《被処分者の会通信から》
◆ 4月4日、最高裁要請行動に参加して
普段お任せばかりなので、参加できるときはしなければ!と慣れない場所へ足を運んだ。実のところ、要請行動とはどんなことかあまりわかっていなかった。臆する気持ちもあり、原告でありながら中に入れる一人分も譲りたくなっていた。
要請行動の最初に出された厚さ10センチほどの署名の束が3つにびっくりした。署名用紙がこんな厚さで提出されるのかの新たな発見だった。
3名の方々が訴えを行い、その中でわたしのことだな(退職直前の再処分)、という部分には気づいたが本人がのんびりしていて申し訳なかった。声を出すには勇気が足りなかった。
3名の方々の訴えを聞いて感じたことがある。退職したあと、非常勤で学校という職場にいるとはいえ、だいぶ遠く疎くなっているということである。
署名を現在の職場でできるだけたくさんの方にいただきたいと思い、一人ずつ席を回って依頼した。快く署名していただいた。
中には「毎年のことだからいいですよ」とおっしゃる方がいた。反対でなく署名さえしていただければと思い、あえて否定しなかった。
また、親しくさせていただいている主事さんにもお願いした。全文読んで、「先生たちだけでしょ、これ」と返された。「違いますよ、誰でもいいんですよ」と言ったが、署名していただくことができなかった。
わたしは、「署名をするのは先生たちだけでしょ」という意味ととり、先述のように答えたが、「命令されるのは先生たちだけでしょ、だから、私たちには関係がないんだよね」という意味だったかもしれないと後で思った。ここは主張するべきだったのだろうか。――わたしの頭は、そんなことを考えながら要請行動は進んだ。
裁判所の判事さんたちは、ここまで判決で言っておけば大丈夫だ、とか、まさかそこまで東京都が命令・処分に固執しない、とか考えているのかもしれない、と思った。
「まさか」のことをしてのけているので、「まさか」「そこまで」をたくさん列挙しなければ伝わらないのだ!と感じた。
署名集めから要請行動で痛感したのは、別の考え・環境の方に事実を正確に伝え、さらに空気感を伝えるのは大変だということである。
退職して日常生活を送っているうちに、神経が鈍麻してしまっている自分を感じ、すでにわたしよりも早く退職をし、実に沢山の仕事をしてくださっている方々に改めて感謝と敬意とお任せばかりでの申し訳なさの気持ちがいっぱいになった。
◆ 4月4日、最高裁要請行動に参加して
三次原告・T
普段お任せばかりなので、参加できるときはしなければ!と慣れない場所へ足を運んだ。実のところ、要請行動とはどんなことかあまりわかっていなかった。臆する気持ちもあり、原告でありながら中に入れる一人分も譲りたくなっていた。
要請行動の最初に出された厚さ10センチほどの署名の束が3つにびっくりした。署名用紙がこんな厚さで提出されるのかの新たな発見だった。
3名の方々が訴えを行い、その中でわたしのことだな(退職直前の再処分)、という部分には気づいたが本人がのんびりしていて申し訳なかった。声を出すには勇気が足りなかった。
3名の方々の訴えを聞いて感じたことがある。退職したあと、非常勤で学校という職場にいるとはいえ、だいぶ遠く疎くなっているということである。
署名を現在の職場でできるだけたくさんの方にいただきたいと思い、一人ずつ席を回って依頼した。快く署名していただいた。
中には「毎年のことだからいいですよ」とおっしゃる方がいた。反対でなく署名さえしていただければと思い、あえて否定しなかった。
また、親しくさせていただいている主事さんにもお願いした。全文読んで、「先生たちだけでしょ、これ」と返された。「違いますよ、誰でもいいんですよ」と言ったが、署名していただくことができなかった。
わたしは、「署名をするのは先生たちだけでしょ」という意味ととり、先述のように答えたが、「命令されるのは先生たちだけでしょ、だから、私たちには関係がないんだよね」という意味だったかもしれないと後で思った。ここは主張するべきだったのだろうか。――わたしの頭は、そんなことを考えながら要請行動は進んだ。
裁判所の判事さんたちは、ここまで判決で言っておけば大丈夫だ、とか、まさかそこまで東京都が命令・処分に固執しない、とか考えているのかもしれない、と思った。
「まさか」のことをしてのけているので、「まさか」「そこまで」をたくさん列挙しなければ伝わらないのだ!と感じた。
署名集めから要請行動で痛感したのは、別の考え・環境の方に事実を正確に伝え、さらに空気感を伝えるのは大変だということである。
退職して日常生活を送っているうちに、神経が鈍麻してしまっている自分を感じ、すでにわたしよりも早く退職をし、実に沢山の仕事をしてくださっている方々に改めて感謝と敬意とお任せばかりでの申し訳なさの気持ちがいっぱいになった。
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