◆ 「統計でウソをつく法」を悪用するな!
皆さま 高嶋伸欣です
マスコミの冬季五輪報道に辟易しています。
「日本は長野冬季オリンピックを上回る、史上最多のメダルを獲得!」と繰り返し強調しているけれど、どのキャスター、レポーターも競技種目が最多103種目になっていることを、言い添えようとしていません。
4年前のソチから6種目増加なのですから、そうした分母の違いや派遣選手の数の違いなども勘案した冷静な報道がもっとあっても良いのではないかと思えます。
国会でこれだけ統計の公正な集約や分析の必要性が追及されている最中に、ナショナリズムという感情丸出しの話題であれば、客観性などおかまいなしの報道がまん延し、社会一般もほとんど問題にしないという相変わらずの”国民性”、「感情的民主主義」(中曽根元首相が拉致問題で北朝鮮バッシング一色になった国内状況を示すのに用いた表現)の蔓延ぶりが今回も露呈しているように思えます。
せめて学校では、「統計でウソをつく法」が今もこうして悪用されているという事実を、児童・生徒に伝えて頂きたいと、願っています。
*参考までに、ネットにアップされている下記の論説を紹介いたします。
<ダイヤモンド・オンライン>
「五輪『日本大躍進』報道のウソ、日本がメダル量産国になれない理由」
小見出しには下記のようにあります
*「大本営発表」と見まがうばかりの欺瞞あふれる自画自賛報道
*選手個人のがんばりをナショナリズムに利用するな
++++++++++++++++++++++++++++++
今も五輪閉会式の様子を中継中のNHKは「国旗・国歌」を連発しています。
アトランタ五輪の開会式中継では「テレビを御覧の皆さんこれから入場してくる選手団が掲げている旗は、五輪の組織委員会が選手団の旗として承認したもので、五輪会場では国旗としては位置付けられているものではありません」旨の五輪憲章に基づいた説明を明確にしていたことが、今や全く忘れ去られているという事実が、現実に進行しています。
2020年の東京五輪までにこの不正義状況をどれだけ是正できるか?
時あたかも、3月22日午後13:15~東京地裁526号法廷で「五輪では『国旗と国歌が使用せれる』とのIOC憲章違反の記述をした『オリンピック・パラリンピック 学習読本』を都内の全小中高校生に配布した東京都教育委員会の違法行為の責任を問う裁判」(原告団に高嶋も加わっています)の第1回口頭弁論法廷開催が、裁判所から通告されました。
今回の報道界のIOC憲章に違反した報道ぶりからは、裁判への取材はあまり期待できません。
主権者であるわたしたちの力で、スポーツを悪用し続ける動きを止めための裁判です。多くの皆さんの傍聴、支援を願っています。
皆さま 高嶋伸欣です
マスコミの冬季五輪報道に辟易しています。
「日本は長野冬季オリンピックを上回る、史上最多のメダルを獲得!」と繰り返し強調しているけれど、どのキャスター、レポーターも競技種目が最多103種目になっていることを、言い添えようとしていません。
4年前のソチから6種目増加なのですから、そうした分母の違いや派遣選手の数の違いなども勘案した冷静な報道がもっとあっても良いのではないかと思えます。
国会でこれだけ統計の公正な集約や分析の必要性が追及されている最中に、ナショナリズムという感情丸出しの話題であれば、客観性などおかまいなしの報道がまん延し、社会一般もほとんど問題にしないという相変わらずの”国民性”、「感情的民主主義」(中曽根元首相が拉致問題で北朝鮮バッシング一色になった国内状況を示すのに用いた表現)の蔓延ぶりが今回も露呈しているように思えます。
せめて学校では、「統計でウソをつく法」が今もこうして悪用されているという事実を、児童・生徒に伝えて頂きたいと、願っています。
*参考までに、ネットにアップされている下記の論説を紹介いたします。
<ダイヤモンド・オンライン>
「五輪『日本大躍進』報道のウソ、日本がメダル量産国になれない理由」
小見出しには下記のようにあります
*「大本営発表」と見まがうばかりの欺瞞あふれる自画自賛報道
*選手個人のがんばりをナショナリズムに利用するな
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今も五輪閉会式の様子を中継中のNHKは「国旗・国歌」を連発しています。
アトランタ五輪の開会式中継では「テレビを御覧の皆さんこれから入場してくる選手団が掲げている旗は、五輪の組織委員会が選手団の旗として承認したもので、五輪会場では国旗としては位置付けられているものではありません」旨の五輪憲章に基づいた説明を明確にしていたことが、今や全く忘れ去られているという事実が、現実に進行しています。
2020年の東京五輪までにこの不正義状況をどれだけ是正できるか?
時あたかも、3月22日午後13:15~東京地裁526号法廷で「五輪では『国旗と国歌が使用せれる』とのIOC憲章違反の記述をした『オリンピック・パラリンピック 学習読本』を都内の全小中高校生に配布した東京都教育委員会の違法行為の責任を問う裁判」(原告団に高嶋も加わっています)の第1回口頭弁論法廷開催が、裁判所から通告されました。
今回の報道界のIOC憲章に違反した報道ぶりからは、裁判への取材はあまり期待できません。
主権者であるわたしたちの力で、スポーツを悪用し続ける動きを止めための裁判です。多くの皆さんの傍聴、支援を願っています。
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