ぴあピアノ教室 in 目白

豊島区目白にある街のピアノ教室のブログです。日々の出来事を綴っています。

Con Affetto

2009-07-20 22:47:48 | 演奏
Con Affetto Vol.1が終了しました。

サロンコンサートを開く。
このことが決まってから、本当にあっという間の日々でした。
選曲、コンセプト、会場、…諸々の細かいことまで、
短期間で3人、かなり頻繁に連絡を取り合い、進めました。

3人が久々に顔を合わせたのは、コンサートの10日前。
それまでは専らPCを使用しての会議のみ。
久々に顔を合わせても、旧交を温める暇もなく
演奏の打ち合わせ。リハーサル。

終わった後の打ち上げでは、それはそれは遅くまで
ゆっくり尽きることのない話をし続けました。
大湾久子さん、伊藤愛子さん。
この二人と、いつまでも音楽とともに
関わり合えたら、どんなに幸せだろう。


さて、コンサートですが、
総評を言うと、かなり好評だった様子。

私自身の演奏には、かなりの後悔と落ち込み、
反省点や次なる機会への課題が山積み。。。

それでも、私が考える、私の理想のピアノ演奏を
ほんのちょこっとでも表現し、伝えることができていたのか…、
そのことを感想に仰っていただけて、
かなり励まされました。

私のソロは一番手だったため、
後ろ二人の演奏はしっかり聴けました。

二番手、大湾久子さんの演奏。
ハンガリーに留学経験があって、あちらでたくさんの演奏をしたせい。
乾燥した国で弾いている、そんな音を聴かせてくれました。
どこまでも響いて行く、とても美しい音でした。
Bartokでは、言語からくる独特のリズム感を
軽やかに、彼女らしく演奏。
Lisztでは、細かい音符一つ一つまでしっかりと作り込まれ、
しかし流麗な流れにあふれていて、素晴らしかった。
彼女の演奏には、人を惹きつけてしまう存在感があった。

三番手、伊藤愛子さん。
重厚感のある音を作り出すのが上手な人。
でも、今回は更に、
音が積み重なってできる様々な響きを、
存分にお客様に披露していた。
彼女の音も、一音一音磨き抜かれていて、正直脱帽。
こんなにも音を磨けるなんて!と、圧倒されました。
音楽そのものもまた、
素晴らしい集中力で
体力的にもとても大変な熱情ソナタを
全力で弾きぬいていた。
とても、とっても素晴らしかった!!

そしてお客様。
そもそも小さな会場でしたが、
そこに満席の状態で、お客様がいらしてくださり、
それだけでも、とても幸せでした。
会場全体がとても温かい雰囲気で、
私たちを温かく応援してくださっているのが分かり、
感謝の思いでいっぱい。

思い描いていた温かい雰囲気のコンサート
そのものでした。
いらしてくださった皆様、本当にありがとうございました。


次回のことも話したいけれど、
とにかくまずは、私。
自分をもっともっと磨かなければ!
演奏も精神面も、両方。
そして、もっともっと
私の思う音楽を、表現できる力を
付けなくては…!!


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笑い上戸のひょうきん者。

2009-07-16 10:18:59 | レッスン
結構、いや、かなりの真面目な印象のあったYくん。

私のアバウトさ、嫌いなのかしら…?
と心配しながらレッスンしている時もあったんだけれど。

今日のレッスン中、話をしている時、
とてもとても、些細なとっかかりから
Yくんが笑い出し、止まらなくなった。

そして、真面目さが、見えなくなった。

タガが外れたと言うのか…。

笑い転げているうちに、
ひょうきん者だということに気づいた。

ようやく、家の教室の雰囲気に馴染めたのね、
と、ホッした瞬間だった。

私はきっとおとなしいタイプの
優しいふんわりした先生ではない。
かなり男っぽいのかも知れない。

以前教えていた女の子に
「今日は、先生はスカートだから(珍しいのです)
ゆっくりお話してね」と言われ
おしとやかな先生よろしく、おしとやかに話してみた。
すると、その子が間髪入れずに言った。
「先生、女の子みたいだよ。」って。

女の子ですよ、私は。


ピアノの演奏には、
…もちろん、音楽を演奏する中では
素の自分を隠すのは難しいと思います。

猫を被ったおつきあいでなく、
個人対個人として
ピアノに触れて行きたいと思っています。
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合唱伴奏

2009-07-13 09:22:40 | レッスン
中学生にもなると、
学校内外で合唱コンクールのある学校が多い。

そして、最近の中学校の合唱。
伴奏がやけに難しい。
専門でピアノをやっていこうと
そんな風に練習を積んでいる人ならばいざ知らず
楽しみでピアノを続けている子には
少々?いや、かなり酷。

聞けば、その校内の合唱コンクールが
とてもとてもプレッシャーになり
ピアノをやめてしまう子まで出ているのだとか。
ピアノを習わなければ、弾かなくて済むと考えるのだそう。
クラス別だけでなく、
伴奏者を別に順位づけする学校まである。。。

悲しい。

選曲の段階でも
伴奏者の力量は全く考慮されず
ただみんなが歌いたい曲を、
投票で選ぶのも定番みたい。

泣くのは伴奏者ばかり。

コンクールが好きで出ている子はいいけれど、
楽しみで続けている子に、
有無を言わさず順位づけ。

候補曲からの中から
自分にはこれが合う!と
伴奏者が選ぶ権利をもらうことはできないのだろうか。

夏休み。
受験生であれば、みんな追い込み。
同じ受験生なのに、
受験勉強とは別に
必死な思いでピアノに向かわなければいけない。

なんてこと!!

もちろん、
こんな順位づけイベントが大好きで
このためにピアノを弾きたいと
思う子もいる。
そんな子には、もってこいの場だけれど。

私が言いたいのは、
のんびりピアノと付き合ってきた子。
順位とは関係なくピアノが好きで弾いている子。
時間はかかるけれど、ピアノを楽しみたい子。

そんな子たちに、
合唱コンクールはかなり重い責任と
過度のプレッシャー、負担をかけてしまうこと。
これを避けることはできないのか、ということ。

学校の音楽の先生にお願い。
みんなで、楽しく音楽を!!

ピアノを続けてきた子を
責める状況を作らないで欲しい。



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見えてきた?

2009-07-09 11:29:36 | レッスン
私のところに通い始めて
昨日で4回目のレッスンが終了したSくん。

最初に会った時の印象は…
「ん~。かわいい!!」

もちろん今もかわいい!
に変わりはありませんが。
徐々に、「らしさ」が出てきました。

最初の頃は(と言ってもまだお付き合いは1か月そこそこ)
な~んて素直な男の子なんだろう。。。。
と思っていましたが、
徐々に、元気な面が見えるようになって来ました。

私の制止に押し込められることなく、
あっちが気になり、こっちが気になり
登らないでと注意していた椅子に上り
落ちそうになったり…

「やっぱり男の子だもんね」と
何だかちょっと安心しました。

「らしさ」を大事にしてあげたいので
表面的なお行儀のよさよりも
もっとSくんらしい振る舞いが見たかったから。

Sくんらしいピアノを弾けるようになってもらうこと。
そのためには、「らしさ」が見えないと
レッスンしづらいから。

もちろん、やりたい放題やってください
では、ありません。
レッスンですから。
そこそこ舵は取らせていただきます

これからが楽しみです。
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リハーサル…?

2009-07-06 09:36:34 | その他
7月18日のコンサートに向け、
明日はリハーサルです。

リハーサル。
と言うと
緊張感の中、ピアノを弾く。
集中して弾く。
そんな、ちょっとピリっとしたイメージですが、
それとは全く反対に、
私は、久しぶりに会える仲間との時間を想像して
かなり浮足立っています。

話弾んで、本題忘れないようにしなくちゃ。。。

あ~!!でも、楽しみ。
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道端で…

2009-07-04 22:08:19 | その他
娘とお出かけ。
ただ、ちょっとだけ、予定より遅くなってしまった出発。
お友達と約束をしているので、急ぎたい私。
のんびりな娘。

だんだん見るに見かねて、
「ね~、時間がないんだってば!」
と言っている所へ突如
「先生!」って。

振り向くと、Sくん親子。

「Sが、先生だよ、先生だよって言って教えてくれたんです」って。
お母様より先に、Sくんが私に気づいてくれたんだそう。

…うれしい…。

いや!
確か、声を掛けられる直前の私は
頭からツノが出てたかも!!

どこで、誰から見られているか分かりましぇん。

レッスン以外の私は、
穏やかに微笑んでいたい。
いや、レッスンの時も、
穏やかに微笑んでいたい。
…。
いや、普段もいつもいつも
穏やかに微笑んでいられる人間でありたい。
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集中力

2009-07-03 08:00:59 | レッスン
Yちゃん。

普段、視唱もリズム打ちもあまり好きではありません。
なぜなら、「格好いい曲ではないから」。

でもやっぱり基礎は大事にしたいので
うっすらと、ごまかしごまかしレッスンしています。

最近気づいたこと。

この曲、今日で最後、これが仕上げ。
という雰囲気になったとき。
Yちゃん。歌います。
リズムも正しく、音程正しく、歌います。

Yちゃんは、その曲がきちんと弾けるか
ピアノで音を鳴らす前に
練習しているつもり。

その姿を見て
「う~ん。リズムも正確、音程正確。
いい練習しているなぁ~」
と、心の中で喜ぶ私でした。
やみくもに音を鳴らして練習するより
こっちの練習の方が、Yちゃんには合っているみたい。

そして、最後に演奏。
これがまた、すごい集中力。

ここぞ!という時の集中力。
Yちゃん。ピカイチです。
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庄司 沙耶香さん

2009-07-01 06:14:39 | 演奏
この方の演奏会へ行ったわけではありません。
たまたまテレビで
演奏している姿を見かけただけです。
そして、お話している姿。
練習している姿。

この方も普段の姿は「静」。
でも内に秘めているものは熱い。

こんな人に私は強く惹かれてしまう。

演奏はちょっととっつきにくい
現代曲だったけれど、
なんと言うか、
庄司さんの、凛とした姿。
曲に対するどこまでも真摯な姿。
素敵だった。

機会があったら
ピアノとのデュオを聴いてみたい。
そして、室内楽なんかも。。。

それはそうと、
私は昔からヴァイオリン弾きに好きな人が多い。
ピアニストより、
ずっとヴァイオリン弾きに惹かれる。
なぜでしょう…?
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