昨年に引き続き、ソウル芸術大学から受け入れていた留学生のチョ・セランさんが、2ケ月半の研修を終え帰国しました。
期間中は、ピッコロシアターだけでなく、県立芸術文化センター、伊丹アイホール、宝塚大劇場、国立文楽劇場、大阪能楽堂、天満天神繁昌亭などなど、様々な劇場へも出かけ日本の舞台芸術に触れてもらいました。
元々日本の文化に興味があり、日本の舞台やドラマ、お笑いまで映像で日本語を習得したというセランさん。
東日本大震災の影響で来日が一月遅れたのを取り戻すかのように休日返上で熱心に研修に取り組んでいました。
研修を終え、次の目標にむけて出発したセランさんからメッセージが届きました。ご紹介します。
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ピッコロシアターでの研修で最も印象的だったのは、子どもが参加するプログラムが充実していることでした。
ピッコロ以外の場所へ旅公演するのも新鮮でしたし、子ども達も劇団員の皆さんも、とても楽しそうなのが印象的でした。
子どもへの教育プログラムが確立されているのは県立だからこそ、と思いました。
子どもが気軽に演劇に触れられることが大切だと思います。
ピッコロシアター以外でも色んなジャンルの日本の演劇を観ました。
特に驚いたのは宝塚歌劇でした。
お客さんの年齢の幅が広く、色んな人が楽しめる演劇は韓国には少ないし、何といってもオリジナリティがあると思います。
これからは日本語をもっと勉強し、日本での経験を生かして韓国と日本両国の素晴らしいところを紹介したいです。
文化を通してお互いを理解し、もっと仲良くなれると良いと思います。
それを繋ぐ人になりたいです。
多くの経験ができたことに深く感謝しています。
ありがとうございました。
ソウル芸術大学 チョ・セラン
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(画像は6月に行われた小学生向け劇場体験にスタッフとして体験してもらいました。)
広報☆古川