パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

アベを倒そう!(43)

2015年12月15日 | 日の丸・君が代関連ニュース
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 本日(12月14日)朝、都立西高校で、<高校生向けビラ>▲ 「民主主義って何だ?これだ!」を、杉並1000人委員会の仲間と二人でまきました。
 今回西高にしたのは、先日この学校の社会科教員が、テレビで高校の「政治教育」のことについて語っていたということを聞いたためです。
 「きっと、生徒たちはビラに興味を示すのではないか、教員たちも生徒たちにビラを読むように進めるのではないか」などと、思って行きました。
 ビラまきをしてしばらくすると、1人の教員がビラを受け取って読み、こちらに対して、次のようなことを言ってきました。
 「うちの学校では政治教育をやっている。政治的中立性に気をつけて。このようなビラをまくということは、うちの学校の政治教育を否定していることになる。まかないでくれ。」
 私たちは驚いて、
 「私たちは何もこの学校の政治教育を否定などしていませんよ。もっと進めてもらいたいと思っていますよ。」
 と言うと、
 「信用していないからこのようなビラをまくのだろう。政治教育は学校の中でやるからビラまきはやめてくれ。」と続けます。
私たちが、
 「憲法でビラまきの権利は認められていますよ。どこの高校でもまいていますよ」
 と言うと、
 「西高ではちゃんとやっているのだからやめてくれ。三年生の生徒たちにとって今は受験が大事なんだ。このようなビラをまくと動揺する。他の時だったたいい。」
 などとも言います。

そこで、私が、
 「この学校にはテレビで『政治教育』のことを話した人もいるんじゃないですか。」
 と聞くと、
 「それは私だ、社会科の教員のSだ。このようなビラをまかれると困る
 と言う。ああナンタルチア。

 こうした私たちのやり取りを、何人かの生徒たちは遠くからみていました。
 しかし、このやり取りでビラまきはかなり制限されてしまいました。

 そうしているうちに、校長が出てきて、
 「敷地に入らないでください。できればビラをまかかないでください。」
 と言って、S教員と一緒に校舎の方に帰って行きました。

 私たちは、その後もビラまきを続け、約90枚まきました。

 西高はどうやら、私のはじめの思惑とは違っていたようです。
 しかし、すべての教員がS先生のようではないと思っています。
 また、ビラを受け取った生徒たちはきっと読んでくれると思います。
 そして、決して動揺などはしないと思います。

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 戸坂潤の論文<教育と啓蒙>より
 (『戸坂潤全集』第四巻、335~342ページ)

 現代の日本に於ては教育家というものは数え切れない程存在している。
 ・・・・
 処が一見教育に関係の深そうな啓蒙活動となると、第一にその観念が世間では一般にハッキリしていないばかりでなく、それが社会に於て占めるべき掛けがえのない位置に就いても、少しも徹底した観念が世間で行われていない。
 断るまでもなく、啓蒙とは教育と同じ観念であり得ない
 啓蒙というカテゴリーに這入らぬ教育や、教育のカテゴリーに這入らぬ啓蒙が大事な点であるのだ。・・・・
 ・・・・・・・・・
 いつの場合もそうであるべきだったのだが、特に今日、啓蒙と呼ばれるべきものは、ただの知識の普及ということであってはならない。
 政治的見識の大衆的普及ということでなくてはならぬのである。
 単にアカデミックな知識を一般の大衆にも分譲するということなら、夫(それ)は何等啓蒙活動ではない。
 啓蒙とは知識なり見解なりをある一定の政治的な意図の下に、大衆に普及することであり、その際その知識なり見解なりは一定の政治的機能を果たす事によっておのずから広義の政治的見識へ編入されるのである。・・・・・
 今日日本に於てなぜ啓蒙活動が必要かと云えば、一切の社会的デマゴギー(民衆の愚昧化を条件として、根本的に虚偽である処の、しかも卑俗には尤(もっと)もらしい処の、固定観念と流行語とを人民に教え込むことだ)、と対抗するためである。
 夫は民衆の真の利益を自覚に齎(もたら)すための一つの不可決の手段のことなのである。
 そして今日一切の社会的デマゴギーは結局に於てファッショ的言論へと統一されて行きつつある。
 ヒトラーは1936年秋ニュルンベルグのナチ大会で、ボルシュヴィズムはユダヤ人のものであるが故に之を打倒せねばならぬと「獅子吼(ししく)」したそうだが、こうしたものが1936年度の世界的デマゴギーの特徴をなすだろう。
 ・・・・我が国の現下の事情に於て、オルガニザチョンやアギタチョンやプロパガンダ等の特に政治的な言論活動形態と平行して、特に必要で又特に現実味のあるものが、啓蒙活動だろうということは、常識的にも承認出来ることではないかと考える。
 ファシズム反対の広範な民衆のフロントが問題になる時、この一応非政治的で純文学的な政治的活動こそ、その処を得て最も有効に活躍し得る時であり、又しなければならぬ時でもあると考えられる。・・・・
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