パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「日の丸・君が代」問題等全国ネットの形成へ<その6>(11)

2015年04月30日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 <転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ML」の渡部です。
 ==================
  【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
 ==================
  東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
 ======================
  弱い者いじめのデマゴギー政治家・橋下徹を倒そう!
 ==================


 本日(4月28日)、都教委は、▲ 入学式での「君が代」不起立で田中聡史さん(石神井特別支援学校)に対し、減給10分の1・1月の処分を出しました。
 田中さんは今回9回目の不起立処分です。(3回目までは戒告処分、4回目から9回目は減給10分の1・1ヶ月)。
 入学式での不起立は田中さんたった1人でした。
 田中さんこそ東京の民主教育の消えかけつつある火を守り抜いていると言えるでしょう。
 戦前、教育科学研究運動で投獄された城戸幡太郎は、「消えかけた火を吹きおこす夜寒かな」と詠んでいます。
 今は私たちが、田中さんを支援し、周りからも火を燃え上がらせる運動を作っていかなければならないと思います。
 「不当処分を撤回しろ」との声を、ぜひ都教委に届けてください。
 ■抗議・要請先 東京都教育庁(=東京都教育委員会)〒163-8001東京都新宿区西新宿2-8-1
 総務部教育情報課(都民の声を聞く担当) :電話 03-5320-6733
                     FAX 03-5388-1726
 人事部職員課服務係(処分を発令する担当) :電話 03-5320-6792

 こちらにも多数ご参加下さい。
 ★ 再発防止研修抗議・該当者支援行動
   *早朝からの行動ですが、ご協力を!
   *報道関係者の取材歓迎。
 5月13日(水)東京都教職員研修センター前
        (JR水道橋東口、地下鉄水道橋 都立工芸高校隣)
  8時20分支援者集合・行動開始
  8時35分弁護団申し入れ
  8時50分該当者(受講者)入場、激励行動
  12時30分頃(予定) 研修終了後、該当者激励行動 
  *呼びかけ:被処分者の会


 また、本年1月東京地裁で減給処分が取り消され、都教委が控訴を断念した原告21名中8名の現職都立高校教員に戒告処分という「再処分」を発令しました。
 被処分者数は延べ474名にとなりました。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 私のメール<その6>(9)(都教委定例会傍聴の「誓約書」の件)について、4月25日千葉の仲間Koさんから、以下のようなメールが届きました。
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
       ▲ すでに「帝国」が完成していますね
 3月に東京演劇アンサンブルの『第三帝国の恐怖と貧困』というブレヒトの芝居を観ました。
 刺激されて、ホロコーストやフランウフルト学派を思い出して復習したり、DVDで『夜と霧』『ハンナアーレント』『スペシャリスト(アイヒマンの裁判ドキュメント)』を観たりして、今日の日本がすでに崖の縁で落ちる寸前のように思えてなりません。
 東京都教育委員会は既に公開の原則を否定しているわけで、このこと自体違法ではないのでしょうか。
 教育委員会の傍聴に「誓約書」を書かせるなど、傍聴の自由を制限する憲法違反でしょう。
 渡部さんたちを特別な市民として、一般の市民と差別し、権利侵害を行っている自覚が彼ら有能なスペシャリストには欠落しています。
 この事案だけでも損害賠償裁判、それどころか憲法裁判を闘うことができるでしょう。
 少し弁護士などに相談しては如何でしょうか?

 最近、さまざまなことを考えるばかりなのですが、今の日本に必要なのは、改めて「日本の民主主義」を問い直すことだと思います。
 そして、民主主義社会だからこそ新たに産み出される「野蛮」を考えなくてはならないと思います。
 (ベンヤミン、アドルノ、ハーバーマスなどあちこちのパクリです。)

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 昨日(4月27日)、「日米防衛協力のための指針」(ガイドライン)について、18年ぶりの改定が合意されました。
 「日米同盟の本質転換」などと言われています。
 それは地球規模の日米軍事同盟にほかなりません。(実質は安倍政権がアメリカの傀儡政権になったも同然)
 日本を含め先進資本主義国の独占資本は国内市場の狭隘化のために、海外への商品と資本の輸出ができなければ延命できなくなっています。
 社会主義陣営が崩壊し、ロシアや中国も資本主義的になれば、世界は再び第一次大戦前のように、地球規模の資源・市場をめぐる争奪が激化するのは不可避です。
 その行き着く先は世界戦争です。

 第一次大戦前には日英同盟があり、日本は英国の側について世界戦争に参加しました。
 あれから100年。今度は日米同盟です。

 ところで、資本主義は独占段階に到達すると、海外への資本投下・勢力圏争奪などが一般化するので「帝国主義」ともいわれます。
 その「帝国主義」の大きな特徴は<内に抑圧、外に侵略>です。
 koさんのメールにあるように、最近の日本は、<すでに「帝国」が完成>しているとも言えるでしょう。
 これと闘うのは容易ではありませんが、最初から「不可能だ」などと言わず、「愚公山を移す」つもりで、力を合わせ、「帝国」を掘り崩しましょう。
 私たちの闘いは長期戦・持久戦です。

*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
 http://homepage3.nifty.com/hinokimi/

コメント    この記事についてブログを書く
« 領土問題記述で教科書会社が... | トップ | 「日の丸・君が代」問題等全... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日の丸・君が代関連ニュース」カテゴリの最新記事