仙台市へ伺ったピッコロ劇団員および職員5名は、3日間の日程を終えた後、帰途につくまでの時間をぬって、9月23日・24日にピッコロシアターへ来演される「十二人の怒れる男」の稽古場へお邪魔してきました。
この作品、殺人の疑いをかけられた少年を電気椅子おくりにするか否かを議論する陪審員たちを描いた、緊迫感あふれる法廷もの、有名なサスペンスドラマです。ご存知の方も多いと思います。
仙台市内中央部、とあるビルの2階、SENDAI座さんの稽古場。
ビシっとシャツにネクタイで決めた男たちが長テーブルを囲んで丁丁発止、台詞というこぶしで殴り合うがごとき、目が離せない熱い稽古場であります。


仙台を中心に活躍する俳優たちが一堂に集まっているだけあって、そんなに広くない稽古場の中の迫力と緊張感にはたまらないものがありました。
ピッコロシアターでも、大ホールではなく中ホールで上演していただきます。
お客様には、役者と距離の近い小空間で、迫力の人間ドラマを存分に堪能していただくとともに、東北での演劇創作に客席から温かいご支援をいただければと心から願っています。
劇団部 田窪