<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」・「新芽ML」の渡部です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/06/fe3a89cb4dcf1cb6cb640d09e551199e.jpg)
「9・30再雇用拒否撤回二次訴訟報告集会」 《撮影:平田 泉》
このメールは件名にある「12・19全国集会(大阪にて)」に連帯し、その成功を願って出すシリーズです。
「日の丸・君が代」強制が国家主義教育の<内容>ならば、「業績評価(新勤務評定)」はそのための教員<体制>作りです。
かつて、「勤務評定」は「戦争への一里塚」と言われましたが、現在の「業績評価」はそれをはるかに上回る教員統制(つまりは教育統制)手段であり、まさに国家主義教育貫徹のための大きなテコです。
そうした意味では、「日の丸・君が代」強制が「定着」しつつある現在、「業績評価」は「戦争への半里塚」とも言えるでしょう。
しかし、こうした動きに対し、全国各地の現場教員は危機感を持ち、この間の各地の「日・君」強制反対闘争にもみられるように粘り強い闘いが続けられています。
そして、今回、「新勤務評定反対訴訟」を闘っている大阪の仲間たちが中心となり、上記の「全国集会」を開くことになりました。
現在、「日・君」強制や「業績評価」をめぐる情勢は決して良いとは言えませんが、職場には<大きな疑問・不安・不満・怒り>が充満しています。
「業績評価」が実働化すればするほど、それらはますます高まっていくでしょう。
全国の仲間の連帯した力で、今回の「12・19全国集会」を成功させ、教育や社会を下から動かして行きましょう。
(集会の概要は下の方に紹介しておきます)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本日(9月30日)、東京地裁で、「再雇用拒否撤回第二次訴訟」の第四回口頭弁論があり、弁護士と3人の原告の意見陳述がありました。
以下に、3人の原告の意見陳述から一部抜粋し紹介します。
<Mさん>
・・・多くの人たちは、公立学校の儀式に国旗の「日の丸」を掲げ、国歌を歌うのは当然であると思っているようですが、学校には信仰上の理由も含めて、歌えない、歌いたくないという少数の生徒がいます。こういう生徒も当然歌わなければいけないとすることには、重大な問題があります。・・・
2003年の「10・23通達」以前は、「国旗・国歌法」制定当時の文部大臣の「個人の内心の自由を制限するものではない」という趣旨の国会答弁のせいか、まだ「内心の自由」に対する配慮がありました。・・・
ところが、都教委はこの「配慮」を尊重するどころか、問題をさらに悪化させたのです。
即ち、処分を背景に日の丸・君が代を強制する「10・23通達」で、卒業式・入学式は、完全に日の丸・君が代のための式典となりました。
教職員席は監視と処分を容易にするための指定席として設置されました。・・・
<Oさん>
・・・教育現場では、生徒が自主的に行動し、学び、考える力を育てています。それには教員集団が自由にものを考え、意見を述べ合い、協力し合うことが必要不可欠であります。
それが10・23通達に象徴されるような上意下達の教育では、生徒を育てる教育はできません。
私の場合、「国歌斉唱時の際は起立をして斉唱すること」という職務命令に先立ち、一人校長室に呼ばれ、校長から「卒業式で不起立であると今回は処分される。また3年後の再任用、再雇用の道はなくなる。それでもいいのか?」と脅されました。職員会議で10・23通達は憲法違反だと主張したからでしょうか。
卒業学年の担任である私は、処分をちらつかせた強制、いや脅迫するというやり方に強い怒りを覚えました。
常々私は生徒に対し「罰があるから何かをしないのではなく、賞があるから何かをするのではない。何かをする、しないは、自分で考え行動するものである。」と言っていました。
私が脅されて起立することは、今までの私の教育を全否定するもので、一生後悔すると考え起立できませんでした。
都教委は処分を利用してまで、学校現場を管理強化し破壊しています。
その結果、学校では、卒業式、入学式などの問題だけでなく、意見を述べる職員はほとんどいなくなりました。
多くの職員が「言っても無駄」「時間の無駄」という考えになってしまいました。それは何事も最終的には「職務命令」を出されれば終わりなのだから、という諦めであります。
職員会議は校長の都教委方針の伝達会となってしましました。
職員集団が自分達で考えない、無責任な学校運営になってしましました。
このように児童生徒に向き合っていない教育がエスカレートしていく実態を私は危惧しています。
この裁判が、この悪い教育の流れを断ち切ってくれると信じております。
<Iさん>
・・・卒業式の予行の後、生徒たちから、「君が代の時どうするの」と質問されました。減給処分や嘱託員採用拒否などを考えると、心が揺れていたので、「まだ決心がつかない」と答えました。
ある生徒は、「口パクでいいんだから立っちゃえば」と言ってくれました。
しかし、別の生徒からは、「授業やお説教の時はいろいろ言うんだから、筋を通すべきだよ」と言われました。
授業では、必要なときは行動することの大切さや、生活指導の説諭などでは心に恥じない行いをするようにと言っておきながら、自分が躊躇するのはおかしいのではないかと批判しているように受け取れました。小学校の教員の時に「言葉に責任を持て」と教えられたことが思い出されました。
式場に入ってからも決心がつきませんでした。
前奏が流れるまでは迷って立っていました。
何人もの生徒と目が合いました。
いろいろ思い悩んでいたことが吹っ切れました。
前奏が流れると同時に座りました。
式後教室に戻って最後の挨拶をし、解散しました。
何人もの生徒が集まってきて、「座ったの」と、聞かれました。
「うん、立っていられなかった」と答えました。
日頃は厳しい意見を言う生徒たちも「また、処分されるんだろう。気持ち変わらなかったんだ。筋を通したんだ。」等々心配そうにいろいろ声をかけてくれました。
全身の力が抜けるような、ほっとした気持ちになりました。
翌日、ある先生から、数人の卒業生が「処分されるのがわかっていても、自分の考えを通したんだ。見直した。」と感想を言っていたと聞かされました。
自分の気持ちを大切にして良かったと思いました。・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『これでええんか橋下「教育改革」 あかんやろ!
新勤評を許さない12・19全国集会』
競争また競争の「教育」で、子どもたち自身が幸せになれますか?
未来への希望が見えますか?
子どもの権利は、競争の中にはありません
日時 2010年12月19日(日) 11時30分開場
12時00分 プレ企画開始
13時00分 オープニング企画 13時30分 開会
パネルディスカッション(13:35~14:20)
研究者・弁護士・訴訟団・保護者・卒業生・教職員
各地、各団体・個人からの報告やアピール(14:20~15:40)
集会実行委員会からの行動提起と決議
16時45分 デモ (ありの方向)
場所 大阪市中之島中央公会堂・大ホール(1200人規模)
地下鉄 淀屋橋または北浜駅下車
http://osaka-chuokokaido.jp/access/index.html
協力券 1000円(学生、無職の方は無料)
主催 12・19全国集会実行委員会
連絡先: 新勤評反対訴訟団
〒530-0047 大阪市北区西天満4丁目3-3星光ビル1階
電話/FAX 06-6311-1250
URL:http://www7b.biglobe.ne.jp/.kinpyo-saiban/
Eメール:shinkinpyouhantai@trad.ocn.ne.jp
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<学校に自由を!10・23集会>
(日 時)10月23日18:15~
(場 所) 星陵会館
(主 催) 16団体(10・23通達関連裁判訴訟団)
「10・23通達」からちょうど7年目に開かれます。
「・・・全国の多くの皆さんの賛同と参加を訴えます」
(チラシより)
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http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
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「9・30再雇用拒否撤回二次訴訟報告集会」 《撮影:平田 泉》
このメールは件名にある「12・19全国集会(大阪にて)」に連帯し、その成功を願って出すシリーズです。
「日の丸・君が代」強制が国家主義教育の<内容>ならば、「業績評価(新勤務評定)」はそのための教員<体制>作りです。
かつて、「勤務評定」は「戦争への一里塚」と言われましたが、現在の「業績評価」はそれをはるかに上回る教員統制(つまりは教育統制)手段であり、まさに国家主義教育貫徹のための大きなテコです。
そうした意味では、「日の丸・君が代」強制が「定着」しつつある現在、「業績評価」は「戦争への半里塚」とも言えるでしょう。
しかし、こうした動きに対し、全国各地の現場教員は危機感を持ち、この間の各地の「日・君」強制反対闘争にもみられるように粘り強い闘いが続けられています。
そして、今回、「新勤務評定反対訴訟」を闘っている大阪の仲間たちが中心となり、上記の「全国集会」を開くことになりました。
現在、「日・君」強制や「業績評価」をめぐる情勢は決して良いとは言えませんが、職場には<大きな疑問・不安・不満・怒り>が充満しています。
「業績評価」が実働化すればするほど、それらはますます高まっていくでしょう。
全国の仲間の連帯した力で、今回の「12・19全国集会」を成功させ、教育や社会を下から動かして行きましょう。
(集会の概要は下の方に紹介しておきます)
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本日(9月30日)、東京地裁で、「再雇用拒否撤回第二次訴訟」の第四回口頭弁論があり、弁護士と3人の原告の意見陳述がありました。
以下に、3人の原告の意見陳述から一部抜粋し紹介します。
<Mさん>
・・・多くの人たちは、公立学校の儀式に国旗の「日の丸」を掲げ、国歌を歌うのは当然であると思っているようですが、学校には信仰上の理由も含めて、歌えない、歌いたくないという少数の生徒がいます。こういう生徒も当然歌わなければいけないとすることには、重大な問題があります。・・・
2003年の「10・23通達」以前は、「国旗・国歌法」制定当時の文部大臣の「個人の内心の自由を制限するものではない」という趣旨の国会答弁のせいか、まだ「内心の自由」に対する配慮がありました。・・・
ところが、都教委はこの「配慮」を尊重するどころか、問題をさらに悪化させたのです。
即ち、処分を背景に日の丸・君が代を強制する「10・23通達」で、卒業式・入学式は、完全に日の丸・君が代のための式典となりました。
教職員席は監視と処分を容易にするための指定席として設置されました。・・・
<Oさん>
・・・教育現場では、生徒が自主的に行動し、学び、考える力を育てています。それには教員集団が自由にものを考え、意見を述べ合い、協力し合うことが必要不可欠であります。
それが10・23通達に象徴されるような上意下達の教育では、生徒を育てる教育はできません。
私の場合、「国歌斉唱時の際は起立をして斉唱すること」という職務命令に先立ち、一人校長室に呼ばれ、校長から「卒業式で不起立であると今回は処分される。また3年後の再任用、再雇用の道はなくなる。それでもいいのか?」と脅されました。職員会議で10・23通達は憲法違反だと主張したからでしょうか。
卒業学年の担任である私は、処分をちらつかせた強制、いや脅迫するというやり方に強い怒りを覚えました。
常々私は生徒に対し「罰があるから何かをしないのではなく、賞があるから何かをするのではない。何かをする、しないは、自分で考え行動するものである。」と言っていました。
私が脅されて起立することは、今までの私の教育を全否定するもので、一生後悔すると考え起立できませんでした。
都教委は処分を利用してまで、学校現場を管理強化し破壊しています。
その結果、学校では、卒業式、入学式などの問題だけでなく、意見を述べる職員はほとんどいなくなりました。
多くの職員が「言っても無駄」「時間の無駄」という考えになってしまいました。それは何事も最終的には「職務命令」を出されれば終わりなのだから、という諦めであります。
職員会議は校長の都教委方針の伝達会となってしましました。
職員集団が自分達で考えない、無責任な学校運営になってしましました。
このように児童生徒に向き合っていない教育がエスカレートしていく実態を私は危惧しています。
この裁判が、この悪い教育の流れを断ち切ってくれると信じております。
<Iさん>
・・・卒業式の予行の後、生徒たちから、「君が代の時どうするの」と質問されました。減給処分や嘱託員採用拒否などを考えると、心が揺れていたので、「まだ決心がつかない」と答えました。
ある生徒は、「口パクでいいんだから立っちゃえば」と言ってくれました。
しかし、別の生徒からは、「授業やお説教の時はいろいろ言うんだから、筋を通すべきだよ」と言われました。
授業では、必要なときは行動することの大切さや、生活指導の説諭などでは心に恥じない行いをするようにと言っておきながら、自分が躊躇するのはおかしいのではないかと批判しているように受け取れました。小学校の教員の時に「言葉に責任を持て」と教えられたことが思い出されました。
式場に入ってからも決心がつきませんでした。
前奏が流れるまでは迷って立っていました。
何人もの生徒と目が合いました。
いろいろ思い悩んでいたことが吹っ切れました。
前奏が流れると同時に座りました。
式後教室に戻って最後の挨拶をし、解散しました。
何人もの生徒が集まってきて、「座ったの」と、聞かれました。
「うん、立っていられなかった」と答えました。
日頃は厳しい意見を言う生徒たちも「また、処分されるんだろう。気持ち変わらなかったんだ。筋を通したんだ。」等々心配そうにいろいろ声をかけてくれました。
全身の力が抜けるような、ほっとした気持ちになりました。
翌日、ある先生から、数人の卒業生が「処分されるのがわかっていても、自分の考えを通したんだ。見直した。」と感想を言っていたと聞かされました。
自分の気持ちを大切にして良かったと思いました。・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『これでええんか橋下「教育改革」 あかんやろ!
新勤評を許さない12・19全国集会』
競争また競争の「教育」で、子どもたち自身が幸せになれますか?
未来への希望が見えますか?
子どもの権利は、競争の中にはありません
日時 2010年12月19日(日) 11時30分開場
12時00分 プレ企画開始
13時00分 オープニング企画 13時30分 開会
パネルディスカッション(13:35~14:20)
研究者・弁護士・訴訟団・保護者・卒業生・教職員
各地、各団体・個人からの報告やアピール(14:20~15:40)
集会実行委員会からの行動提起と決議
16時45分 デモ (ありの方向)
場所 大阪市中之島中央公会堂・大ホール(1200人規模)
地下鉄 淀屋橋または北浜駅下車
http://osaka-chuokokaido.jp/access/index.html
協力券 1000円(学生、無職の方は無料)
主催 12・19全国集会実行委員会
連絡先: 新勤評反対訴訟団
〒530-0047 大阪市北区西天満4丁目3-3星光ビル1階
電話/FAX 06-6311-1250
URL:http://www7b.biglobe.ne.jp/.kinpyo-saiban/
Eメール:shinkinpyouhantai@trad.ocn.ne.jp
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<学校に自由を!10・23集会>
(日 時)10月23日18:15~
(場 所) 星陵会館
(主 催) 16団体(10・23通達関連裁判訴訟団)
「10・23通達」からちょうど7年目に開かれます。
「・・・全国の多くの皆さんの賛同と参加を訴えます」
(チラシより)
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http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
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