ぴあピアノ教室 〜目白、池袋、椎名町

豊島区目白にある街のピアノ教室のブログです。日々の出来事を綴っています。

え?え?え?

2020-09-08 23:32:00 | レッスン
先週、
ピアノをスタートさせたばかりのKちゃん。
今日は教室に来て最初に
「30番まで弾いたよ」と。

え?

先週初めて渡した本。
当然宿題は1番から。
え?30曲も弾いたの?
…という驚きと共に、
まぁあちこち色々あるのかな?
などと邪推しつつレッスン開始。

いや、Kちゃん、ごめん。
ごめんなさい。
本当に本当に
実に丁寧に弾いている。

まだまだ説明し足りないことも
たくさんあったはず。
でも
「分からないことは
お姉ちゃんに教えてもらった」
と、その言葉通り、
初めて使う鍵盤、
初めて使う音符、
初めてのリズム、
全部きちんと理解している。

何よりスゴいのが、
姉Aちゃんから教えてもらったことを、
自分で考え自分でやってみた
跡がきちんとあること。
大抵、上の兄弟やお家の人から教わると
教えすぎることに問題を感じるけれど、
Kちゃんにはそれが無い。

必要なことを簡潔に説明され、
それを自分で考え理解し
弾き進めていた。
姉Aちゃんが弾いて見せて
丸暗記したのではないのは
演奏を聴いてすぐに分かった。

え?え?

しかも8分音符が登場するところも
ちゃーんと弾いている。

Kちゃんのレッスンの後が
姉Aちゃんのレッスン。
真っ先に聞く、

どうやって教えたの?

Aちゃんは当たり前のこと、
とでも言うように
「学校の宿題やってるところに
Kが来て、これなーに?って言うから
これはファでこれはソって
教えただけ」って。

弾いて聴かせたりはしなかったの?

「だって宿題やってたんだもん。
でも、8分音符だけは弾いたよ」と。

ほぼほぼ口頭説明だけ?
え?え?え?
それをKちゃんは
全部理解しちゃったの?

もう驚きでいっぱい。

恐らくKちゃんが満足いくまで
Aちゃんは説明していない。
Aちゃんの話から
残りは自分で考えて考えて
こうかな?
と弾いたのだ。
だから、
考えて弾いた人の音がしていたんだ。

Aちゃん、
あなたは立派に先生だよ。
教え過ぎないように教える。
私が目指す先生です。
Kちゃん、
自分で考えるって
こんな時期から…
ホントすごいよ。

あとからKちゃんに聞かれた。
「30番まで弾いたのすごかった?」って。

はい。
それもう、すごすぎでした。
びっくり仰天でした。
恐るべし姉妹のパワー。
来週への心の準備、
しておかなければ…。

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