ぴあピアノ教室 in 目白

豊島区目白にある
小さなピアノ教室のページです。
日々の出来事を綴っています。

・・・疑問

2010-01-26 13:43:13 | その他
ちょっと前から…。
いや、ずいぶん前から。
「アンネの日記」を原書で読んでいる。
(ドイツ語を思い出すためにやっているので、
本気で進みが遅い。停滞も多い。)

最近、Mendelssohnを勉強しているので、
彼のことを色々読んでいるのだけれど、
そこにも出てきた「ユダヤ人迫害」。

ユダヤ人に対するひどい仕打ちを、
初めて知ったのは「アンネの日記」から。

そして同じ時代、アンネたち一家と同じように、
潜伏し、隠れた人々がいた。
アンネたちとは違う道、ドイツ人になりすまし、
そうしなければ生きれなかった人のことも、別の本から知った。

「ヒトラーとはどんな人間か…」と
子供の頃、敵対心みたいなものを抱いていたけれど、
情報を見ていくにつけ、
ヒトラーだけが悪かったわけではないのだと分かっていく。

もちろん、ヒトラーのやったことは
絶対に絶対に許されるべきことではないけれど、
ヒトラーはコンプレックスだらけの、小心者だったのだ。
親から愛をもらえなかった、寂しい人だったのだ。

で、なぜ「アンネ」と「Mendelssohn」かというところ。

私は本当に何も知らなくて、
ヒトラーの時代にユダヤ人に対する迫害が起こったのだと思っていた。

でも、それはずっとそれ以前からのことで、
ユダヤ人はずっと迫害され続けていた。

Mendelssohnは1809年生まれ。
彼もずっとユダヤとドイツに悩まされていた人。
でも、彼のおじいちゃん(1729年生まれ)は、
さらにさらにユダヤ人の権利を守ろうと、
色々な努力をしたひとだった。
ユダヤ人解放者として有名なのだそう。

「この時代から?!」
というのが私の率直な感想。驚き。

このおじいちゃんの時代から、
ユダヤ人たちは、上乗せ税みたいなものを取られ、
道を歩けば石を投げられる。
そんなことがあった。

アンネは1900年以降の人だから。
ユダヤ人たちは、一体どれほどの期間、
偏見と屈辱に耐えていたのだろう。


そして私の一番の疑問。

1700年代からユダヤ人に対して、
通行税とかなんやらと、制度として差別されている。
その制度を作った人は誰なのか。
その始まりはなんだったのか。
それを制度として差別するに至った
背景を知りたい。


今頃ですが、このことに関心を抱いています。
コメント
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