パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「日の丸・君が代」問題等全国ネットの形成へ<その6>(12)

2015年05月01日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 <転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ML」の渡部です。
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  【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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  東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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  弱い者いじめのデマゴギー政治家・橋下徹を倒そう!
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 以下の報告は昨日(4月28日)千葉のT.T.氏から入ってきたものですが、全国にも関係がありますので、紹介します。
 ▲ 千葉でも教科書採択の闘いが始まりました(千葉の方は重複お許し下さい)
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 A高校のYです
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 早速ですが、今年度の教科書選定に先立って、県教委は、先制攻撃をかけてきました。
 今回は、今年度実教の高校日本史A・Bを採択している10校に対しこれをつぶしにかかる作戦です。(校長も同様の認識でした)
 正直いって、大変残念でかつ怒りを覚えます。
 本日、校長によばれました。指導課より校長宛に通知があったとの事です。

 その概要はまず、国旗国歌法・南京大虐殺・太平洋戦争の犠牲者数に関する単元を含む学習指導計画表とこれらの単元の授業をいつ頃実施予定かを記したもの並びに、昨年提出した選定理由についての一連の書類を5/22までに提出せよとの事です。
 その上で、校長は実際に行った授業を参観して報告書(A4枚)を提出せよというものです。
 つまり、担当者も多少面倒ですが、校長はもっと面倒なので、教科書を変えてくれ!と言わせようとする狙いが見え見えです。
 H委員長には、昼間一報を入れておきました。

 本校校長によれば、計画を出して、最終的に該当の単元まで進まなければそれはそれで良いのではないかとも言いました。また、今年度新たに当該教科書を選定する学校はないでしょうからね!とも言いました。
 とりあえず書類を出すのは簡単ですが、その後またどのように出てくるかが問題です。やはり採択ゼロを目指しているとしか思えません。
 どのような対抗措置がとれるのか、英知を絞って、一丸となって立ち向かっていきましょう!
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 私が昨日のメールで、城戸幡太郎の句を紹介したところ、彼についてもっと知りたいという声がありましたので、『城戸幡太郎 教育科学七十年』(北大図書刊行会、1978年10月25日第1刷)から、「六 戦時体制のなかで」の、(4「眠られぬ夜も明けそめる鉄の窓」ー弾圧と獄中生活ー)の部分を、以下何回かに分けて紹介します。
 これは▲ 城戸氏が投獄されてから出獄するまでの記録です。
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 「眠られぬ夜も明けそめる鉄の窓」ー弾圧と獄中生活ー(1)

 昭和16年12月8日、日本は真珠湾攻撃をして、アメリカとの戦争を始めましたが、わたしは、物資などの面からいっても勝ち目はないと思っていました。
 朝日新聞が、いまの『朝日ジャーナル』のような雑誌を出していて、それに何か書けというので、戦争は負けるぞとは書けないので、神武天皇も太陽にむかって戦ったときは負けた、現在の日本も東にむかって戦うのは危険だ、というようなことを書きました。これもあとで、検束されたときに問題とされました。
 わたしが検束されたのは、昭和19年6月13日ですが、それまでに、もう多くの人たちが検束されていました。宮原誠一、依田新、三木安正、菅忠道、松葉重庸などの諸君は、昭和18年の夏頃、検挙されていましたし、平野婦美子さんも学校を昭和17年に退職させられていました。
 6月13日の朝、警視庁の特高課の刑事が5、6人きて、治安維持法違反で検挙するという。わたしは、来るものがきたという感じで、驚きもしなければ、あわてもしなかった。家内もわりに落ち着いていました。
 家内の日誌から
 6月13日(晴)
 朝7時ころ、特高課から、4、5人刑事が来て、家たくそうさくをなし、主人世田谷署に出かける。とうとう来る時が来た。こんな時が来たらどうしようと大変な不安を感じたこともあったが、いざとなるとおどろくほど、頭も冴え、心もひきしまるもの。天地にはじず、何もやましいこともないので、その点不安はない。心配なのは、ただ健康のことのみ。
 わたしは、ここで死ぬかもしれない。それならその覚悟でやらなければならない、と思って、座禅をくんだつもりでいました。わたしといっしょに留岡君も検挙されて、たしか高田馬場署に留置されました。
 このとき、本を大分もっていかれました。マルクス・エンゲルス全集、岩波講座『教育科学』、雑誌『教育』ひとそろい、『教育学辞典』、わたしの書いたものや編集したものはほとんど、それにまったく関係のない『キュリー夫人伝』なども、リヤカーでもっていきました。
 わたしは、これから留置場では、どういう心構えで生活すべきかを考えました。第一に、自分は教育科学研究会と、その運動についての責任者であるという自覚を忘れないこと。そしてその自覚によって、同志に迷惑をかけるようなことは絶対に発言しないこと、それに留置場で自分勝手な見苦しい生活態度をしてはならないし、すべての人間に人間性を見出し、敵対したり、軽蔑したりしないこと、そして自分の健康に注意することであった。(つづく)
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 田中聡史さんへの「不当処分を撤回しろ」との声を、ぜひ都教委に届けてください。
 ■抗議・要請先 東京都教育庁(=東京都教育委員会)〒163-8001東京都新宿区西新宿2-8-1
 総務部教育情報課(都民の声を聞く担当) :電話 03-5320-6733
                     FAX 03-5388-1726
 人事部職員課服務係(処分を発令する担当) :電話 03-5320-6792

 こちらにも多数ご参加下さい。
 ★ 再発防止研修抗議・該当者支援行動
   *早朝からの行動ですが、ご協力を!
   *報道関係者の取材歓迎。
 5月13日(水)東京都教職員研修センター前
        (JR水道橋東口、地下鉄水道橋 都立工芸高校隣)
  8時20分支援者集合・行動開始
  8時35分弁護団申し入れ
  8時50分該当者(受講者)入場、激励行動
  12時30分頃(予定) 研修終了後、該当者激励行動 
  *呼びかけ:被処分者の会


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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
 http://homepage3.nifty.com/hinokimi/

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