかわらず「扶桑社教科書は歴史偽造の教科書である」という事実を授業で教えたことを、本課題作成者には「悪いことを教えた」と「主張」するわけであるから、本課題作成者は「日本は侵略戦争でなく自衛の戦争をした事実がある」という扶桑社「主張」と同じ主張をしているわけであり、日本政府の歴史認識に反する「主張」をするわけである。

 すると、本課題作成者には事実をあげて、あの戦争が「自衛の戦争」であることを証明できるものと思われる。ぜひ、その証明を示す「研修」をさせていただきたい。実は、本研修においては、その「研修」をやっていただけるものと大いに期待していたのであるが、去年9月からこっち5ヶ月もたつのに「日本は自衛の戦争をした。侵略戦争はやっていない」という「研修」を施していただけなくて困っている。もし、それが証明されるなら、私は「悪い間違った主張」を教えたことになるのであるが、それが証明されない限り、私は実に「正しい主張」を行ったわけであるから、本課題作成者には私に謝罪の上、直ぐ現場復帰させるべきである。

 また、『04年10月26日の我が東京都議会文教委員会において、古賀俊昭という都議会議員(自民党)は言っています。「(我が国の)侵略戦争云々というのは、私は、全く当たらないと思います。じゃ、日本は一体どこを、いつ侵略したのかという、どこを、いつ、どの国を侵略したかということを具体的に一度聞いてみたいというふうに思います。(カッコ内は増田)」』と、都議会文教委員会議事録に掲載されていることを、私は授業で紹介した。

 この「古賀俊昭」という「特定の都議」は、「日本は侵略戦争をしたことがない」と、わが国政府と正反対の歴史認識を都議会という公の場で披露している事実がある。しかるに、都議という公人が都議会という公の場で発言し、議事録という公的記録に掲載されているものについては、いつ、いかなる時に取り上げても良い、ということが「普通の民主主義国」ならば、ごく当然の常識であるが、これについても本課題作成者には無知のようである。もしかして本課題作成者には、ある将軍様の国で「研修」を深めてこられたのかもしれない。「背面監視員付き研修」といい・・・

 結論。本課題作成者が「主張」する「あなたの主張」なるものはサンフランシスコ条約以来の日本政府の公式の「主張」に基づくものであり、また「歴史事実」として通常の判断力を有する成人には国内外を問わず、疑いもなく認識されていることがらから導き出される当然の「主張」である。したがって、これを以って「悪い資料を使って授業で教えた」などとする認識能力の持ち主の方にこそ、わが国の歴史について認識を深めさせるための「研修を命じる」必要があるやに思量される。

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