えーん

宿題になる曲の、

音を読んでもらっていた。

最近のTちゃんの流行りは

シ　なら、シンデレラ　とか

ミ　なら、ミカン　とか、

音の名前だけを答えればいいのに

その音が付く言葉を探して

それで答える。

…時間がかかる、とも言うけれど

こういう発想、かなり好き。

この日のTちゃん、

ノリノリで答えてくれた。

「シンデレラ！」

「ドラえもん！」

「ラッパ！」

この辺りまではいつも通り。

「ソフィア！」

それ何？と尋ねると

何だったかの登場人物らしい。

「レモン！」

「白いシルクハット！」

ん？

何か長くなっていく日…？

「シミ！」

げ⁉︎

「ソバカス」

いやーん

短いけど（ ;  ; ）

「白髪！」

(Ｔ＿Ｔ)

やーめーてー（笑）

サンタさん

どんなに多くても

ピアノ3冊まで、

ドリル1冊…

と考えているのだけれど。

ワケあって、

身体のまだ小さなSちゃん、

現在使用教材5冊。

そして、色鉛筆。

持ち物、多いね(^◇^;)

これらをリュックサックに入れて

Sちゃん自身が背負って。

さらにこの時期だから、

ガラガラ水筒（氷がたくさん

入っていそうなヤツをそう呼ぶ（笑））

まで肩に掛けている。



教室に入って来て

靴を脱ぎながら、

靴を揃えながら、

Sちゃんは

背中の荷物に振られ

ユラユラ。

リュックサックが大きくて

サンタさんみたい（笑）

でも、

必ずSちゃんは

自分で背負って来る。

そして、

当たり前に背負って帰る。

えらいなぁ。

自分のことは自分で。

しっかりしてる。

…じゃない所もあるのがSちゃんで、

そこがカワイイ。

今日、1冊卒業したので、

来週からは一冊減る。

よしよし。。。

教え込む と 考える

「ここはこうだよ」

と言ってしまう

お手本を見せてしまうのは簡単。

教え込み。

リズムにいたっては、

模範演奏が一番手っ取り早い。

でも。

リズムで言うなら、

コレが分かっていて、

コレが分かっていて、

それらが混ぜこぜになった時

「分かんなーい」

と放り出した子に

「こうだよ」は

勿体無いと思ってしまう。

教え込むのは簡単なんだけれど。

後々のその子のためにならない。

分かっている材料を使って

色々考えを巡らせて

「こうか！」

と思えるものに辿り着く、

その過程を大事にしたい。

やれば出来るという体験。

自分の力で解明したよ、という体験。

その体験そのものを

奪い取ることは避けたい。

弾きにくいところも、

まずはどうやったら弾けるか、

考えを巡らせて

色々やってみて

「できた！」

にたどり着いてほしい。

色々考え巡らせて

それでも上手くいかない時に

「こうしてみたら？」

はアリだと思う。

考えた過程がある分、

なるほど…

も深くなると思うから。

目の前の曲を合格すること

これだけを見るのではなく、

どういう過程を経て合格なのか。

合格だけがエライわけではない、

と、思ってしまうのだ。