pianon イルギ

イ・ジョンジェを筆頭に、

韓国男優にハマリ過ぎて睡眠不足の毎日…。

んが、楽し過ぎて止めれんドォ~!

『コースト・ガード』

2005-05-08 | 映画
    

『コースト・ガード』’02  監督:キム・ギドク  主演:チャン・ドンゴン 

昨日観て来た 館内はドンちゃんFANの女性で一杯か?と思ったら
意外にも男性客も多くて、これはギドク作品だからなんでしょうか?

この映画は、ドンゴンが監督に惚れて、低ギャラで出演したってのは有名な話しだけど
兵役経験のないドンちゃんが、映画前、地獄の訓練に参加したってのも話題になってた。
どうもタイトルが『海岸線』でインプットされてるから、『コースト・ガード』ではピンと来ない…


映画の内容はと言うと…
ドンゴン演じるは…南北軍事境界線にて服務するカン上等兵。
「19時以降の侵入者はスパイとみなし、射殺する」ってな看板が、普通にかけてある所が怖い。
捕まえるではなく、殺しますヨ、って書いてあるのヨ
北からの侵入を防いで、韓国の海岸が鉄条網で守られてる事実も改めて知る。

カン上等兵は、異様な程、任務遂行に燃えてるのよネ。
皆がサッカーなんぞで遊んでる最中も、1人草むらで訓練してるのダ。
それはスパイを捕まれれば報奨金や休暇、早期除隊が約束されるからなんだけど、
それよりも彼は、名誉が欲しかったのかも。

ある夜、酔ったカップルがこの区域に入り込み、カン上等兵はスパイと間違え男性を射殺してしまう。
でも、あの暗闇で、動く人影を見ただけでスパイと即座に判断出来るんだろうか
それも何度も銃で撃った上、手榴弾まで投げて、体をバラバラにしちゃうのヨ。
万が一、スパイを逃したりすれば罰せられる上、こんな不名誉な事は彼にはないからでしょうか…。

射殺された男性の家族や、地元民からは非難され、暴力も受けるのに、
海兵隊からは忠実に任務を遂行したって事で表彰をされ、休暇まで貰うのダ。
彼には名誉な事のはずなのに、罪の意識に囚われてか、精神的に苦痛を感じ始める。
帰宅途中、バスの中で子供がオモチャの銃で遊んでるのが癇に障って、オモチャを粉々に壊したり…。
久し振りに会った彼女は、彼を介抱しつつも、異変に気付き…、全てを聞くと驚いて去ってしまう。
そりゃ人殺しをしたわけだから彼女も引いてしまうし、だからこそカン上等兵も苦しんでるわけよネ。
(…ドンちゃんの隣にブラ1枚の女性が寝てるシーンが、私としてはちょっとショックだった~

      

休暇を終え、軍に戻ったカン上等兵は、徐々に精神状態に支障をきたし…除隊させられるのに、
彼はまだ服務中と思い込み、海岸に現れ…遂にはスパイと間違われ、攻撃されたりもする。
その後、軍内で事件が起きていくんだけど…
ココから先は書きまシェ~ン と言うより、最後は…
一緒に見た友達とも「…だよネ?」って確認しあって、自信がない部分があるのダ…


カップルの内、生き残った彼女も、カン上等兵同様、精神のバランスが崩れてしまい、
海軍兵士の誰もが目の前で殺された恋人に見えて、彼らの前に何度も彼女は現れるのヨ。
私は、ドンゴンより、彼女の悲しみの方が辛かったナ~
見た目は少女みたいになってしまったのに、時に気持ちは亡くなった彼の女に戻ったり…、
見てて痛々しかったワ
     

最後にドンゴンが歌うんだけど、これが音程が少しズレてて、そこがまた胸にグサッときた
狂気さを持ちつつも、大きな目が泣いて訴えてるのヨ~。
二枚目なのに、こう言う汚れ役に挑む姿勢が好きダ~
…まぁ、あの髪型は映画の中でだけにしておいて欲しいけど(笑)
      
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